こんにちは、アーチビブログです。
若い頃に雑誌では見ていたけど、実車を初めて見た懐かしの名車(ホモロゲーションモデル)が前を走っていたので信号待ちの時に写真を撮っちゃいました。
「R31型スカイライン」当時のグループA ホモロゲーションモデル「GTSーR」です。
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国際自動車スポーツ連盟(FISA)のレギュレーションで、グループAは量産車部門に所属し、ツーリングカーと定義されてます。市販車からの改造範囲が少ないため、グループBやCと比較して市販車の外観が残されていてスカイラインが得意とするカテゴリーでしたが、現在ではグループA規定のレースは消滅しています。
公認という意味で、連続する12か月間に2500台以上生産された4座席以上の車両がホモロゲーションの対象となります。
今では超高級車になってしまいましたが、スカイラインと言えばレースで常勝を続けるスポーツセダンだったんですよね。
そういう私はスカイラインを所有した事はないのですが、車雑誌を読むことが好きだったのでこういうレース参戦を狙った限定車を目の当たりにすると心が躍っちゃいます♪という訳で、R31型スカイラインの蘊蓄を少々語ります。
当時は、トヨタ・マークⅡ三兄弟(マークⅡ・クレスタ・チェイサー)に代表される「ハイソカー」と呼ばれた高級4ドアセダンがバカ売れしておりました。
スカイラインもその「ハイソカー路線」に乗っかって大失敗したモデルがR31型。というのが私の記憶なんですよね。
下の画像がR31型発売当初のモデルです。
上ののマークⅡにそっくりだと思いませんか?
高級感のある外装と応接間のような内装を作るのはトヨタのお家芸だった時代です。
日産が真似をしようとしてもどこか野暮ったくて、高級でもなければスポーティーでもない、どっちつかずのクルマなのに高額って、そりゃあ売れませんよね。
(あくまでも私の主観です)
発売当初は4ドアモデルのみだったのですが、失敗のテコ入れで約9か月後に2ドアスポーツモデル「GTSシリーズ」を投入し、スポーツ路線への回帰を図ります。
ターボチャージャーのタービン素材に軽量なセラミックを採用しターボラグの低減とエンジン停止後の焼き付きにも配慮した「セラミック・ターボ」という響きが懐かしいです。
セラミックと言えば陶磁器が思い浮かぶので、当時の私は壊れないのか心配したものです。(笑)
また、時速70kmを超えるとフロント下部から自動で出てくる「GTオートスポイラー」もカッコ良いのですが、「運転している人には見えないじゃん!最初から出しておけよ!」と思ったのも懐かしいです。
そして、発売から2年後のマイナーチェンジの時に、限定生産で「GTSーR」が登場するんです。
フロントオートスポイラーは固定化され、大型のダックテールスポイラーを装備。更に、大型のターボチャージャーと専用インタークーラー。等長ステンレスエキゾーストマニホールド等で武装して全日本ツーリングカー選手権等の国内レースに参戦していたグレードです。
次の世代のR32型GTーRが本当の意味での常勝スカイラインの復活なのですが、こういうホモロゲーションを取得したマシンというのは今でも雰囲気と存在感があって素敵でした。
それにしても、考えてみると30年も前の車両になるんですね。
ビックリです。
それと、このR31型にはもう一つ紹介したい車両がありました。
オーストラリア向け車両用の3000cc SOHCエンジン(RB30E)のシリンダーブロックにRB20DEのツインカムヘッドを組み合わせた、日本には無かった自然吸気3000ccツインカムエンジン搭載のコンプリートカー「トミーカイラM30」です。
日本初の公認チューンドカーという事で強烈に覚えております。
ちなみに、この30年前のホモロゲマシンやコンプリートマシンって手に入るの?と調べてみると、ほぼノーマルのGTSーRが298万円(車両本体価格)M30が170万円程度でネットに載ってますね。(2019年9月1日現在)
どこかのミュージアムでしか見れないと思ってたので結構意外でした。
それではまたっ♪
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