こんにちは、あーさん(私)と、ちびさん(妻)の、二人合わせてアーチビブログです。
私達が暮らす田舎では6年に一度の大きな祭りの年で、その日は祭り前日準備で慌ただしく過ごしておりました。
コロナ禍の影響で祭り人員の削減など簡素化せざるを得ない状況ですが、田舎の慣習重視の大御所との意見対立があったりしてイライラ状態の時に妻から電話が入りました。
あーさぁ~ん!車ぶつけられちゃった!
わちゃぁ~!クソ忙しい時になんてこったい!
という事態です。
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目次
1.事故の原因
妻が赤信号の先頭で止まっていると、後方に「タウンエース ノア」が止まったそうです。
数秒後「ドンッ」と軽い衝撃があり「ノア」が当たって来たとのこと。
ドライバーは高齢者でブレーキを踏むチカラが緩んだらしく、一度止まってから動き出しての「ドンッ」だったとのこと。
年間に数えるほどしか運転しない妻にしてみれば、何をしたらいいのか見当がつかず、先ずは私に電話したという経緯です。
直ぐに駆けつけてやりたいのは山々なのですが忙しくて手が離せないし距離も遠く、とりあえず電話でのやり取りでした。
2.妻に任せたこと
人身事故には至らない程度の軽い接触で「相手の車は汚いから分からないけど、わが家の車は軽い傷程度」とのこと。
しかし、その場では分からなくても重量物に圧迫されたボディ用の高張力鋼は最初は凹んでいなくても時間をおいて徐々に凹んでくる場合があります。
なので、大丈夫と思っても事故証明は取っておくべきです。
(1)警察への連絡
まずは警察に連絡すること。
警察の到着まで時間があるだろうから、その間に相手の住所・氏名・電話番号を聞き、お互いの連絡先を交換しておくこと。
それと、車に傷があれば写真を撮っておくことを伝えました。
ちなみに、身体に異常がある場合は警察よりも救急車が先になります。
余談ですが、1週間後に凹みが増した経験は、下の画像をクリックしたページの「目次5番」で紹介しております。
興味がありましたら覗いてみてくださいませ。
(2)事故の相手について
相手は県外ナンバーの70代男性で、実家がこちらの県なので頻繁に帰省しているそうで、修理代は全額出すが保険は使わないと言っているとのこと。
それを聞いた私は、「保険を使わないって簡単に言うのは、こちらの心情を逆撫でする場合があるんだよ(後述します)」と、イライラを妻にぶつけてしまいました。
3.板金屋への相談
妻が帰ると早速、懇意にしている板金屋へ相談に行きました。
上記のトナラー被害で高張力鋼の凹みを教えてくれた、腕利きだけどリーズナブル価格にしてくれる心強い友人です。
「傷は3ヵ所」で触ると凹みが分かりますが、私がガン見して見えるのは下画像の2ヵ所程度でした。
写真では分からない程度の軽い凹みですが、警察も凹みを確認してくれたということです。
これね、老眼の高齢者には凹みが見えないケースで、「軽い接触だから大丈夫!」と思わないで、どんなに軽い接触でも警察に立ち会って頂き、加害者にシッカリと確認させることが大事だというシチュエーションです。
後々のもめ事回避のためにも重要です。
修理費用は、凹みを修正してリアハッチ全面を塗装するから、エンブレムも交換するとして5~6万円程度とのことでした。
4.私から加害者へ連絡
大まかな修理費用が分かったので加害者さんへ連絡しました。
妻曰く礼儀正しいお爺さんだったとの事なので、こちらも怒りを抑えての電話です。
(1)優しいあーさん
以降は青色が私、赤色が加害者の言葉です。
「修理費は5~6万円程度とのことです。保険は使われますか?」
「保険屋へ相談後、また連絡します。」
約1時間後に連絡が入りました。
「5~6万円程度の金額で保険を使うと来年以降の保険料が高くつくから実費を払います。請求書は修理業者から直接送って頂く事は可能ですか?」
「可能ですよ。板金屋が忙しくて修理は来月になるので請求書は修理入庫後になります。」
「携帯電話を持っていないので、繋がらない場合は両方の家に電話してみてください。」
「県外の自宅よりも実家の方にいる事が多いから、請求書は実家の方に送るように修理業者に伝えてください。」
(2)怒りモードのあーさん
上記まで平凡なやり取りに感じますが、私ね、少々カチンッ!ときたんです。
「あなたね、うちの大切にしている車を傷つけたんですよ! あっちの家もこっちの家も私には関係ないんです。請求書はあなたが受け取りに来る気持ちはないんですか?」
「申し訳ありません。ごもっともでございます。ただね、私、そちらの地域に詳しくないんですよ。」
「私の方こそあなたの地域に興味はありません。あなたの実家からだと隣町程度の短い距離ですよ。自ら交渉するのならこちらに出向くべきではないですか?」
「先ほどから自分優先で語られてますが、全く落ち度がないこちらに対して少々礼儀を欠いていませんか?」
「仰る通りです。請求書が出来たら受け取りに伺います。」
「免許返納を考える年齢の様ですが、被害者を増やさぬよう今後は気を引き締めて運転してくださいね。それでは入庫後に連絡させて頂きます。」
ということで、電話を切りました。
5.保険を使わない危険性
目次2(2)で述べた「事故直後に保険を使わない旨を伝えるのは被害者の心情を逆撫でする場合がある。」の説明をしておきます。
(1)修理についての被害者の心情
今回の被害車両は、わが家の車(3台)の中で一番古い「ホンダ N-BOX」です。
だから、板金修理で済ませる事にしました。
しかし、もう一台の新車の方だったらどうでしょう?
心情としては新車に換えて欲しいくらいですがそうはいかないのが現実です。
でも、購入間もない車を板金修理でごまかすのは嫌だからリヤハッチを丸ごと交換というのが最低条件になりますし、軽い接触だから復元しているバンパーも交換して欲しいです。
本音を言えば、古い車両でもそうして頂きたいくらいですからね。
最初から「修理費は安いだろうから保険は使わない」という発言をされると、車好きとしては洒落にならないんです。
(2)自分で交渉するリスク
以上の様な事を含めて保険屋さんは交渉してくれるわけで、保険を使わない場合は自らが交渉することになります。
① 車に無頓着な方は慎重に
私が自分で交渉するのなら、直ちに菓子折り下げてご家族へお詫びに伺います。
今回の加害者の車は古くて長い間洗車されていないであろう状態で、警察も「汚い車両だから傷ついたとしても分からないね。」と言っていたそうで、つまり、車に無頓着な方と推察できます。
そういう人が車好きの心情を分かる筈はなく、軽々しい口調は避けて慎重に言葉を選ぶべきですよね。
② 被害者が悪人だったら
もしも私が腹黒い人間だったら、数十万円の請求をするかもしれないし、妻の身体に不具合が出たと言うかもしれません。
実際、むち打ち症というのは事故直後ではなく時間をおいてから発症しますし、人身事故扱いになった場合、高齢者は免許の返納についても問われることになります。
そういうリスクを避けるために修理業者に直接請求書を送らせるのは正しいのですが、自ら交渉する場合は一筋縄ではいかないケースがあるんです。
今回、善人の私でもへそを曲げましたからね。
③ 同情ばかりが優しさではない
そういうのが保険を使わないリスクであり、交渉下手だと数十万円の請求をされても逆らえない場合があるんです。
結果として「今回の被害者は良い人で良かったね!」となりますが、今回の高齢加害者には目次4(2)のような自分の立場を理解させる一喝は必要であり、優しい対応ばかりが良いわけではないと感じた次第であります。
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6.まとめ
冒頭の挿絵を描いてから妻に見せると、「もっと古いタイプのノアだったよ」とのことでた。
面倒だから描き直しませんが、⇩このタイプですね。
確かに、⇧これならばバンパーに押された傷跡が一致します。
それにしても、アスファルトピッチ取り作業をやったばかりの事故ですからねぇ~!
目次3番の凹み画像は、前日の雨中走行後なんですが雨後の汚れも目立たないほどピカピカにしてるから相手のお爺ちゃんは新車だと思ったかも?
後日、新車だと思われていたことが判明します。(笑)
でもね8年目の車両なので、少々気になるサビが浮いた様な箇所もあります。
だからついでにそちらも修理して頂いて、車両も気持ちもリフレッシュしたいと思います。
禍を転じて福となす!でございます☆
もちろん、気になる箇所の支払いは自分持ちでね!(笑)
それではまたっ!
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