本物のバイカーとは WILD HOGS ピーター・フォンダ

人生は一度きり。泣いて笑って、ジタバタしようぜ!

ワイルドな大人になりたい人たちに捧げる、(悪あがき)青春ロードムービー
「WILD HOGS 団塊ボーイズ」という映画紹介です。

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この映画の魅力は、豪華な出演者と「ハーレー・ダビッドソン」というバイクに尽きると思うのですが、ハーレー映画と言えば「イージーライダー」を連想する人も多いと思います。

イージーライダーと言えば、「ピーター・フォンダ」という訳で、この映画で私が一番好きなシーンは彼がチョイ役で登場するシーンにあります。

というか、この映画は、最後に彼が登場するシーンに合わせて進行しているのではと思うくらい、彼をオマージュした作品だと思うので、そこに至るまでの作品紹介をさせて頂きます。

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<あらすじ>

実業家のウディ(ジョン・トラボルタ)は、モデルの妻に逃げられ自己破産。
ダグ(ティム・アレン)は、体にストレスと贅肉を溜め込んだ歯科医。
自称小説家のボビー(マーティン・ローレンス)は、家族に粗大ゴミ扱いされ、
唯一独身のダドリー(ウィリアム・H・メイシ―)は、恋愛運ゼロのパソコンおたく。

それぞれの人生にどっぷり煮詰まった4人の男たちが、「俺達まだまだ終わっちゃいないぜ」とついに爆発、冴えない日常から逃れようと、無謀にもハーレーダビッドソンでアメリカ横断3200kmの旅へ

背中に背負ったチームロゴは「WILD HOGS」

<アメリカンチョッパー>

余談ですが、近所の酒場の前にバイクを止めるシーンがあります。

フロントを道路に向けて、乗ったままのバックって着座位置が低いアメリカンバイクだから出来る止め方で、これを私のバイクでやる場合、立ちゴケ率が大幅にアップします(爆)

その酒場の御主人と息子さんは、ディスカバリーチャンネルの「アメリカンチョッパー」と言う番組でバイクを作っている親子の「ポール・タトル・シニア」「ポール・タトル・ジュニア」です。

私、このチャンネルをよく見ていたので分かりましたが、このあたりもアメリカンバイクを強烈に意識していますよね。

<旅(自由)への誘い>

「遠乗りに出てみないか?ロードトリップだ!風を切って太平洋まで、一週間ほど、ただ気の向くままに自由な旅を!」

というウディの提案に乗ったメンバーは。

「俺たちの旅にGPSなんて必要ない!バイクと道路があればいい!」

と言って携帯を投げ捨てて出発します。

これもね。時計を投げ捨てて自由に旅立つイージーライダーをオマージュしたシーンですよね。

<旅立ち>

さて、いよいよ4人のライダーは旅立ちます。

「熟年ライダー!20分ごとにバイクを止めておしっこ!」と、ダグの奥さんが出発前に言っておりましたが、その通りの光景も何度か描写されております。

私のタンクはそんなに小さくないので大丈夫ですが、この回数は結構辛いですよね(笑)

旅の途中でライダーの集団を見たダドリーが、「ここまでにおってくる。あれこそ本物だ。」と呟くシーンがあります。

本物のバイカーの香りというヤツですよね。

人生をバイクに捧げているであろう人達を見た時に感じるコンプレックスのような感覚だと思います。この「本物」という言葉が布石となります。


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<不良集団>

旅の途中で立ち寄る酒場。西部劇の時代からあるアメリカのイメージですよね。

この酒場で、札付きのワル集団「デル・フエゴス」に出会い、リーダーのジャックに言われます。

「都会もんが、カッコだけでバイカー面して、そういう奴はへどがでる!」

「本物のバイカーは、ダミアン・ブレイドというデル・フエゴスの初代総長で、本物のためにここを作った。おまえら一目で分かった!エセ野郎!ここは俺達の自由の地だ!退屈な家に帰れ!」

そして、ダドリーのハーレー・スポーツスターを取り上げてしまいます。

ウディは、ワルたちに気付かれないように忍び寄り、追って来れないように彼らのバイクの燃料ホースを切り、スポーツスターを取り返します。

それに気づいたワルたちは、ウディを追おうとしますが、咥えていた煙草が落ちて、燃料ホースから漏れたガソリンに引火し酒場が爆発してしまいます。

早く逃げたいウディ達は、燃料補給は後回しにして出発しますが、「次の給油所 320km先」という看板を見落としていてガス欠に見舞われます。

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<戦いの街>

やっとの思いで辿り着いた街までワル集団は追って来ます。そして、逃げ腰だった中年4人の心に火が付き戦う決心をします。

倒されても倒されても立ち向かう4人を見ていた街の住民たちも、今までは怖くて逆らえなかったけど、たった4人で立ち向かえるなら我々にもできると加勢します。

ワルたちのリーダー、ジャックは、

「デル・フエゴスに敗北はねえ!ここは俺達の街道だ!俺達の街道は守る!」

と叫びます。

その時。

「違うぞ、ジャック! 俺の街道だっ!」

という言葉と共に、ハーレーから降車する古いブーツとチャップスの場面。

「ブレイド・・・・・。」とジャックが呟きます。

ブレイド(ピーター・フォンダ)の登場です。

以下、ジャックとブレイドの会話。

ジャック「酒場が燃えた。このカッコだけの奴らがやった!」

ブレイド「4人で50人を相手にする奴がカッコだけか?」

ジャック「あんたの酒場を燃やした!」

ブレイド「あれはボロ屋だ。保険を2倍かけてある。奴らに感謝する。」

ジャック「あんたの掟に従ってる。」

ブレイド「なぜ俺が(背中の)ロゴをつけないと思う?なぜ一人で走ってる?」
    「おまえらは忘れてる。バイクに乗ってハイウエイに戻れ!」
    「”走る”とは何か思い出せ。」

ジャック「オーケー。パパ。」

ブレイド「ママそっくりだ。」

そして、ワル集団は去って行きました。

ブレイドは、4人に話しかけます。

「カッコマン、名前は?クラブの名だ!」

「ホッグスか・・・」

「ホッグス!マジに走れ!イヤなら家にいろ!」

「それに・・・時計は外せ。」

キャーーーッ♪ カッコイイィ~♪

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ちなみに、イージーライダーでキャプテンアメリカ(ビーター・フォンダ)が、自由を求めて時計を外すシーンがこちらです。

ねっ!

「本物とは誰か」という布石と、「時計は外せ。」と言わせるまでの布石。

ピーター・フォンダの出演ありきで作られた作品でしょ

エンディングロールで、「Del Fuego’s」が再建された映像も流れます。

あらためて、ピーター・フォンダさんのご冥福をお祈りいたします。

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よろしければ覗いてみてくださいませ。