無免許運転元東京都議の判決が下る! 懲役10カ月 執行猶予3年

こんにちは、アーチビブログです。

まさか、一個人のネタをこんなに多く書くことになるとは思わなかったのですが、無免許運転で話題になった元東京都議さんの有罪判決が2022年2月15日に下りました。

都議を辞職されて普通の人になられたのだから、交通違反関連だけに絞っている当ブログでは前回の記事が最後だと思っていたのに、非常識な数の違反を繰り返しておいて「殺人ほどのことはしていないという認識があった」なんていう不徳義な言葉で語られるとね、そりゃあ記事にしたくなっちゃいますよ(苦笑)

無免許運転元東京都議の判決が下る! 懲役10カ月 執行猶予3年

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1.判決内容

懲役10カ月 執行猶予3年

裁判官は「常習的で道路交通法違反に関する規範意識に問題がある」と批判しました。

「罰金刑も含めて前科がないことを踏まえても懲役刑が相当である。」
「東京都議会議員であり条例制定に携わる者として法令をより遵守すべき立場であったことも踏まえるとその責任は重い。」とした一方で、車を処分し、強い社会的な非難を受けて都議会議員を辞職したことなどを執行猶予の理由として挙げました。

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2.免停中の無免許運転

悪行の数々を掘り下げて振り返ってみましょう。

2021年5月29日7月2日にかけて、免許停止中に7回の無免許運転を繰り返しております。

場所 月日 時間
1 板橋区 5月29日 16:02頃
2 新宿区 6月7日 10:45頃
3 新宿区 6月7日 20:08頃
4 新宿区 6月16日 13:11頃
5 新宿区 6月16日 15:52頃
6 板橋区 6月24日 20:15頃
7 板橋区 7月2日 7:26頃

5月末から7月初めなので、実質は約1ヵ月の間に7回の無免許運転です。

これに対して、検察は2021年1月25日の初公判で「短期間で常習的に無免許運転を繰り返していて悪質性が高い」として「懲役10カ月」を求刑しておりました。

3.短期間に4度も免許停止

交通違反は2017年から 約4年間で12回 です。

当て逃げなどの内容は、の画像をクリックしたページに記載しております。

指定場所不停止等の交通違反を繰り返し累積での点数オーバーでの免停です。
2021年2月には運転中の携帯電話(スマホ)使用で検挙されています。

免許停止回数と停止期間は以下の内容で、これで自覚がないとすれば呆れてしまいます。

年月 免停期間
1 2019年2月 30日間
2 2020年1月 60日間
3 2021年2月 90日間
4 2021年4月 150日間

4.罪の認識について

交通違反を犯した人の全てが「はぃ!私が悪うございました!」と、素直に応じる訳ではなく、例えばスピード違反で捕まると「他の車も同じ速度なのに何故自分だけ捕まえるんだ!」など、屁理屈をこねる人はいますよね。

でもね、こういう駄々をこねる人も「自分も悪いんだけど!」と違反を認識しての屁理屈が大多数ですが、彼女の場合は違います。

殺人ほどのことはしていないという意識があった。

法規違反であると思ってはいたが、選挙を間近に控えている中、プレッシャーでまともな判断ができずに重い罪を犯しているという認識を持てずに罪を犯してしまった。

と、交通法規に対する罪の意識が著しく欠落しているんですよね。

「ながら運転」の罪が重くなったのは被害者が死亡する悲惨な事故に繋がるケースが多いからであって、都議会議員を務めたような人が被害者の気持ちを逆撫でするような「殺人」という言葉を安易に使うべきではないんです。

5.質問への屁理屈返答

検察官や裁判官の質問に対する受け答えを QA 方式で紹介します。

Q:無免許運転を繰り返した理由は?
A:選挙のプレッシャーがある中で、まともな判断ができる状態ではなかった。

Q:違反しなければ免停にならないのになぜたくさん違反を?
A:おっしゃるほどたくさんでしょうか?

Q:4年間弱で計12回違反をしているが?
A:罰金を払うことで償いをしている認識。

Q:年に5回違反している年もあるが?
A:今思えば(交通ルールの)勉強をしなければ分からない知識でした。違反だと言われるたびに学習して繰り返さないようにしていました。

6.自己弁護失敗の数々

数十年のペーパードライバー期間を経てから運転を始めた直近の4年間で12回の交通違反と4度の免停は毎度毎度違反を繰り返していた事の現れだから、「選挙間近のプレッシャーでの判断力低下」ってのは 弁解の正当性がなく説得力もない んです。

続けざまに違反と免停を繰り返しているのに、「学習して繰り返さないようにしていた!」という言葉も 空虚この上なし です。

彼女の認識していた交通違反は「罰金を払えば償ったことになる」という点数制度無視のものだから、免停期間中に運転しても「罰金を払えばいいんでしょ!」程度の軽い気持ちしかなかったと推察できます。

7.判決後の会見

以下が判決後の会見での言葉です。

無免許運転によって失ったものはあまりにも大きく、本当に日々後悔しかございません。
心より反省をいたしております。

全ては私の交通法規に対する遵守意識規範意識が欠けていたことが原因だと思っております。

警察の皆様や検察の皆様による取り調べなどに応じる中で、この無免許運転に対する罪の重さを正しく認識するに至りました。

二度と同じ過ちを起こさない、そういう運転をしないとかそういったことをきちんと守りながら今後の人生を歩みたいと思っています。

そして、「控訴の予定はなし」という内容でした。

8.まとめ

私(あーさん)の仕事は車が必須なので「免停失職」という可能性があります。

なので、一発免停がありうる「飲酒運転」「ながら運転」「あおり運転」などは恐ろしくてできません。

免停になったと仮定して、その期間中に運転することを想像すると、警察の目だけでなく人の目も怖くてとても出来ないと思います。

想像しただけで震えます。

それほど、運転免許制度というのは生活に密着した遵守すべき法律なのに、彼女の場合、警察や検察の取り調べで「初めて罪の重さを知った」と述べております。

それまでは「罰金で済む程度の罪」という認識しかなかった訳で、立件された無免許運転は7回ですが、実際は7回どころか常習的に繰り返していたと推察できます。

嘘で固める性格を治すことは難しいかもしれませんが、今回の判決を真摯に受け止め、悔い改めて社会復帰していただきたいと思います。

それではまたっ

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