探知機よりも優秀な対向車のパッシングで違反を回避できたお話

車のヘッドライトを素早く点滅させて対向車や先行者に合図を送る「パッシング」によるコミュニケーションって以前ほど見かけなくなりました。

あおり運転が厳罰化された現在、パッシングは威嚇と捉えられる懸念もあって減少傾向にあるのかもしれませんね。

今回は、スピード違反対策で装着している最新の「レーザーレーダー探知機」よりも確実な情報が得られるパッシングでスピード違反取締を回避できたお話です。

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【1】パッシングを行うシチュエーション

まずは、パッシングを行うシチュエーションを確認しておきます。

対向車への心配り

右折待ちの車に「お先に右折してください」と道を譲るなどのケースです。
逆に、道を譲って貰ったお礼にパッシングで感謝の気持ちを伝える場合もあります。

対向車への警告

夜間走行中に対向車のヘッドライトがハイビームの場合「眩しいですよ」と警告するケースや、昼間の走行中にヘッドライトを点灯している車両に「消し忘れていますよ」と伝えるケースがあります。

近年はデイライト(昼間走行灯)標準装備車両も増え、安全のために故意にヘッドライトを点灯している車両もあるので消し忘れ警告はしなくなりました。

先に行きたい意思表示

高速道路の追い越し車線などで前走車の速度が遅い場合「先に行かせてください」という意思表示をするケースです。

しかし、この行為は「道を譲れ!」というあおり運転に近い威圧的な態度に受け取られる場合があるので注意が必要です。

抗議の意思表示

無理な割込みや急停車などをした車両に対して注意を促す意味でパッシングをすることがありますが、この行為もトラブルに発展する場合があるので注意が必要です。

前方の異変への警告

対向車の進行先に事故があったり危険物が落ちていたりする場合や、警察による速度取り締まりや検問などを知らせる場合で、今回の私が助けられたケースです。

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【2】スピード違反回避の具体例

それでは、今回のケースを具体的に説明します。

パッシングのお知らせ

通行車両が少ない田舎の国道で私の車両一台のみが走行している時、対向車の軽トラがパッシングで何かの合図を送ってきました。

私の車両はトンネルを抜けた直後でありデイライトも点灯しているので、もしかしたら「ライトを消し忘れているよ」という合図かもしれません。

おじさん、ありがとう♪

しかし、次のトラックドライバーからもパッシング合図を受けました。

もうね、これはネズミ捕り(警察の速度取り締まり)だな!と確信致しました。

パッシング返しでのお礼は警察に見られる可能性があるから、どちらのドライバーにも手を挙げて挨拶させていただきました。

トラックドライバーさん、ありがとう♪

探知機では間に合わない?

制限速度50km/hの道路です。

下のドライブレコーダー画像の赤矢印が私の速度(52km/h)です。
黄色矢印のレーダーまで約100mになったこの画像の地点で、探知機のステルス警告が鳴りました。

これ、事前のパッシングが無くて、気づかずに速度オーバーをしていた場合、慌ててブレーキを踏んでも回避できないかもしれない距離です。

<ステルスとは>

元々は、レーダーで探知できない航空機(ステルス機)が開発された時から使われている言葉です。

スピード違反取り締まり現場の場合、以前はレーダー波を出しっ放しにしていたからレーダー探知機で事前に察知できました。

現在は車両が近づいた時に狙い撃ちでレーダー波やレーザー光を照射して速度を計測するので、探知機が警告した時には間に合わない(探知できない)場合があることからステルスと呼ばれているんですね。

お巡りさん、寒い中でのお仕事ご苦労様です。

レーダー設置場所から300mほど離れた生垣の向こうに人影あり。

違反した場合はこちらのお巡りさんに止められるわけですが、それにしても、こちらの方は隠れていなくてもいいような気がするのですがねぇ。

こちらも寒い中お疲れ様です。

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【3】レーダー波とレーザー光の違い

ちなみに現在の速度取り締まり機は、レーザー光による機器が増えてきたので以前からあるレーダー波用の探知機だけでは感知しない場合があります。

現在の様々な取り締まり方法や、レーダーとレーザーの違いなどの詳細説明は下の画像をクリックしたページに書いておりますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。

【4】探知機は意味がないのか

今回は対向車のパッシングでスピード違反を回避できたお話ですが、では、車両に取り付けている探知機は意味がないのでしょうか

私の車両に装着しているのは Yupiteru(ユピテル)「SUPER CAT A1000系」です。

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性能は悪くないんです。

通常ならば複数台の車両が走行しているので、例えば、1km先を走行している先行車に警察がステルス方式の狙い撃ちでレーダー波を照射したとすると、その時点で1km後方の私の車両の探知機は作動して予測ができます。

レーザー光の場合はもう少し近づかないと反応しないと思いますが、先行車があれば早めに気付くことが可能です。

今回のように、後にも先にも私の車両しか走行していない1台ポッキリのシチュエーションの時とか、複数台の先頭を走行している時が危ないわけで、それ以外のケースで探知機に助けられたことは結構あるんです。

なので、転ばぬ先の杖として探知機を取り付ける意味は大いにあるということです。

ただし、ルールを守った運転が基本であることは言うまでもありませんからね!

というお話でした。

それではまたっ!

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