こんにちは、田舎に暮らすバイク乗りの あーさん です。
非常に暑かった夏が終わったと思えば異常に寒い秋になり、オートバイに適した期間が短くなりそうです。
夏バテと腰痛に悩まされていた私はバイクに乗れない日々が続いていたのですが、乗っていなくてもオイルは劣化するので交換サイクルがやって来ます。
で、オイル交換の準備はしたのですが「今交換するのは勿体ないのでは?」という悩みが生じてしまいました。

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目次
近年は伸びているオイル交換サイクルの目安
バイクのエンジンオイル交換サイクルは、一般的には走行距離3,000km~5,000km、もしくは半年に1回の交換が推奨されています。
2,000km~3,000km、もしくは3ヵ月~6ヵ月という説もあります!
しかし、エンジンの工作精度が上がった現在では、交換サイクルが伸びているのも事実で、私のバイク(Kawasaki Ninja1000 2018年モデル)の場合「6,000km毎、または1年毎」がメーカー推奨のサイクルです。
エンジンオイルは乗らなくても劣化するの?
エンジンオイルは乗っている時よりも、むしろ乗っていない時の方が酸化や乳化などの劣化が早まると言われています。
エンジンオイルの酸化とは
エンジン内部は完全に密閉されている訳ではないので、空気中の酸素に触れて徐々に酸化し、酸化が進むとオイルの粘度が下がり油膜切れを起こしてエンジンが損傷する原因になります。
酸化は色や触感で確認できます。
オイルの透明感がなくなり黒色や濁った焦げ茶色になっていたり、粘り気がなくサラサラになっている場合は酸化が進んでいる可能性が高いです。
ちなみに、何年も放置していると逆にドロドロになって潤滑不良を起こすこともあります!
エンジンオイルの乳化とは
外気温とエンジン内部の温度の違いによる結露(特に冬場)によりオイルに水分が混ざり白く濁る現象が乳化です。
また、短距離走行の繰り返しもエンジンが暖まらず水分が蒸発しないので乳化が発生しやすいと言われています。
白濁化するから見た目で判断できます!
交換サイクルを守らない私
ギア付きバイクのほとんどはエンジンオイルとミッションオイルを共用潤滑しているので、私の場合は前述した距離や期間は関係なく、シフトフィールが悪くなった時(ミッションの入りが渋くなったと感じた時)を交換の目安にしています。
しかし、距離や期間は関係ないと言いつつも、半年から1年が経過するとシフトフィールも変わる訳で、結局は推奨時期に交換していたのですが、今回は約1年7ヶ月の間オイル交換をしていないにも拘わらずシフトフィールが悪くないんです。
何故なのか?を考えると、100%化学合成オイルのお陰である!と言えます。
私の使用環境では不必要な高性能オイルですが使ってみたかったんです!
製造方法によるエンジンオイルの違い
エンジンオイルはベースとなる基油の製造方法によって、鉱物油、100%化学合成油、部分合成油に分類されます。
鉱物油とは
鉱物油は原油を精製したもので安価だけれど熱に弱く劣化しやすいのが特徴です。
100%科学合成油とは
100%化学合成油は文字通り化学合成によって作られるオイルです。
不純物が少なくて分子構造が整っているため、高温でも粘度が変化しにくく油膜を安定して保ち劣化しにくいという特徴があります。
製造コストが高いためどうしても高額になるのがネックです。
部分合成油とは
部分合成油は上記の二つを合わせたもので、価格と性能のバランスが良いオイルです。
ちなみに私の場合、通常は部分合成油を使っています!
エンジンオイルの違いで変わる交換サイクル
以上を踏まえると、一般的に推奨されている交換サイクルは鉱物油を対象とした場合であり、100%化学合成油の場合は鉱物油の2~3倍の長期サイクルも可能(部分合成油は両者の中間)ということになります。
私の場合、無交換の1年7ヶ月を放置していた訳ではなく定期的に乗っているのですが(約1,000km弱)、これだけ走行距離が少ないとバイクが勿体ないですね。
猫に小判ならぬ、あーさんにバイク!
妻にそれを言われると辛い!
ちなみに、通常のエンジンオイルは琥珀色ですが、Kawasaki の化学合成油はメーカーイメージカラーのグリーンで下の画像が現在のオイルの色です。

全く乳化していない透明なグリーンですが、定期的に交換していた身にしてみれば長期間無交換というのは何となく不安でもあるから悩むんですよね。
100%科学合成油はむしろ安価?
オイルのネット価格について。
Kawasaki 純正オイルで言えば、部分合成油の「R4」(10W-40)が、4リットルで約6,500円です。
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トータルでは冴速の方が安いじゃん!旧車などには不向きな化学合成油
まとめ





