農道のポルシェ スーパーチャージドエンジン

わが家の「2012年式 ダイハツ タント」ですが、息子の長期出張中で車庫に放ったらかし状態となっておりました。

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1、酷使されたクルマ

放置中とはいえ車検は必要な訳で、息子に代わって車検を受けましたが、7年間で124000kmも走行しておりました。

結構な距離を通勤で走っていたとはいえ流石に若者ですねぇ

年間10000kmも乗らない私からしたら「酷使」という言葉が頭に浮かびました。

久々に運転してみると、サスペンションがヘタってフワフワしますが、エンジンは快調でよく走りますし、その他に不具合は無いので、息子が帰ってくる半年後に代替するもよし、乗りつぶすもよし、という程度にリフレッシュして頂くことにしました。

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2、農道のポルシェ

車検は、友人が経営しているダイハツディーラーに持ち込み、45日は受け取りに来れないからと代車をお願いすると「ミラと軽トラ、どっちがいい」とのこと。

実は私、このディーラーの代車の軽トラが好きなんです(笑)

18年も前の「スバル サンバートラック」なんですが、バブル時代に潤沢な開発費を使って開発された4気筒スーパーチャージドエンジンなんですよ。

私の世代は「TURBO」とか「SUPERCHARGER」という文字や言葉の響きが大好きな事と、軽自動車の4気筒エンジンって、部品点数とかエネルギーロス等の効率を考えると、今後の生産は無いであろうエンジンだから希少なんですよね。

一度、「譲ってくれないか」と言ったら「嫌だっ」と断られました。(笑)

ちなみに、下の画像は最終型のエンジンです。

軽自動車大手のダイハツとスズキの軽トラはシート下のエンジンレイアウトに対して、ホンダはミッドシップ。

当時のスバルは、リアエンジンレイアウトというのが各社の設計の面白いところで、お尻が軽い軽トラックのリアエンド床下にエンジンを配置したサンバーは、荷台が空でも充分なトラクションを確保するという理想的なレイアウトであり、ポルシェ911の論理に近いんです。

というわけで、「農道のポルシェ」と呼ばれるのは、冗談半分、敬意が半分というところですかね

この代車ですが、少々マフラーが腐っているのかエンジン音が私のバイクのエンジンの音色に近くてそそります(笑)


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私のバイクが腐ってるわけではないですよ(笑)

バイクの吸排気音は乗り手がそそるエンジン音に調整してあるのですが、偶然なのかこのサンバーも素敵な音色を奏でております。

スペースの関係でインタークーラーを持たない58馬力仕様ですが、流石はスーパーチャージャーで、ターボラグやCVTのロスがあるタントターボ(64馬力)と違って瞬時に湧き出るパワーを5速MTで走らせると、ホイルスピンをしながらキャンキャンと走ります。

こんなジャジャ馬な軽トラなんて今後出る事はないでしょうから、ヤッパこれ欲しいかも

3、車検費用

さて、12万キロオーバーのタントの車検費用ですが、111,356円でした。

冬季は積雪がある地方なので凍結防止剤の洗礼を浴びて錆が多く、その洗浄や防錆処理が必要なのと、12万キロも走ってるから、プラグやCVTオイルの交換はしておきたいですもんね。

<部品代  合計 28,515円>
内訳
防錆処理塗料    3,000円
シンナー塗料    1,500円
ブレーキオイル   1,800円
エンジンオイル   2,000円
エレメント     1,000円
CVTオイル    7,000円
F・Rワイパー   2,400円
ACフィルター   3,000円
キーバッテリー    700円
スパークプラグ   5,400円
部品処分代      715円

<技術料各種 合計31,500円>
<諸費用各種 合計45,580円>
<消費税各種 合計  5,761円>

友人のお店だから、言われるがままの部品交換と値引きなしは友人の性格です。

ちなみに、近所で整備工場を営んでおられるオッちゃんに依頼すると、「端数は要らん」と言って、1,356円ではなく、11,356円を引いちゃうのがオッちゃんの性格です。(笑)

ただ、近所のオッちゃんの場合は、ここまで細かく交換をしないので、どっちを取るかは依頼者次第ですよね。

それではまたっ♪

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