バイクに乗り続けることを誇りに思う 東本昌平漫画の紹介

こんにちは、アーチビブログの あーさん です。

令和の始まりと共に開設した当ブログが300記事に到達致しました。

雑記のアーチビブログですが、記念の300回目はバイクの記事を書こうと思っていて、多くのバイク系ブロガーさんがブログタイトルに一度は使ったことがあるであろう、東本昌平先生の漫画『RIDE』から引用したフレーズをタイトルに使わせていただき、東本作品の紹介の回にしたいと思います。

  300回目は東本作品の紹介と決めておりました

東本昌平『キリン』より
(東本昌平『キリン』より)

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1、東本作品の紹介

マイガレージの本棚に東本作品を集めてみました。

それぞれの作品を紹介しますので、もし読んでおられない作品がありましたら、是非読んでみてくださいませ。

(1)キリン(全39巻)

大まかに四部構成の物語です。

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POINT OF NO RETURN!

元々は航空機用語で「帰還不能点(出発点に戻る燃料が無くなる点)」という意味です。

GSX1100S カタナ を駆り、デカ尻女と名付けたポルシェ911との非合法バトルに挑むキリンと呼ばれる中年ライダーの物語です。

若い頃は「おじさんも頑張るねぇ~!」と思って読んでいましたが、今ではキリンよりも大幅に歳を取ってしまった私です。(汗)

The Horizontal Grays

直訳すると、Horizontal は水平。Grays は灰色。

これを「地平線の鉄馬」と訳します。

この言葉が大好きなライダーは多いのではないでしょうか

峠の走り屋「不破マサキ」。コーヒーショップ「ランブル」のマスター「モヒ」と、彼の所属するバイクチーム「BST(バーン・ストーム・トゥルップス)」のメンバーを中心とした物語です。

1部から登場しているGPz900R を駆るチョースケの事故死は衝撃でもあり、バイクに乗ることの危険性やスピードの恐怖を教えてくれた物語でもあります。

RUN THE HAZARD

「危険な疾走」と訳せばいいのかな
物語を読むと「危険な行為」でもいいかも

初代キリンのカタナを受け継いだ若き「キリン」が登場し、無頼のバイクチーム「ガルーダ」との確執が描かれた長編物語です。

私、この話に登場する寺崎の「Kawasaki Z1000MKⅡ」が大好きです

あとね、ガルーダに取り入ろうとする小太りで小男で性格最悪の松本という男がメッチャ腹立つんですよねぇ~!(怒)

最終的に成敗されますが、大人的な成敗なのがカッコいい

WONDER NET WANDER

小柄だけど超人の祖父から譲り受けた「Kawasaki 750ss(H2)」を駆る少年「キリン」の物語です。

熊の様な化け物タイプの父親の「Kawasaki Z2(750RS)」もカッコいいです。

この第4部は、13部との関連性がなくコミカル系の不思議な物語なので、頭の中を入れ替えて読む必要があります。

だから WONDER(不思議)と WANDER(彷徨う) なのかな

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(2)キリン The Happy Ridder Speedway(全11巻)

「Kawasaki 500SS マッハⅢ」を駆って旅をする「キリン」が、とある封鎖された町に迷い込み、町から出るためにレースに参加する物語。

新構成のシリーズですが、前作1部のキリンに似たカタナを駆る人物も登場します。

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(3)RIDEX(連載中)

初代編集長が、「東本昌平がバイク雑誌を作ったらどうなるのか」という出発点から東本さんを口説き落として始まったバイク雑誌「RIDE」

その各号に描かれた短編漫画の単行本が「RIDEX」です。
 
「キリン」と並び、「ライダーのバイブル」と言って良いのではないでしょうか
 
私の様に「RIDE」「RIDEX」のどちらも購入されるライダーは多いはず。

「RIDE」
は単独雑誌の創刊号から、現在の月刊オートバイの別冊になりましたが、私はずっと買い続けております。
 
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(4)雨はこれから(連載中)

Mr.Bike BG に好評連載中の物語です。

テレビ局を退職し漫画家を目指す松っちゃんという中年ライダーを中心とした物語。

松ちゃんが駆る「YAMAHA SR400」のセパハン・バックステップ仕様がメッチャ渋いんです。私も宝くじが当たったらSRを購入してカフェレーサーに仕立てたいです。

バイクから家電まで何でも修理して使う松っちゃん。

私も田舎のオッチャン達に色々と修理を依頼されますが、松ちゃんには勝てません。(笑)

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(5)HiHiHi!ハイ・ハイ・ハイ!(全2巻)

「キリン」の原点と言われるバイクを愛する若者達の青春の1ページが描かれた初期作品短編集です。コミカルなヤンキー魂が描かれた作品です。

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(6)CAROLAWAY(全2巻)

免許証が現在の様に排気量で細分化されていない時代。
高校生が普通にナナハン(750ccバイク)に乗り、一般道路ではヘルメットの装着義務もなかった時代。

そして、矢沢永吉所属のロックグループ「キャロル」が解散した時代。
そういう時代が中心の物語です。

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(7)HALMAN(全2巻)

春本漫画は四輪描写も素敵なのですが、1巻1話の「BMW Z4」とか、2話では都心が積雪により交通麻痺したなかでの非合法雪上ラリーに登場する「ランチャ」「ランサー」「ミニ」「アルピーヌルノー」「240Z」など、それぞれの時代のラリーで活躍した車達を登場させるところが東本作品なのだと思います。

バイク乗りの短編や、なんと2巻では「ワイルド7」も収録されているのですが、ワイルド7のバイク描写が半端ないです

流石、東本漫画です!

Google ポリシーセンターで「一部コンテンツに問題あり(アダルトコンテンツ)」という指摘がありましたので、表紙に性的表現があると思われる「HALMAN」「RIDER」の広告は割愛させていただきました。

 

(8)RIDER(1巻完結)

生活の中にバイクがある、大人や少年の短編集です。
中型免許を取得して初のバイクが 400cc という男の子が初めて公道を走ったら、毎日原チャリスクーターを乗り回している小僧君達には勝てません
これ、何となく分かります!(笑)

東本さんは、小さいのも大きいのも、2ストも4ストもひっくるめてバイクが好きで、その中でも「ナナハン(HONDA CB750 four)が大好きなんだなぁ~!」と感じます。

 

(9)CB感(全8巻)

未来の物語です。
コロニー・ヤマタイから予備校へ通うために地球の東京へやって来た「ジュン」は、不思議な乗り物「バイク」に出逢うんです。

50年前から全面禁止されているはずのバイクですが、過去のガラクタ置き場からエンジンやフレームなどを探して組まれたワンオフバイクなんですね。

CB750 four のエンジンを組まれたカフェレーサーが超カッコいいんです

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(10)SS エスエス(全9巻)

SSとは、ラリーのタイムアタック区間であるスペシャルステージのことですね。

 
こちらは四輪がメインの作品です。
過去に学生ラリードライバーをやっていて、現在は自動車整備工として平凡な日々を送る主人公のダイブツ。
ある日、テレビで見たダカール・ラリー(パリダカ)を見てラリーの夢が蘇り、工場に眠っていた「三菱 スタリオン4WDラリー」を駆り、首都高を攻めるようになる物語です。
 
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2.ライダーの心に刺さる東本作品

東本作品は、バイクやライダーの心情などが如実に描かれているだけでなく、先生のエッセーも心に刺さるんですよねぇ~!

『キリン』から、一文を紹介してみますね。


リターンライダーランキング

16歳の夏、それは自身の革命期。

バイクに乗ろう。走りにいこう。
海がいいか山にしようか

跨っているだけで心が躍る。
走っているだけで楽しかった16歳。
恋人なんか欲しくない。バイクがあれば何もいらない。
笑ってしまう程、馬鹿で未熟な16歳。

遠乗りを覚え、スピードに酔い、年齢を重ねる。
それが非常に危険な物だと気づいても、もう降りる事はできない。
回りを見れば、仲間はみんな降りてしまった。

” バイクは所詮、ガキのオモチャだよ ”・・・・・ガキで結構。

バイクは格好いいんだ。
バイクは速いんだ。
そして、バイクが好きなんだ。

未だ ” 16歳 ”

エンジンスタートの今日は、我が革命記念日。

捉え方は人それぞれですが、バイクのエンジンスタートは四輪のそれとは明らかに違うと私は思います。ヘッポコライダーの私でも、幾つになってもバイクのエンジンスタートは十代のあの頃と同じ感覚であり、革命記念日なんです。

今想えば、笑ってしまう程、馬鹿で未熟な十代であったことは間違いないですが、さて、どれだけ成長しているのかと言えば自信がないわけで、未だ成長過程のあーさんでございます。(笑)

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3.まとめ

こういう記事を書いていたら。

バイクに乗りたいよぉ~!

となっちゃいますが、流石に雪の中で無茶はできないので、我慢のあーさんでした。

 それではまたっ♪

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