ひき逃げ事故 通報 そして表彰

こんにちは、アーチビブログです。

クルマやバイクに数十年乗っておりますと、事故現場に遭遇する事もありますよね。
今回は、過去に警察署長表彰をいただいたお話です。

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<目前での事故>

日々、軽トラックで仕事をしていた私ですが、ある日、走行中に目の前で事故が起こってしまいました。

原付スクーターが、キャリアカーに追い越される時に転倒した事故でした。

道路左側は歩道の縁石です。
センターラインは白色破線なので、センターラインをはみ出しての追い抜き可能な道路です。

「センターラインの種類とルール」のページを作成しております。
 興味がある方は覗いてみてくださいませ。

原付バイクのスピード制限は時速30kmなので、追い抜くことに支障はありません。

ただし、対向車への注意が必要ですよね。

なのにっ!

キャリアカーのドライバーは、対向車を気にせず、原付スクーターの追い抜きを始めます。

その時の対向車は、10トンダンプでした。

バイク(特に原付)で走行した事がある方はお分かりになると思いますが、トラック等の大型車に抜かれる時って、走行風の負圧と、真横で転がる巨大なタイヤで結構な恐怖感があるんですよね。

そして、キャリアカーの後部と、原付スクーターのハンドルが軽く接触し、スクーターはグラグラと蛇行し転倒してしまいました。

おそらくですが、キャリアカーのドライバーは、対向車に気をとられ、左側の原付バイクのミラー確認を怠っていたのではないかと思います。

と言うのは、このキャリアカーはそのまま走り去って行ったんです。

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<目撃した事故の対処>

その後ろを走行していた私は、ハザードを点滅させて軽トラックを止め、倒れた女性のもとへ向かいました。

60代くらいの女性です。
気を失って大きないびきをかいている状態でした。

外傷は見られないようですが、ヘルメット着用とはいえ、気を失っているという事は、頭を打った可能性もあります。

でも、医療関係ではない私に何ができるでしょう

軽いパニック状態で私が最初に連絡したのは110番でした。

というのは、接触したキャリアカーが走り去った事と、偶然ナンバーを覚えていた事で「忘れないうちに110番」という気持ちが優先したのかもしれません。

事故現場の住所までは分かりませんが、〇〇トンネルの〇〇側出入口付近。という説明で場所は理解して頂き、救急車の要請は、その流れで110番の警察の方に頼みました。

あとは、その女性の頭を刺激しないようにヘルメットは脱がさないで、息が出来るように支えて、救急車を待つしかなかったです。

この時、渋滞したクルマの誘導などをやって頂いた方も多く、大変助かりましたが、私は女性の介抱で手一杯で周りの事はよく覚えておりません。

やがて、警察、救急車が到着し、私の役目は終わり、急いで仕事をこなさねばと思っていたら、警察官から「県境で加害車両を止め、こちらに向かわせているから立ち会って欲しい。」と言われ、結構な時間を待たされます。

このクルマで間違いない!

という証言と、目撃した時の感想を求められました。

感想というと私の気持ちが入ってしまいますが、「対向車が大型だったので、あの瞬間は原付を追い抜くべきではなかったと思う。」ということと、「一口にひき逃げと言うと、故意に逃げた感じになりますが、キャリアカーの後部に接触後の転倒なので、原付の転倒には気付かずに行かれたのだと思います。」という、素直な気持ちを伝えました。

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<田舎はひねくれた噂が広まるんです>

その日の夕方には、「アーチビ君が事故を起こした!」という噂が広まっていたのは、田舎暮らしの良くないところであります。

翌日、近所のお婆さんが、1/4にカットしたスイカを持って来て「あら!アーチビ君、血だらけで病院に運ばれたって聞いたけど、元気そうだね!」と、噂の情報収集に来られた時には笑ってしまいました。

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<後日談>

さて、事故のその後ですが、事故調書の作成のため警察署へ出向き、田舎の警察署なので部屋がないのか取調室のような部屋で調書作成に協力しました。

かつ丼は出ませんでした。

また、ひき逃げ容疑者確保及び被害者救護の協力での表彰をしたいとの事でしたが、仕事が忙しいので授与式には出席できない旨を伝えておりました。

でも、警察署の交通課長さんだったと思いますが、何度も仕事場に足を運んでくれて出席を促され、一応、出席しました。

一応というのは、授与の場面を写真に撮るなんて聞いてなくて、仕事の途中で作業服で行ったので、来なきゃよかったと思ったからです。

なので皆さん、こんな時は、正装とまでは言いませんが、綺麗な服で出席しましょう!(苦笑)


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あと、保険屋さんが来られて、事故の詳細報告と図解を書いて欲しいと頼まれました。

私は、あくまでも善意の第三者なのですが、保険書類作成の手伝いまでさせられるとは、まぁ、保険屋さんも知らない人ではないし、これも田舎暮らしならではなのかな

最後に、被害に遭われた方の御主人が、退院報告を兼ねたお礼に来られました。本人は恥ずかしくて顔を出せないそうで、気持ちは凄く分かりました。

とにかく元気になられてよかったです。

善人のようなブログを書いておりますが、私も人身事故の加害者になった事があります。

人生の中であってはならない経験ですが、事故を起こせば様々な感情が交錯しますので、それを発表する事で、誰かの助けになる事があるかもしれません。

そのお話は別ページで紹介しております。

宜しければ上の画像をクリックして覗いてみてくださいませ。

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