こんにちは、あーさん(私)と、ちびさん(妻)の、二人合わせてアーチビブログです。
とある夜、居間でノンビリとテレビを見ていたらっ!
あーさん! あーさん! あ~~さんっ!
と、お風呂の脱衣所から私を呼ぶ ちびさん の声がっ!
どうしたっ!?
っと駆け寄ると!
変な虫が脚に引っ付いてたのぉ!
と見せるんです。
虫の体長は5mm程度。
実際の脚の数は8本です。
くっ付いていた場所は、足首のかかと部分(アキレス腱の横辺り)で、「最初はスイカの種に見えたけど、スイカは食べていないし、取ろうとしてもなかなか取れなくて無理やり剥がして見てみると虫だったから気持ち悪くて!」という理由で私を呼んだということです。
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1、マダニに噛まれた可能性
取ろうとしても剥がれない虫と聞いて、直ぐにマダニが脳裏をよぎりました。
で、写真を撮ってネットで調べると!
間違いなくマダニでしたっ!
見たくない人もあると思うので、ピンボケ画像を小さく載せておきます。
不思議なのは、その日、墓参りには行きましたが、草があるところは歩いていないんですよ。
マダニの生息域って家屋内ではないんですよね!
野生動物が生息する自然環境が豊かな場所で、草陰などに潜んで動物や人が通ると体に付着して吸血する生き物ですからね。
2、マダニの危険性
マダニは日本全国に分布していて、全てのマダニが悪いウィルスを持っているわけではないのですが、国内では、マダニに噛まれた感染症が原因で死亡されるケースが数件報告されています。
マダニが持っているウィルスに感染すると重症熱性血小板減少症候群という病気を発症することがあるのだそうです。
主な症状は、発熱、消化器官症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)で、潜伏期間は6日~2週間、死亡率は10~30%ということです。
実際の身近な例で、マダニが原因で足が腫れて、痛みで我慢ができなくなってから病院を受診した知人がいるのですが、その女性は1年以上経った今でも、すこし片脚を引きずって歩かねばならないほど完治が長引いています。
なので、妻が噛まれたとなると、かなり心配です。
3、マダニに噛まれてしまったら
自分で取ろうとしないで、皮膚科や外科を受診して除去してもらうのが一番の対応です。
自分で取るとしたら、ワセリン、軟膏、バターなどの油脂性成分のものを、食いついたマダニ個体の上に厚く塗ると、30分ほど経過すると外れやすくなるワセリン法という方法があるそうです。
強引な除去は、虫の体の一部が皮膚内に残ってしまうケースもあり、後に炎症や病気を発症する原因にもなるとのことで、妻の場合は、マダニと知らないで強引にむしり取っているので、直ぐに夜間診療の病院に電話してどうすべきか尋ねました。
⇩実際の噛まれていた痕の画像です。
コロナ禍の中、最近の家族の行動範囲を聞かれ診て貰えない場合もあるようですが、うちの場合は見て貰えることになり、出来れば現物の虫を見たいので持参して頂きたいとのこと。
勿論、病院に電話する前に調べていますので、ピンセットでジッパー付きのナイロン袋に捕獲し、更にナイロン袋に入れておりました。
4、元気なマダニ
妻の着替えを待って、クルマに乗り込む前に、ナイロン袋をチェックすると!
なんと!
ジッパー付きのナイロンは破られて、外のナイロン袋に移動しておりました!
それだけ、このマダニは元気ということです。
再度、ピンセットでジッパー付き袋に入れなおし、外の袋は2重にしました。
わが家から夜間診療病院までは5分足らずで到着しますが、ナイロン袋を破られて車内に逃げられたら、夜間の発見は難しいと思います。
なので、同じシチュエーションに遭遇した場合は、出来ればプラスチックケースなどのマダニが食い破れない入れ物に入れるべき!という経験値を取得致しました。
5、診察結果
噛まれた傷口に口器(こうき=昆虫の植物を食べるための器官)が残っているとマズいのですが、見た感じ口器は残っておらず、持参したマダニが元気一杯で動いている(口器などが取れると元気がなくなる)ので、大丈夫という診察結果でした。
つまり、強引に取ってしまったマダニが元気ならば口器は残っておらず、マダニが死んだりした場合は、噛まれた箇所に口器が残っている可能性ありという、大まかな判断が可能です。
但し、完全に大丈夫というわけではなく、数日~数週間以内に身体の異変を感じたら、直ぐに受診してくださいとのことでした。
6、まとめ
コロナの感染経路不明の不安感!と同じように、マダニに噛まれた経路が不明なので不安がありますが、妻は観葉植物の世話も好きなので、都会にお住いの方でも、ガーデニングや観葉植物が好きな人は、マダニの注意が必要だと感じた事例でありました。
みなさんも、気を付けてくださいね。
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