こんにちは、アーチビブログの あーさん です。
125ccクラスバイクのオイル交換って、オイルの量が少ないのでバイク屋に依頼した方が安上がりな場合もありますが、量が少ないという事は、他のバイク用で余ったオイルを流用するのも良い方法ですよね。
という訳で、トリシティオイル交換のDIY作業手順を紹介します。
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目次
1、準備するもの
〇 エンジンオイル(SAE 10W-40)
〇 計量カップ
〇 オイルジョッキ
〇 オイルドレンワッシャー
〇 廃オイル処理箱
〇 12mmのボックスレンチまたはメガネレンチ
〇 ゴム手袋
〇 ウエス(ウエットティッシュも重宝します。)
〇 出来ればトルクレンチ
〇 有ればパーツクリーナー
(1)オイルについて
メーカー指定のオイルは「ヤマハルーブ プレミアムシンセティック SAE 10W-40」です。
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SAEとは粘度の規格です。
10Wの「W」とは、Winter(冬場)の頭文字を取ったもので、寒冷時のオイルの粘りを表しています。この数字が小さければ小さいほど、低温時にサラサラした「粘度の低いオイル」となります。
「40」という数字は、夏場の高温時の粘りを表す数字で、この数字が大きければ大きいほど高温時での粘りが強い「粘度の高いオイル」となります。
※ 夏に粘度の高いオイルを入れていた場合、冬になるとエンジン始動時にエンジンが重く回る感覚を感じる場合は、粘度の低いオイルへの交換をお薦めします。
私の場合は、Kawasaki純正オイルが余っていたのでそれを使いました。
オイルの粘土はヤマハメーカー指定と同じなので問題はありません。
オイルジョッキに目盛りはありますが、小排気量車の場合は、入れる量が少ないので計量カップは準備しておいた方がいいと思います。
(2)オイルドレンワッシャー
デイトナ製のドレンワッシャー(M12)を使ってみました。
厚みは約1.7mm。表面にアンティスティックコーティングを施した高級ドレンガスケットで四輪メーカーなどで多く採用されている。
との事ですが、「アンティスティック?」ってなんでしょう?つまり、アルミを高級な素材で挟んであるワッシャーという事だと思います。(笑)
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(3)廃オイル処理箱
廃オイルの量が1リットル足らずなので、新聞などに浸み込ませて捨てる家庭用廃油の処理方法でも行けるかもしれませんが(自治体の廃油回収方法をご確認ください)、オイル処理箱の方が安全で安心であります。
トリシティの地上から車体底部(オイルパン)までのクリアランスは約180mmなので、2.5ℓ用ならばどこの商品を選んでも問題なく使えると思います。
AZオイルパック2.5ℓのサイズは、W(幅)210mm × D(奥行)180mm × H(高さ)113mm です。
サイズ&価格はどれも同じ程度だと思います。
エーモン 廃油の処理箱2.5ℓ W175mm × D205mm × H109mm
AP オイル処理ボックス2.5ℓ W215mm × D190mm × H100mm
2、オイル量の点検
平坦な場所でエンジンを2~3分間アイドリング運転します。
(車体を垂直にしたいのでサイドスタンドはNGです。)
オイルレベルゲージの位置は車体右側、下の画像のところです。
3、オイル抜き作業
それでは、オイル交換作業に入ります。
メインスタンドを立て、エンジンを2~3分間アイドリング運転し(オイル量点検作業後なら必要ないです)、オイルを暖めてサラサラにした後、エンジンを停止します。
余談ですが、わが家のトリシティはセルの回りが弱くバッテリーが弱っているようでした。
オイルを抜くドレンボルトの位置は車体左側のセンタースタンド後方です。
そのままボックスレンチで外せばオッケイですが、手で外す場合は、熱いオイルで火傷の恐れがあるのでゴム手袋などをして作業をするべきですね。
それにしても、エーモンの使い捨てオイルジョウゴは良い仕事をしてくれました。(笑)
紙製なので、使用後は廃油処理箱に入れたままで処分出来ます。
(1)ついでの作業 バッテリー充電
ここまで作業を終えたら、急用が出来まして、オイルを抜く時間は長い方がいいのでそのままにし、ついでにバッテリーの充電準備をしてから用事を済ませに出掛ける事にしました。
(2)ついでの作業 オイルストレーナー点検
1時間ほど出掛けていたのでオイルは抜けきった感じです。
下画像真ん中の黒い部分が古いオイルとオイルストレーナーの網を通り抜けたゴミなので掃除します。
わかりづらいですかね?
ゴムの準備はしていなかったので良かったです。
4、オイル注入作業
ドレンワッシャーですが、下の画像の左端がドレンボルト。
中央は前回のオイル交換時にバイク屋さんが装着していたワッシャー。
右端が今回使用したデイトナ製品です。
デイトナのワッシャーは中央のワッシャーのようにボルト径にピッタリサイズではなく、少し穴が大きくて潰れて締まる感じではないのですが、要はオイルが漏れないように締まればいいわけで、私は悪くないと思います。
12mmサイズのオイルドレンボルトの締め付けトルクは20N/m(2.0394kgf/m)程度でいいと思います。
12mmサイズは、男性がチカラいっぱい締めるとボルトネジ山を痛める可能性があります。
ドレンワッシャーがふさいでくれるので軽く「グッ!」っとチカラを入れる程度かな?
おしぃ!ってか締めすぎ!
なので、「絶対にトルクレンチを使うべき。」とは言いませんが、自分での作業は自己責任ですので、あった方が便利である事は間違いありません。
「トリシティ125」の定期交換時のオイル量は「0.8ℓ」です。
オイルを計量カップで量ってオイルジョッキに入れ、オイルレベルゲージの注入口からゆっくりと注入します。
ふたが無いと、埃だけでなく、虫等も入ってしまう事があるのでお薦めできません。
5、メーター内「OIL CHANGE」表示のリセット
エンジンオイルの交換時期を知らせる表示なので、使わないにしても、せっかくならリセットした方がいいですよね。
実は私も見ない派です!(笑)
エンジンオイルトリップメーターを表示させてから、[RESET] ボタンを1秒押して[OIL CHANGE] を点滅させ、更に、[RESET] ボタンを3秒押すと[OIL CHANGE] 表示がリセットされます。
6、最終チェック
確認しない派の私です!(爆)
7、二輪用オイルと四輪用オイルの違いについて
CVT変速機のトリシティのようなスクーターは四輪用のオイルと併用しても問題ありませんが、二輪のMT車の場合は、エンジンオイルとミッションや湿式クラッチのオイルを併用している車両がほとんどなので二輪用オイルを入れなければ故障の原因になります。
8、余談
オイル交換は意外に難しくない作業でございます。
暇を見つけてDIY交換はありだと思います。
それではまたっ♪
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コメント
オイルストレーナーの存在を知りませんでした!
ずっとトリシティ用のオイルフィルター検索してました(笑)
とても勉強になりました!
ありがとうございます(っ’ヮ’c)
さぼるさん、コメントをありがとうございます♪
d(⌒o⌒)b♪~♪
私も詳しくはないのですが、50c~125ccクラスはオイルフィルターレスのモデルが多いようですね。
フィルターが無いモデルはオイル交換サイクルが早めに設定されていて、トリシティのオイル交換時期のメーカー指定は4000km走行ごと、または1年ごとですよね。
でも、私は1年間に4000kmも走らないから毎度1000km未満で交換しちゃってます!(笑)
トリシティの整備で画像つきで参考にさせていただいてます。
他サイトだと参考になるものの片手落ちな内容も多いのですがネジのサイズとか構成がとても良くわかりやすくまとまっていて助かります。
バイク屋にドレンボルト外しに手こずり、エンジンを下ろすので5-6万かかるとか脅し口上(?)を言われていたので参考になりました。ありがとうございます。m(__)m
ASH5769764様 初めまして
ドレンボルト外しに手こずるようなバイク屋にエンジンを下ろす技量があるとは思えないですよね!
そのバイク屋が組んだ車両に乗るには決死の覚悟が必要だと思っちゃいました!(苦笑)
そういう体験談を聞かせて頂けるとブログを続ける励みになります。
嬉しいコメントと貴重な体験談をありがとうございましたっ♪