定年直前にやっちまった公務員さんのお話 不法投棄と飲酒運転

こんにちは、気になった車がらみの事件を稀に取り上げるアーチビブログです。

飲酒運転の検挙数は年間で約2万人なのだそうですが、これはおそらく氷山の一角で、バレないで飲酒運転をしているであろう潜在飲酒運転者はその数倍だろうと思われます。

今回は、検問に引っかかった訳でも事故を起こした訳でもないのに飲酒運転がバレてしまった公務員さんのお話です。

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【1】捕まる切っ掛け

大阪府泉佐野市の課長(60歳)が退勤後にやった「愚かな行い」が逮捕の切っ掛けでした。

チューハイの空き缶9個などが入ったごみ袋をドラッグストアの駐車場で車のドアを開けて捨てたという廃棄物処理法違反の現行犯逮捕です。

上記イラストは誇張表現となっております。

【2】マークされていた容疑者

大阪府内のホームセンターから不法投棄について警察に相談があり、これまでにこの容疑者が車内でアルコールとみられる飲料を飲む姿が複数回確認されていました。

他のホームセンターやスーパーの駐車場で同様の不法投棄被害が2023年9月から相次ぎ、2024年2月に付近を警戒していた警察署員がドラッグストアの駐車場で容疑者を現行犯逮捕しました。

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【3】常習飲酒運転

この容疑者は逮捕時に酒のにおいがし、基準値の約4倍のアルコールが検出され、ろれつが回らない状態だったそうです。

仕事や家族のストレスを発散するために飲んだそうで、アルコール度数9%のストロング系酎ハイを仕事前に4本、仕事後に5本飲んだとのこと。

で、空き缶が家族にバレないように大型駐車場に不法投棄していたんですね。

そういえば昨年も和歌山県の40代の職員が、判明しただけで600回も飲酒運転を繰り返していて「家族の前では飲めないから車内で飲んでいた」という事件がありましたが、共通する「家族にバレないように」という理由って「重度のお酒好き」が原因なのかもしれませんね。

尚、飲酒運転600回の記事は下の画像をクリックすると開きます。

【4】酒気帯び運転と酒酔い運転の違い

警察は他の不法投棄事件の関連と「酒気帯び運転」の疑いでも捜査するそうですが、ろれつが回らないほど酔っていたのなら「酒酔い運転」を適用すべきだと思うのは私だけでしょうか。

罰則

酒気帯び運転 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒酔い運転 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

行政処分

酒気帯び運転 呼気1リットル中のアルコール濃度0.15mg以上0.25mg未満 13点 免停90日
呼気1リットル中のアルコール濃度0.25mg以上 25点 免許取り消し欠格期間2年
酒酔い運転 まっすぐ歩けない。受け答えがおかしく酔っている状態 35点 免許取り消し欠格期間3年

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【5】まとめ

被害に遭っていた店舗の従業員さん達は犯人が逮捕されたことで安堵すると同時に、容疑者が課長級の公務員であったことに驚いたのではないでしょうか。

この課長は60歳という年齢なので、あと一月で定年退職を迎える時に逮捕されました。

懲戒免職になるでしょうから退職金は支払われない訳で、悔やんでも悔やみきれない思いはあるでしょうが、多量飲酒での飲酒運転と失礼極まりない不法投棄を繰り返していた愚行を鑑みれば天罰が下って当然というべきだと思います。

仕事と家庭でのストレスを発散するために飲んでいたのなら懲戒免職でストレスが一つ減る訳ですが、今後は仕事がないストレスで飲むのかななんて思う私は少々意地悪ですかね。
(苦笑)

それではまたっ!

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