こんにちは、アーチビブログの あーさん です。
軽自動車のホーンって、「ペーッ!」という情けない音ですよねぇ~!
国産車に多く採用されている平型ホーンの音が好きではない私は、クルマを購入すると毎回ヨーロピアンホーンに交換しております。
知人の車とすれ違った時や、道を譲って貰った時の挨拶などに「パァ~ン!」と鳴らすのですが、標準音の「ペーッ!」じゃカッコ悪いもんね!
主観ですよぉ!
ちなみに、クルマのホーン(警音器)を挨拶などでむやみやたらに鳴らすのは違法だから注意しましょうね!
違反点数は0点ですが、反則金は3,000円です!
違法の問題は置いておきまして、今回は、N-BOX Custom (JF3 後期型)のホーン交換を紹介させていただきます。
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目次
1.ホーンの種類について
保安基準に適合したホーンには大きく分けて「平型」と「渦巻き型」の2種類があります。
(1)平型ホーン
平型ホーンは、国産車に多く採用されていて機械的な音を発します。
小型で薄いので取り付けスペースが狭い車種に適しています。
軽自動車や小型車は、平型1個装備(シングルホーン)が多いので、「ペーッ!」という情けない単音になり、中型や大型車では音域が違うタイプ(High& Low)を2個装備(ダブルホーン)しているので音に奥行きが出て高級な音色になります。
(2)渦巻き型ホーン
主に樹脂でできた部分が渦巻き形状の共鳴管になっているので、トランペットなどの管楽器のような「パァ~ン!」とか「ファ~ン!」などの響きのある音色になります。
いわゆるヨーロピアンホーンと呼ばれるタイプで、厚みがあるので取り付けスペースが狭い車種だと装着不可の場合もあります。
私は毎度このタイプに交換するのですが、BMWを購入した時は標準でヨーロピアンホーンだから「これが本場物かぁ!」と、少し感動しちゃいました。
(3)その他
音色が変わるメロディーホーンや、音量が大き過ぎるエアーホーンなどは違法となりますので今回はスルー致します。
純正といえど挨拶で鳴らすのも違法ですけどね!
2.N-BOX のホーン交換で準備するもの
<10mmスパナ または ボックスレンチなど>
<12mmスパナ2本 または ボックスレンチなど>
<10mm程度のボルト&ナット 一対>
<ホーン本体>
私は、ミツバ社の「アルファ―Ⅱ コンパクト」(MITSUBA ALPHA Ⅱ COMPACT)を選びました。高音Hi(High)と低音Lo(Low)のセットなので響きが深いです♪
他に所有しているBMW標準のヨーロピアンホーンより音量は多少落ちますが、それでも十分過ぎる音量なので、軽自動車やコンパクトカー以外にもおすすめです。
コンパクトでも良音ですっ♪
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<ホンダ車専用ホーンハーネスセット SZ-1161 >
標準のシングルホーンからダブルホーンに変更すると消費電力が2倍になり、リレーやヒューズが必要になります。
この商品は「ヒューズ付きハーネス、パワーリレー、アース用コード、結束バンド」がセットになっていて、コネクターも純正品に合わせてあるので配線が非常に楽に行えます。
約5mmのスペーサーが4個とボルト&ナットなどが入っています。
今回はスペーサーを2個とボルト1個、ナット1個を使用しました。
(ハーネスセットの主要部分には標準装備されています。)
3.バンパー外し
昔はね、ボンネットを開けて純正ホーンの位置に付け替えるか、スペースを見つけて装着して配線するだけの簡単作業だったのですが、近年の車はマジでスペースが無い(特に軽自動車)んですよね。
で、N-BOX の場合は、バンパーを外して装着する必要があります。
バンパー外しの詳細説明は、下の画像をクリックすると別トビラで開きますので、よろしければ参考にして頂ければと思います。
4.ホーンの取り付け作業
純正ホーンは1個です。
下画像の矢印の位置にあります。
(1)配線について
準備品で紹介したハーネスセットならば、新設ホーンに黄色コードを接続し、アースコードを車体に繋ぎ、純正ホーンのコネクターを差し替え、こちらもアースコードを車体に繋ぎ、赤色コードをバッテリーのプラス端子に繋げば配線は完了します。
1個のホーンを2個に増やせば消費電力が2倍になるので、配線を単品で揃える場合は、リレー(自動スイッチ)と、過剰電流防止のヒューズは必須だと思います。
(2)ホーンを取り付ける
運転席側、助手席側の順に説明します。
① 運転席側の取り付け
最初に取り付け場所を確認しておいた方が良いと思うので下の画像が取り付け後です。
車両の真横から見てホーンが正面を向く感じになります。
運転席側は「Lo(ロー)」を取り付けます。付属のステーを取り付けるナットは10mmです。
ハーネスセットの黄色コード(長い方)を、グリル上部からヘッドライト裏に通します。
できるだけエンジンの熱を避けた位置を這わせます。
黄色コードとアース用黒色コードをホーンに接続します。
ステーの向きは、コード差し込み端子に平行になる感じがベストでした。
下画像の様に、丁度接続端子が隠れるところでシッカリとステーを装着します。
準備品で紹介した「スペーサーセット」には以下の内容物が入っています。
スペーサーセットのボルトを車体のフリーの穴に通します。
少し穴が大きいので付属の平ワッシャーを咬ましております。
このままだと車体とホーンが干渉するのでナット側は付属のスペーサーを2枚装着しました。
黄色コードの取り回しも参考になりますかね?
付属のナット(12mm)で、ホーンを固定します。
下の画像ですが分かりますかね?
ボルト(向こう側)を12mmのスパナで固定し、ナット(こちら側)は150mmのエクステンションバーを介したラチェットで締めております。
スパナ2本でも締め付け可能ですが苦労するかもしれません。
ちなみに、裏側のボルトにスパナを咬ます時、グリルの下側から下画像の様に手が入ります(かなり厳しいです)が、火傷の心配があるのでエンジンが冷えた状態での作業をおすすめします。
ボディアースは、下の画像のボルトに共締めしました。
これで運転席側は完成です。
② 助手席側の取り付け
こちらも最初に取り付け後の画像を紹介しておきます。
ホーンはヘッドライトの下で正面を向く状態。
下部の純正ホーンのコネクターを外し、ハーネスセットの青色コードのコネクターと接続し、ボディアースは中間部のボルトに共締めしております。
少し遠回りのお話をしておきます。
失敗例の紹介です!
純正ホーンのコネクターは下画像の矢印の部分を摘まんで引き抜けば簡単に外れます。
でね、この純正ホーンの位置に新設ホーンを設置すれば超簡単だと思いませんか?
私は100%そう思いました♪
で、付属のステーだけではホーンの向きが悪いので(水が入らないように開口部を下にするため)、純正のステーを繋ぎ合わせて設置してみたのが下の画像です。
スペースが広く設置が簡単で言うことなし!と思いました。
しかし。
この位置では、バンパーのLEDフォグユニットが収まらないので完全NGでした!
なぜ失敗例を紹介したかと言いますと、フォグ設定が無いタイプのN-BOXオーナーさんの参考になるかな?と思ったからです。
というわけで、気を取り直しまして。
ヘッドライト裏にあるバッテリーケースを固定しているボルトにスペーサーセットに付属のナットで取り付けたのが下の画像です。
ホーンに付属のステーでは短かすぎるので、失敗例と同じ純正ホーンのステーと繋ぎ合わせております。
バッテリーケースのボルトを外して、車体固定ナットとの間に咬ませる方が正しい使い方だと思いますが、今回は、バッテリーケースボルト ⇔ 車体固定ナット ⇔ ホーンステー ⇔ 12mmナット という配置で挟みました。
その方が簡単だったんです!
でも、薄いステーを繋ぎ合わせているのに不安を感じて、急遽ホームセンターで購入してきたのが下画像のステーです。
前述したように少々邪道だと思いますが、バッテリーケースを留めるボルトにステーを合わせたのが下の画像です。
繋ぎ合わせたステーよりも少し短くなりましたが、取り付けてみると、むしろ丁度良い感じになりました。
これにてホーン設置は完了です。
(3)バッテリーに接続
ホーン設置が完了したら、ハーネスセットの赤色コードをバッテリーのプラスに接続します。
バッテリーのナットは10mmです。
パワーリレーは、下の画像の位置に手持ちの10mmボルト&ナットで取り付けました。
ここだけは、旧型N-BOXよりもスペースがありました。
ちなみに、パワーリレーは水の侵入を防ぐために画像の様に下を向けるのがベストですが、旧型の時は取付位置に困って横向きに装着したんですよね。
水が掛からない場所なら問題なしです!
運転席ヘッドライト側からの配線は、下画像の様に、グリルの裏を通す感じです。
グリル裏を通した黄色コードをコルゲートチューブで覆ったのが下の画像です。
全く目立たなくなったので、これにて配線作業は終了です。
5.完成
あとはバンパーを取り付けて終了になりますが、バンパー取り付け前に、必ず鳴るかどうかをテストしましょう。
耳を澄ませて Hi & Lo の音が出ているかを確認します。
それと、もうひとつ!
バンパー取り付け前には、フォグランプのコネクター接続を忘れないようにして、こちらもバンパー取り付け前にフォグの点灯確認をしておきましょう☆
これにて完成ですが、最後に念押しの一言を!
むやみやたらにホーンを鳴らすのは違法です!(爆)
それではまたっ♪
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コメント
後期型カスタムのホーン交換をするのにこちらの記事とバンパー外しの記事、
他のサイトより分かりやすくて一番参考にさせて頂きました!感謝です!ありがとうございます!!
ところで、バッテリー付いたままバッテリーケースボルト外すの可能だったんでしょうか?
自分はどうやっても出来ずバッテリー外すのも面倒だったんで諦めて近くのグリル裏のボルトをちまちま緩めてホーンをそこに付けました
らりお様
コメントをありがとうございます。
お役に立てて良かったです。
実際にやってみると上手く行かない事もありますよね。
らりお様のご指摘通り、私もバッテリーケースボルトは外しておりません。
バッテリーケースボルトをそのまま流用し、ナットを一つスペーサーとして装着し、次にホーンステー、最後に12mmナットで固定しております。
装着時は自分でも手抜きだと思いましたが、その後は不具合なく使用できているので結果オーライであります。
私とは違う装着場所を教えて頂いたことで、このコメントを見られた方の参考になると思います。
ありがとうございました。
お返事ありがとうございます、じっくり読み返してみたら理解できました!
実は今日作業をしていたのですがMITSUBAスペーサーセットの配送が昼間のうちに来なくて
左右とも付ける場所に悩んでいました笑
自分が付けたグリル裏のボルトはグリル取らないとスパナでちまちま回すの超大変なんで
アーチビさんのやり方の方が絶対正解かと思います!
MITSUBAのサイトでもそこに付けろって書いてありましたね
念の為自分も長いステーを用意して日を改めて付け直してみたいと思います!
らりお様 こんにちはっ♪
らりお様の方法も私の方法も手抜きなのかもしれませんが、DIYでの取付けを試みる人にとっては「手抜きの逃げ道」も参考になりますからねぇ~!(笑)
ちなみに、本文には書いておりませんが、急遽ホームセンターで購入したステーは少し長くて、グラインダーでカットして長さを調整しました。
適当な目測のみでステー購入に行くところもアーチビ流の手抜きなのですが、今回のコメントのやり取りが、またまた誰かの参考になるかもしれませんね。
記事内容が深まるコメントをありがとうございました。