HONDA N-BOX の初代と2代目を所有しているアーチビブログの あーさん です。
初代N-BOXを使う事がなくなり昨年から売却を考えつつ、なんだかんだと忙しくて現在に至り、9年落ちの車両になってしまいました。
今回のブログは、ようやく売却交渉を開始し!
予想以上の買取価格を提示され、こちらから申し出て逆に下げて頂いた。
という、少々珍しい内容になります。
Sponsored Link
目次
1.売却相場
新車購入の旧型後期モデル カスタムターボ FF 走行距離約43,000km 車庫保管 ナビ ETC等フル装備 車検・法定点検は全てディーラーで記録簿あり 走行距離に関係なくオイル交換は6ヵ月毎に必ずやっていた過保護な車両になります。
売却を考えて昨年末に書いた「初代N-BOXは高く売れるのか?」というブログで、程度良好車両で50~60万円くらいが相場と予想していました。
なので、買取店から希望額を聞かれた場合は。
な・な・ななじゅうまんえんくらい?
と、無理であろう金額を言ってみようかなと、その時のブログ(下の画像をクリックしたページです)で言っております。
さて、買取店交渉を説明するその前に、売る側として買取店へ伝えなければならない告知義務について説明しておきます。
2.売る側の告知義務
車に事故歴があるとマイナス査定になる可能性が高いのですが、売る側には事故歴や修復歴を伝える義務があります。
査定時にバレなくても、後々バレて余計なトラブルに巻き込まれることは十分に考えられるので、告知は重要です。
但し、中古車で購入した車両の場合は修理歴などが分からないケースもあるので、知り得る情報を伝えれば良しとなります。
3.わが家の車両の修理歴
8年目に軽い追突事故に遭っています。
交差点で、一旦止まった後続車がATのクリープ減少で動いてコツンっと当たったというケースで、その時にリヤハッチを板金修理しています。
事故車扱いにはならない修理ということでしたが、査定時にはしっかりと報告します。
4.ディーラーの買取査定額
まず、基本となる査定価格を知る必要があるので、お世話になっているディーラーに買取査定をお願いしました。
査定士は長くお世話になっている担当さんです。
買取金額は、65万円で、MAX70万円とのことでした。
この数値を基本として、買取店ではいくらまで上がるか?という事になります。
私と妻にしてみれば、9年落ちの車両が70万円にもなるとしたら嬉しいね!というのが素直な気持ちです。
5.買取店B社
B社の査定士は店長です。
この店長は以前にもお世話になっていますが、腕利きの査定士です。
(1)想定外の指摘
査定後の第一声で「あーさん、右後ろあたりに事故の記憶がありませんか?」とのこと。
事前に目次3の修理歴は伝えていましたが、それ以外の事故なんて絶対に無いので、「どういう意味の質問ですか?」と、逆に質問しました。
すると。
ぱっと見は、5段階評価で「4.5」の車両だけど、右後輪のフェンダーに修理歴があり、ここを切って付け直した跡があると事故車扱いになるから「3.5以下」の評価に下がるとのこと。
5段階評価の「5」は新車並車両だから、中古車としての評価で「4.5」は最高ランクなのだそうです。
要は、フェンダーの修理歴が無ければ、中古車として最高ランクだったのに!という訳です。
(2)思い当たる節
指摘されて直ぐに思い出しました。
リアハッチ修理のついでに頼んだ、フェンダーの爪が曲がってサビていた箇所の修理です。
ついでの簡単な修理だと思っていたから告知義務から外していたというか忘れていたんです。
これ、積雪の中を走行中に雪の中にあった大きめの石を巻き込んで曲がったのですが、どういう修理をしたのかまでは聞いていませんでした。
ただ、サビ具合を見て切って付け直した可能性はあるかもしれません。
(3)業者間取引で重要な箇所
所有者から状況を聞けば事故ではないと分かっても、例えば業者間オークションに出せば、フェンダーを付け替えた跡があるから事故車として扱われるという訳です。
なので、このフェンダー修理跡がなければ90万円近くで買い取れる車両だけど、この修理跡で60万円程度まで下がるとのこと。
ただし、美しい車両なので、限界73万円でどうですか?と言われました。
ちなみに、修理跡と言っても、プロが見て分かる内側部分であり外観には何の問題もありません。
6.買取店G社
元々、70万円なら嬉しいと思っていたので、上記の73万円で売却すればいいのですが、フェンダー修理跡について、ディーラー査定時には指摘されなかった事もあり、もう1社の査定を試す事にしました。
G社は若い査定士さんでした。
(1)平均相場
先ずは、B社と同じくリアハッチの修復歴だけを伝えてみました。
すると、平均的な買取相場は約35万円~約65万円というところだけれど、走行距離が少なく車庫保管で非常に美しい車両だから是非欲しいとの事で店長に掛け合っていただき、直ぐに手放す事も可能ということならば90万円でどうですか?とのこと。
そして、フェンダーの修理跡には気づかれていません。
そこで、クソ真面目な私は、「待て待て!ここをもっとよく見てちょうだいな!」
と、リアフェンダーを指さす訳です!(笑)
(2)即決
90万円は非常に嬉しいけれど、この査定士さんもリアフェンダーの修理跡を見落としている訳で、前出のB社査定で知ってしまったのだから、告知しないで高値で買い取って貰うと私の心が痛むんです。
そこで、こちらでも店長に見て頂き、前出B社の店長と同じ指摘をされたので、それを踏まえて金額を出して頂いたのが80万円という買取価格だったので即決で手を打ちました。
7.まとめ
これね、最初からG社に行っていれば、私はリアフェンダーの修理なんて忘れたままで、90万円で売っていたかもしれません。
でも、最低3社から見積もりを取ろうと思っていたし、B社の腕利き店長の査定は受けるつもりだったから順番は関係ないかな?(笑)
自ら金額を下げた真面目な私はアホで、90で買うつもりが80に下がったG社はほくそ笑んでいるかもしれませんね。
しかし、毎度自分で手洗い洗車をしている私だけが知っている「そのうち塗装下からサビが浮きそうだな」という箇所もあり、そこの指摘もなかった高額査定にも気がとがめたんです。
そういうのが車売却時の駆け引きでしょうし、悪い箇所を隠して高く売るのが売り手の上手さだとしたら!
私は損をするタイプですね!
まあね、「大欲は無欲に似たり(欲を書くと失敗する)」ということわざがありますが、お店も私もWin Win の妥当な金額だったのかな?と納得する事に致しましょう。
それではまたっ♪
Sponsored Link