野球帽を被ってバイクを運転する新聞配達のカブ爺さんのお話

こんにちは、アーチビブログです。

以前、夜明け前の時間帯に友人宅で火災が発生し家も車も全焼した事件がありました。

友人家族に怪我は無く、数ヶ月後には新築され車も新車になったので、傷心が癒えた今なら、火事現場での警察とバイク爺さんの押し問答を笑い話として報告できます。

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火事とカブ爺さん

火事現場では、消防車数台と消防ポンプ4~5台の消防ホースが周辺道路を塞いでおり、そこへ通りかかった新聞配達のバイク(70歳前後の爺様)が右往左往しておりました。

バイクは「HONDA Super Cub(スーパー カブ)」だったので、以後はカブ爺さんと呼称します。

見かねた消防団員がホースブリッジを渡してバイクを通そうとしていたところ、「ちょっと待って!」と、お巡りさんがやって来ました。

<ホースブリッジとは>
消防ホースなどが通行車両の車輪で潰されないように保護するカバーです。

ホースブリッジの広告です>

警察官とカブ爺さんの押し問答

以下、お巡りさんとカブ爺さんの会話です。

あなたが被ってるの野球帽でしょ!?ヘルメットはどうしたの?

ちゃんとカゴの中に持っとるわぃ!

持っとるわぃ!じゃなくて被らないとダメでしょ!

そんなことより、ここが通れんのじゃ!

そんなことより!じゃなくて道交法違反だからヘルメットを被りなさい!

わしゃ忙しいんじゃ!

私もあなたに構っていられないんだわ!

わしも、あんたに用はねぇ!

分かった分かった!メットを被るなら切符を切らないから被りなさい!

というわけでカブ爺さんは、お咎(とが)めなしで走り去って行きました。

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様々なカブ爺さん

ホンダ スーパーカブと言えば、最近は老若男女に人気ですが、ひと昔前はオジサン専用バイクと言ってもいいほどのビジネスバイクでした。

そして、田舎には様々なカブ爺さんが存在しておりました。

仕事帰りに、自販機でワンカップ酒を購入し、その場でグビグビっと飲み干してから運転して帰るカブ爺さん。

自賠責保険に入るのが面倒だから、ナンバープレートに貼る自賠責シールを複数枚偽造しているカブ爺さん。

赤信号や歩道を気にせず走行するカブ爺さんなど、私も様々なカブ爺さんに遭遇しておりますが、道交法が厳しくなった今では流石に絶滅危惧種となりました。

まとめ

話は元に戻りまして。

火事現場の交通整理が忙しくてカブ爺さんの違反を見逃してあげたお巡りさん。
口答えするカブ爺さんに優しく接する彼を私は好きになりました(笑)

違反を見逃してもらったカブ爺さん。
彼はきっと翌日の配達も野球帽で運転するのだろうと容易に想像できるのだけど、何だか憎めない爺さんだよなぁ

と感じた事件でした。

ちなみに火災の原因は漏電だったそうです。
皆さんも、コンセント周囲の埃溜まりや水滴等の付着には注意してくださいね。

それではまたっ!

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