こんにちは、お盆休みにバイクでのツーリングを予定していたけれど台風で断念したアーチビブログの あーさん です。
今回の台風は雨量が凄くて、私の地域も河川の氾濫で橋が崩落するなど酷い有様でした。
こういった天災での車両被害は保険で補償されるのか?
と、近所のオッチャンに聞かれたので、保険が適用される場合とされない場合を調べてみました。
天災とは、地震や台風などの自然界の変動によって受ける災難ですが、最初に申しますと!
台風での車両被害は車両保険で補償されます。
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目次
1.台風による車の損傷について
台風による車の損傷の多くは以下の内容です。
〇 強風で飛来物が当たる。
〇 倒れた樹木や電柱の下になる。
〇 車両が倒れる。
〇 河川氾濫で水没する。
こうやって書き出すとどれもこれも嫌ですねぇ!
2.車両保険に入っていれば大丈夫なのか?
任意保険に車両保険を付帯している場合、多くの自動車保険では台風による損害は補償されると明記されています。
また、補償内容を一部限定して保険料を安くするエコノミー型車両保険でも、台風については補償されるそうです。
※ 保険会社や保険の契約内容により違いがある場合もあります。
3.一般型とエコノミー型保険の補償の違い
補償範囲が狭い分、保険料が抑えられるエコノミー型の場合、いざと言う時に補償されないかもしれない不安がありますよね。
しかし、意外に補償範囲は広いんです。
(1)エコノミー型の補償範囲
エコノミー型の補償範囲は以下になります。
〇 火災、爆発
〇 落書き、窓ガラス破損
〇 飛来物や落下物との衝突
〇 他車との衝突、接触
〇 盗難
〇 台風、竜巻、洪水、高潮
(2)一般型の補償範囲
一般型はエコノミー型に以下がプラスされます。
〇 電柱に衝突など
〇 自転車との接触
〇 相手車不明の当て逃げ
〇 転覆、崖などから墜落
〇 動物との衝突、接触
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4.補償されない天災は?
地震、津波、噴火での被害は補償されません。
これらは一度に極めて大きな損害を発生させる天災であり、適切な保険料の設定が困難となるため、通常の車両保険の枠組みでは補償を受けることができないとのこと。
また、東日本大震災時の原子力発電所事故のような大きな損害も補償が受けられません。
5.ちょっとした疑問
高潮と洪水と津波はどれも大きな損害だと思うのですが、どう違うのでしょう。
海底から海面までの海水が一斉に動いて沿岸に押し寄せるのが津波で、高潮は台風や猛烈に発達した低気圧が原因で海面が上昇する現象なので損害の大きさが違うんですね。
また、洪水は河川からの被害なので、津波よりも損害が少ないということですね。
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6.水没した車は修理すべきか?
自動車保険での水没車の定義は、エンジン部分が全て水に浸かった状態のものや、車内のダッシュボードの上まで浸かった状態のものを指すとのことです。
水没した車は、例え動いても内部にダメージを抱えている可能性が高く、徐々に内部から腐食が始まるリスクがあり、特に海水での水没は腐食や劣化のトラブルの可能性が大きいです。
また、シートや内装を交換しない場合は異臭が発生する場合もあり、エンジン、電気系統、内装など全てを修理するとなると割に合わない修理費が発生することになり、さすがにそこまでは車両保険で補償されないと思います。
その後のリスクと修理費用を考えると乗り続けることは避けた方が無難であると言えます。
7.保険の等級ダウンの違いについて
事故で車両保険の補償を受けた場合、保険の等級は「3等級ダウン」ですが、台風被害による補償を受けた場合は「1等級ダウン」となります。
「事故あり係数適用期間」となるため、無事故の場合と比較して同等級でも1年間は割引率が下がります。
3等級ダウンと1等級ダウンでは大きく違う訳で、天災による被害者に寄り添う形の優しい制度だと思います。
尚、事故による等級ダウンについては、下の画像をクリックしたページで説明しておりますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。
8.まとめ
地震などの大災害に車両保険が適用されないのは理解できますし、逆に、台風被害を補償してくれるのは非常に有り難いと思うのは私だけでしょうか。
近年はゲリラ豪雨や竜巻なども頻繁に起こるので、台風や竜巻も補償外になるなんてことはないのでしょうか?
保険会社も大変だとは思いますが、頑張って頂きたいと思った次第であります。
それではまたっ!
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