カワサキバイクのネオクラシックに角Ｚが登場して欲しい！というお話

オートバイのビッグネームの復刻版と言える「ネオクラッシックモデル」が続々と登場しています。

カワサキで言えば「Z900RS」＆「Z650RS」が大人気です。

オートバイの形として、多くの人がカッコいいと認める普遍的スタイルは私も大好きであり、過去に ゼファー1100 を所有していたのはこのスタイルへの憧れからでもあります。

１．丸Ｚと角Ｚ　どちらが好き？

カワサキのバイクを語る時、丸いタンク系を「丸Ｚ」、角ばったタンク系を「角Ｚ」と大別されることがあります。

下の画像は、私のガレージに飾っている「Z1000 Mk-Ⅱ（角Ｚ）」と、「900 Super Four Z1（丸Ｚ）」の模型です。

でねっ！

私、丸Ｚよりも角Ｚが好みだったりするんです！

ゼファーを購入した時、もしもゼファーに角Ｚスタイルがあったら、私は迷わずそちらを選んでおりました。

角Ｚの子孫と言える「ZRX1200 DAEG（ダエグ）」というモデルも存在したのですが、私が好きな Mk-Ⅱ系の角Ｚスタイルとは少し違うから、それならば丸Ｚ系の方がいいなという理由で ゼファー1100 を選んだんですよね。

２．人気絶版車は何でそんなに高額なの？

ちなみに、Z1000 Mk-Ⅱは、絶版車として庶民では手が出ない価格（なんと500万円 !?）になっていますが、これ、Z1系が約６年間生産されていたのに対して、Mk-Ⅱ系は２年弱しか生産されていないから、圧倒的に玉不足で価格も超高騰中なんですよね。

それでも購入する人がいるから高値が成立するんです！

ちなみに、玩具も高値高騰中です！

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玩具の場合は少々高値でも購入できますが、さすがに数百万円の絶版旧車を買えるほどの資金は私にはありません。

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３．なぜ角Ｚは短命だったの？

では、何故２年弱しか生産されなかったのか？

大人気の 900Z1 の打倒を目指した強力なライバルが次々と登場する中、Z1 からの進化を目指したカワサキの次なる手は、欧州で人気を博した「Z1R」の直線基調カフェレーサースタイルでした。

そして1979年に誕生したのがZ1Rデザインを踏襲した海外仕様「Z1000 MkⅡ」と、国内仕様「Z750 FX」です。

当時、Z400FX に憧れていた私にとって、この大型バイクは憧れ以上の存在でした。

が、しかぁ～し！！

同時期にホンダからとんでもないバイクが登場したんです！

当時、世界中のレースで圧倒的な強さを誇り「無敵艦隊」と呼ばれた耐久レーサー「HONDA RCB」の血統を受け継ぐ４バルブDOHCエンジンを未来的流麗フォルムに搭載した「CB900F＆CB750F」が爆発的にヒットし、そのあおりを受けて角Ｚが売れなかったからモデルチェンジを早めたというのが大きな理由なんでしょうねぇ～！

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４．Ｚ vs ＣＢ

諸元を比較してみるとそんなに大差はなく、カワサキ車はその後も２バルブエンジンで４バルブ勢に負けない性能を発揮していました。

しかし、当時を回想すると、ハイメカニズムのマシンに惹かれるのは仕方なしだと思います。

諸元	Z1000 MkⅡ	CB900F
気筒数	4	4
カム・バルブ駆動方式	2バルブDOHC	4バルブDOHC
排気量	1015cc	901cc
乾燥重量	245kg	232kg
最高出力	93.4ps	95ps
最高出力発生回転数	8000rpm	9000rpm
最大トルク	9.1kgf・m	7.9kgf・m
最大トルク発生回転数	6500rpm	8000rpm

諸元	Z750 FX	CB750F
気筒数	4	4
カム・バルブ駆動方式	2バルブDOHC	4バルブDOHC
排気量	746cc	748cc
乾燥重量	246kg	228kg
最高出力	70ps	68ps
最高出力発生回転数	9000rpm	9000rpm
最大トルク	5.7kgf・m	5.9kgf・m
最大トルク発生回転数	8500rpm	8000rpm