こんにちは、アーチビブログの あーさん です。
バイクに乗るには寒すぎる季節がやってまいりました。
私の場合は冬季だから乗らないというわけではなく、例えば、雨が降って路面上に残った凍結防止剤が洗い流された後に快晴になった日は、寒さで震えて奥歯がガチガチと噛み合わない状態でも乗る事があります。
で、以前と違って思うのが、真冬でもエンジン一発始動のインジェクション車の有り難さ(面倒のなさ)なんですよねぇ~♪
キャブレターもインジェクションも燃料噴射装置に変わりはないのですが、キャブレター車は寒い季節や湿気が多い季節はグズッたりするんですよね。
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1.キャブレター車
内燃機関(エンジン)って、燃料と空気を混ぜた霧状の混合気がシリンダー内で爆発する事でピストンの上下動が発生し、その上下運動をクランクを介して回転運動へ変えるシステムですよね。
セルモーターやキックスタートによってクランクを回転させることで連動してピストンを動かし、ピストンが下がった時の負圧により混合気をキャブレターから吸い取る方式なので、キャブレター側が混合気を噴き出すのではなく、エンジン側がキャブレターを介して混合気を吸い取るという感じですね。
キャブレターの内部は霧吹きのような構造で、構成部品に電気部品はなく、チョークによって混合気の量を調整しつつ始動するので、特に冬場などは燃料調整が上手くいかないことがあるんですよね。
だからと言ってキャブレターはダメか?と言えば決してそうではなく、上手く調整されたキャブや高性能キャブにはインジェクションでは出せない味があると思います。
実際、私が所有していた ゼファー1100 のエンジンがグズったことはありません。
逆に、一度グズると機嫌を直すのに時間がかかったのは GSX250FX です。
カワサキからのOEM車なので「バリオスⅡ」と同型車です。
1週間に1度程度乗っていればずっと調子が良いんですが、2か月ほど放置後のエンジン始動は上手く行かないこともあり、祈りながらの始動でした。
これはね、ゼファー1100の圧縮比が[ 8.7:1 ]に対して、[ 12.2:1 ]ですからね。
19000rpmまで許容した高性能車「ZXR250」の流れをくむエンジン故の神経質さがあったのだと思います。
始動に失敗したら、エアフィルターを掃除したり、プラグを掃除すると始動できるのですが、入り組んだ箇所のプラグ4本の抜き差しだけでも手間ですからね。
そういう時だけは「単気筒が欲しいな!」と思うのですが、ひとたび走り始めると、高回転型エンジンにも拘らず低速からトルク感があり、淀みなく回りきる爽快な250cc4気筒でしたので、最新型インジェクション仕様250cc4気筒「ZX-25R」は超魅力的ですよね。
そう言いながら、大型バイクに乗りましょう!とプッシュしているページへは下の画像をクリックすると移動します。
よろしければ覗いてみてくださいね。
2.インジェクション車
フューエルインジェクション(Fuel Injection)のことで、「FI」とも呼ばれています。
コンピュータによって燃料噴射を制御するので季節や気圧に関係なく、安定した混合気が供給され手間いらずでもありますし、最適な気化コントロールが可能なので排気ガスも非常にクリーンです。
デメリットとしては、電気が必要なのでバッテリーが上がった状態では始動は出来ませんし、その際は押し掛けなどのチカラ技も出来ません。故障した時にまず自分では修理不可であり、費用も高額な可能性がありますが、余程酷い扱いでもしない限り故障は少ないと思います。
キャブ車時代は、グズる事を避けたいので、乗らない日々が続いても1~2週間に1度はエンジン始動をしておりましたが、現在のインジェクション車2台は、バッテリー管理だけに気を配り、エンジン始動は乗る時だけという事が多いです。
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興味がありましたら覗いてみてくださいませ。
現在所有している125ccスクーターの トリシティ は単気筒エンジンのトコトコと回る楽しさがあり。
ニンジャにはリッター4気筒の重厚サウンドや、疲れないポジションでどこまでも疾走って行けるツアラーとしての素晴らしさがあります。
バイクを操る楽しさを考えれば、キャブとインジェクションに優劣はないですよね。
3.あなたはどちらを選びますか?
以前、バイク屋の店員さんがキャブ車とインジェクション車の違いについて「キャブ車は、アクセルを開けた時に、ズボボボボボー!と加速して行くのに対して、インジェクション車はドーン!と加速して行く。」と仰ってましたが、分かるような分からないような表現ですよね。(笑)
要は、アクセル操作に対するツキの事で、アクセルをガバッっと開けた時に、供給が追い付くのが遅れる機械式のキャブと、瞬時に供給が追い付くインジェクションの違いを表現したんだと思います。キャブの調整具合にもよるのですが、概ねそうなのかもしれません。
キャブ車は運転フィーリングが良いとか、味があるなんて言われますが、私も、キャブ車のフィーリングは好きなんですよね。
バイクって趣味性が高い乗り物だから、いつの時代の車両も味があって素敵なんですよね。
ということは、旧車であろうが新型車であろうが、キャブであろうがインジェクションであろうが、自分の好みとライフスタイルに合わせれば良いという事になりますね。
合わせて読みたい「空冷エンジンと水冷エンジン どちらが好き?」のページもありますので、よろしければ覗いてみてくださいね。
私は、もし宝くじが当たったら、旧車も新型車も空冷エンジン車も水冷エンジン車も所有したいです!
わがまま?
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