エアバックステアリング交換 詳細説明

こんにちは アーチビブログです。

今回は、大手ブログサイトに載せてるページに詳細説明を加えてます。

題しまして、「エアバックステアリングの交換方法」です。

車両は「ダイハツ ミラジーノ」です。

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【1】まずは、エアバックのカバーを外す道具の紹介

車両前輪向きを直進状態にして、キーをOFFにします。
その後、バッテリーからマイナス端子を外し10分以上放置します。
(10分以上経過するとSRSエアバックシステムのバックアップ電源が解除されます。)

の解説>
上の銀色のL字型のモノは、ボスに付属されていたトルクスレンチです。
下のドライバー型のモノは、型のトルクスネジ用ヘックスローブビットドライバーです。
星型のサイズは色々あるので、ビット交換が出来るものを購入しておくと便利です。

の解説>
トルクスネジ用のドライバー等を使い、ステアリング裏左右のトルクスネジを緩めます。

の解説>
パットの上部を持ち、引っ張ると外れます。

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【2】ステアリングパットを外す時の注意事項

黄色のコネクターがエアバック用です。まず、これを外します。
バッテリー端子を外してはいますが、静電気等でもエアバックが展開(膨張)する怖れもあるので、身体は出来るだけ正面を避けた位置で慎重に外します。

ステアリング内部、時計で12時の方向にある白いカプラ(ホーン用)を引き抜くとパットの取り外しは完了です。
それから、中央のナットを緩め(ナットは外さないで)ステアリングを手前に引っ張ります。

ナットを緩めた状態で外さない理由は、最初は固くて緩まないので、力を込めて引っ張り突然外れると体に当たり怪我の怖れがあるからです。
ステアリングが緩んでからナット、ステアリングの順に外します。

※ 緩める時のコツ

センターナットを緩める時、ステアリングをLOCKにしないと遊んで緩みません。
でも、LOCK状態にすると、ステアリングは真っ直ぐ方向を向きません。

私は、センターナットを緩める時のみステアリングをLOCKにし、緩んだらLOCKを解除して、再びステアリングセンターを出してから外しました。

 
 

【3】回転する部品の中立位置を狂わさない方法

前輪直進状態で、ステアリングを手前に真っ直ぐ取り外した場合は、コラムシャフト側のスパイラルケーブル(回転部を処理する部品)が中立位置になってます。

※ スパイラルケーブル(ロールコネクタ)とは

ステアリングのエアバックやホーン等の配線で、ステアリングを回しても配線が絡まないようにケース内に平べったいケーブルが巻かれて入っている配線の総称です。ステアリングを回してもエアバックやホーン等を使える様にしているパーツです。

 

スパイラルケーブルは簡単に回転しますので、慎重に作業しながら画像右側の様にテープで仮固定しておきます。画像左側の「」で示しているのはスパイラルケーブルのセンタリングマーク「」「」です。

これで、ボス取り付けの際、中立位置を出す必要が無くなります。

 
 

【4】ステアリングボスの取付とダミーハーネスの接続

ボスカバーを外したボス本体をボスのトップ位置(マークが付いてます)が時計12時の方向に来るよう向きを合わせ、スパイラルケーブル側のキャンセルピンとボスの穴を合わせ確かめながら取り付けます。

その後、ボスの付属品カプラ(ホーン用の白)を差し込み、ギボシ部分をボス本体の穴から通します。

続いて、スパイラルケーブル側のハーネスコネクター(黄色)に、ボス付属のエアバックモジュールダミーハーネスをしっかり接続します。

 

※ エアバックモジュールダミーハーネスとは  

車のコンピューターに「エアバックが着いている」と勘違いさせるフェイク装置です。(笑)

これで、エアバック警告灯は消え、事故の際、助手席のエアバックは作動します。

 
 

【5】絶縁作業とスパイラルケーブルの収納

エアバックモジュールダミーハーネスとハーネスコネクター(黄色)の接続部分をしっかり絶縁します。

尚、ステアリングボス取り付け時のセンターナットは、締め付けトルク3.5kg・mです。

トルク以上で締めると、ボスや車側部品破損の恐れが有ります。(締め付け時もステアリングLOCK状態にします。)

トルクレンチなんて持ってないぜぇ~!
って方、多いと思います。

私も、この頃は持っていなかったので、勘で締めましたが、勘は自己責任大でございます
(笑)

 
エアバックモジュールダミーハーネスをボス本体の外周のみ部に巻きつけ、遊ばないようにビニールテープ等で固定します。

 
この部分はスパイラルケーブル&ボス全体が回転するので、画像の様に、スパイラルケーブルの円周内に納めれば OK!です。
(遊ばないようガッチリと固定します。)

 

【6】ボスカバーの取り付け

ボス本体の周りにある配線コードを挟まないよう注意しながらボスカバーを取り付けます。
ここまでくれば、あとは楽になります。

 
ボスカバーは前後にズラせるので、ステアリングコラムとの隙間をコラムと干渉しない位置に
ズラします。下の画像は横から見たところです。

残りは、昔ながらのステアリング交換作業と同じですね。

ちなみに、取り外したエアバックホイールパットは表面を上に向け、多湿を避けた電気ノイズの影響を受けにくい場所に保管すると良いそうです。

ステアリングを取り付け、ボス側から出したカプラ(ホーン用の白)からのギボシをホーンボタン裏に差し込みます。

 
 

【7】エアバック警告灯の確認

ステアリングをシッカリと装着し、バッテリーのマイナス端子を接続し各部のチェックです。

上画像の右タコメーター内一番右のエアバック警告灯がエンジン始動で下画像のように消える状態を確認します。

しっかり、消えましたのでエアバックモジュールダミーハーネスが機能している事が確認出来ました。

ホーンを鳴らしてみて、鳴ればホーン接続も OK!です
 

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【8】完成です♪

もともと、ジーノは木目調の内装ですし、メーター周りはメッキリングが施してあります。
インパネ、ドア、ステアリング、シフトノブ、ブレーキレバーと続く木目の色合いもバッチリです

このイタルボランテ ドルチェ 3S ウッド(現在は販売終了品)

ジーノに、とっても似合うと思いま♪ 

 
 
「エアバックステアリング交換用ボス」
「TOEI CO LTD」の 
「HKS SPORTS BOSS KIT 品番OD-234ダイハツ用)」 
のアウトレット品で、当時¥5,700で購入しました。

※ 保険でエアバック割引の適用を受けている方は保険会社への告知義務が生じますのでご注意くださいねっ♪

 
 
保険についてですが、保険会社に連絡し相談すると、助手席のエアバックが生きているのであれば問題なしとの事でしたが、随分前の事なので、現在は対応も変わっていると思います。
 

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車両売却時には逆手順で元に戻したのですが、素人作業なので取り付けた頃の事なんて、案外覚えていないものですねぇ

記録していた自分の作業が大変参考になりました♪ 

それではまたっ

 
 
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