こんにちは、田舎暮らしのアーチビブログです。
先日の早朝、自宅近くのアパート駐車場にパトカーが止まっていたので「駐車場内での事故かな?」と思ったのですが、アパート住民のアルファードが盗難被害に遭っていたんです。
高級車の盗難なんて私が暮らす田舎では聞いた事がなく、愛知、大阪、千葉などの車台数が多い都会とその近隣県での出来事だと思っておりました。
そのアパート周辺は、夜になれば真っ暗になり人も歩いていないから盗みやすいのかもしれませんが、どういう方法で盗まれたのか? が非常に気になったので何通りかの手口を考えてみました。
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【1】リレーアタック
リレーアタックと呼ばれる方法は、スマートキーから常時発信されている微弱な電波を傍受してリレー形式で中継し、車両の開錠とエンジン始動を行う方法です。
この方法は、数メートル範囲でしか微弱電波をキャッチできないため中継に複数人が必要なこともあって、今回の盗難被害場所では難しいと思いました。
ただし、真夜中で複数人のプロ窃盗団ならば十分に可能ではあります。
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【2】コードグラバー
コードグラバーは、車両オーナーのキーレス操作時に発する電波を遠方からグラブして(つかみ取って)、IDコードを複製し開錠する方法です。
車両のオーナーがドアの施錠か開錠のキーレス機能を使用した瞬間を狙ってドアロック機能コードを盗み取る手口です。
ドアロック機能のみが複製されるのでエンジン始動は出来ず今回の盗難では使えません。
車両は盗まれませんが、カーナビやオーディオなど車載器の車上荒らしも多いそうなので、注意は必要です。
【3】CANインベーダー
CANインベーダーは、車両のCAN通信(車載ネットワーク)に物理的に接続して開錠とエンジン始動を行う方法です。
ECU(エンジンコントロールユニット)を中心にして車両の至る所に張り巡らされている人間で言えば神経の役割がCANです。
CANに直接アクセスする方法を知っていれば車両盗難は簡単に出来てしまいます。
【4】リレーか?CANか?
上記を踏まえれば、今回の車両盗難手口は、リレーアタックかCANインベーダーのどちらかだと思われますが、複数人で中継するにせよ、CAN接続を知っているにせよ、プロの窃盗団にしか出来ないことだと思います。
通りすがりの流しの犯行ではなく、数日掛けて下調べをしている可能性が高く、田舎ですらそういう集団が暗躍していることに恐怖を感じてしまいます。
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【5】まとめ
田舎では施錠していない車両も少なくありませんが、それは軽トラックなどの作業用車両であって、高級車オーナーは流石に施錠しています。
しかし、素人がやる車上荒らしや部品盗難などへの危機意識はあっても、プロ集団の車両盗難についての危機管理意識は低かったと思います。
ちなみに、私の田舎の場合は山に囲まれていて逃走経路は少なく、されど意外にNシステムは多いので、それもあってか車両は早期に発見されたそうです。
でも、ナンバープレートや部品、車内機器などは既に外されていたそうです。
田舎といえども、今後は危機管理意識を持たねばと思った事件でした。
それではまたっ!
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