親が残した負の遺産をどうする?というお話

こんにちは、田舎暮らしのアーチビブログです。

お彼岸なのでお墓の掃除に行って来ました。

10年前に父親が他界した時に建立したお墓ですが、わが家の生活環境がこの10年で大きく変わり、ここ数年は墓じまいを考えるようになってしまいました。

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親が残した負の遺産?という現実

親が残した負の遺産と言っても大きな借金などの金銭的なマイナス財産があった訳ではないのですが、かなりのマイナス不動産があるんですよね。

昔、店舗兼用で住んでいた現在空き家の建物があり、これが老朽化して街の景観的にも解体を考えねばならず、されど、現在の解体費用は簡単に捻出できる金額ではないんです。

家の解体に必要な費用計算

私が暮らす田舎での解体費用の坪単価は万円あたり(家財道具等が残っている場合)が相場と言われています。

例えばですが、一軒家二階建て(階が120平方メートル、階が80平方メート)で計算してみます。

坪は3.30579m² です。

階の坪数は 120m² ÷ 3.30579m² = 約36坪
階の坪数は  80m² ÷ 3.30579m² =  約24坪

総建坪は 36坪+24坪=60坪 なので、解体費用は 60坪×5万円=300万円 という計算になります。

そして、わが家には解体が必要な物件が複数あるんです!(爆汗)

解体用重機やダンプが入るスペースがあれば単価は下がるのですが、わが家の物件は道路が狭く家が密集している地域なので値引き要素がないんですよね。

親には悪いけれど負の遺産だと思います。

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墓じまいを考える現実

父が亡くなる前の両親の希望でお墓を建てはしましたが、その後、母がお墓の管理(墓掃除やお寺との付き合い)に全く関心がないことが分かりました。

そして、長男が結婚して遠い県外暮らしとなり、今後お墓の管理ができなくなる可能性を考えると墓じまいをすべきと思うようになりました。

こんなことなら、お墓の費用を空き家の解体に使えばよかったよぉ~!

と今になって思っても、10年前は長男も独身だった訳で、流石に息子の恋愛の未来は読めなかったから仕方ないです。(苦笑)

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自由を取るかしがらみを取るか

自分の気の向くまま自由に生活できればそれに越したことはないのですが、人間関係とか社会的な制約や責任など、生きて行く上での「しがらみ」からは逃れられないことが多いです。

家庭を顧みず自由気ままな人生を送ってきた友人もいるのですが(下の画像をクリックしたページ参照)、彼の生き方を羨ましくは思えませんからね。

まとめ

不要な物を断ち切り、物への執着心をなくし、身軽で快適な人生を手に入れる「断捨離」という考え方が世間に浸透して何年にもなりますが、断捨離したくても資金がなければできない不動産という現実もあるというお話でした。

ただ、誰にも見向きもされない超ド田舎ではないから、なるべく出費を抑える方向で考える余地が無い事は無いというのがせめてもの救いですかね

それではまたっ!

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