前回が550記事の節目だったアーチビブログです。
300記事達成時は「東本昌平(はるもとしょうへい)先生」の漫画全般を紹介したので、550記事記念は東本漫画をもう少し踏み込んで紹介したいと思います。
『雨はこれから』の各巻から、心に響く主人公の台詞を抜き出してみました。
(東本昌平『雨はこれから 8巻 』 YAMAHA SR400)
50代後半の松ちゃんという中年ライダーを中心に時が流れるストーリーです。
人生に行き詰った同世代の心に響く台詞の数々、私にはビンビンに響いております。
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1巻
私がまだ十代の頃
『自分のやりたい事を見つけなさい』
と言われたものだが・・・
60も近くなって
未だに何がやりたいのか
わからないでいる
(東本昌平『雨はこれから 1巻』松ちゃんSR400 & 徳丸ゼファー1100)
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2巻
今さら青くさいと言われようとも
自由にやりたくて会社を辞めたのに
なにごとも
深入りしないようにしていたのに
気がつけば情にからまれて
少しも自由な気がしない
わかっている
情もなくなったらしまいだ
と思い極めている
自分がいけないのだ・・・と
(東本昌平『雨はこれから 2巻』Kawasaki ZEPHYR1100)
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3巻
バイクを手に入れたとき
それが旅のはじまりだとは気づいていない
その旅が長いのか短いのかもわからない
なにごともはじめるよりも
終わらせるのはむずかしい
(東本昌平『雨はこれから 3巻』カッちゃんハーレー1200)
(春本昌平『雨はこれから 3巻』松ちゃんがカフェレーサーに改造したカッちゃんのハーレー)
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4巻
忘れっぽいからなのか・・・
気が付くと我惑星が
太陽を四半周していたりする
「ほら」と春風に押されて外に出る
私もバイクも運動不足である
(東本昌平「雨はこれから 4巻』Harley Davidson 1200)
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5巻
若い頃の自分は忘れている
誰かれ説教されて
自分が変わったとは思えない
根っこのところで
人は変われない
自分を捨てる事はない
変わらなければいけないと思う事は
不幸な事だ
所詮
人は変われない
(東本昌平『雨はこれから 5巻』Harley Davidson 1200)
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6巻
子供の頃・・・
わからないことがあったら質問しなさいと
先生に言われたものだが・・・
なにがわからないのかがわからない
この歳になって今でもだ
今の気分は・・・つまらない
面白くない
だがなにがどう面白くないのかわからない
こうなると
バイクで走ったくらいでは面白くならない
(東本昌平『雨はここから 6巻』BMW S1000RR & Harley Davidson 1200)
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7巻
ガキの頃は・・・・・
こんな世の中なんか
変わってしまえばいいのに・・・
などと思ったものだが
自分がオヤジになると・・・
すっかり世の中は変わっている
そのつみかさねだ
そんなことはあたりまえだ・・・
などと思える頃には歳をとっている
(東本昌平『雨はこれから 7巻』YAMAHA SR400)
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8巻
現状から飛び出したい気持ちは若い頃と変わらない
しかし
中年もおしまい頃になると心持ちがちがってくる
もっとも悲壮である
・・・・・・
今はバイクのテールランプが切れていることが
重大だ
(東本昌平『雨はこれから 8巻』YAMAHA SR400)
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9巻
人それぞれだが
なにかうまくいかないことへの焦りがある
焦るとは地面に足のついてる奴の言うことだ
なさけない
面とむかってダメ男と言われたか
アラ還の俺には・・・
先がない
(東本昌平『雨はこれから 9巻』YAMAHA SR400)
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まとめ
中年ライダーは様々な思いを抱いて走っているんですねぇ~!
それにしても、ハーレーって、ロードスタータイプも滅茶滅茶カッコイイですよね。
ちなみに私は、腰痛でバイクに乗れないからバイク漫画を読んで我慢しているんです。
でも、バイク漫画を読むとバイクに乗りたい病を発症し悶々とするわけですが、乗りたい病発症の誘発度が高いのが「雨はこれから」だと思うんです。
それと、無性にコーヒーが飲みたくなるのもこの漫画の特徴かも?
というわけで、月刊誌「Mr.Bike BG」に連載中の「雨はこれから」という漫画の紹介でした。
東本昌平先生の様々なバイク漫画を紹介した記事へは下の画像をクリックすると移動します。
よろしければ覗いてみてくださいね。
こんな大人になりたいような、なりたくないような!(苦笑)
それではまたっ♪
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