こんにちは、アーチビブログです。
昨日、久々に超接近する迷惑な車に遭遇した記事を書いたのですが、本日は、厳罰化から1年間での摘発件数について、警察庁のまとめが発表されたので記事にしてみました。
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目次
【1】1年間の摘発件数
あおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道交法が施行された2020年6月30日からの1年間、同法のあおり運転容疑で38都道府県警が計100件(96人)を摘発したとのこと。
そのうち高速道路上で相手を停車させるなど、厳罰の重い「著しい危険」は29件(29人)でした。
96人のうち、1人は3件。2人はそれぞれ2件の摘発を受けているそうで、悪質な人間性が見えますよね。
【2】通行を妨害する意思の証明とは
あおり運転は「通行を妨害する意思の証明」が不可欠です。
つまり、証拠がなければ不逞の輩は傍若無人な行為をやりたい放題なわけで、摘発されたうちの93件はドライブレコーダーの映像、6件はスマートフォンや防犯カメラの映像、1件は目撃情報が証拠となったそうです。
【3】危険運転と著しい危険運転
通行を妨害する違反には2種類があります。
(1)危険運転
違反点数は25点
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
運転免許の欠格期間は2年です。
(2)著しい危険運転
違反点数は35点
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
運転免許の欠格期間は3年です。
【4】摘発件数の内訳
改正法は、あおり運転を「妨害運転」と規定し10行為を規制しています。
100件の内訳は以下の通りです。
(1)急ブレーキ
急ブレーキが最多で、危険運転が16件。
著しい危険運転は8件でした。
(2)急な車線変更
危険運転が14件。
著しい危険運転は6件。
(3)幅寄せ・蛇行など
危険運転が12件。
著しい危険運転は4件。
(4)車間距離不保持
危険運転が14件。
著しい危険運転は2件。
(5)高速道路上の駐停車
危険運転が1件。
著しい危険運転は8件。
高速道路で停車することは、ほぼほぼ著しい危険運転になるという事ですね。
(6)左からの追い越し
危険運転が5件。
著しい危険運転が1件。
(7)執拗(しつよう)なクラクション
危険運転が5件。
(8)逆走
危険運転が3件。
(9)高速道路上の低速走行
危険運転が1件。
(10)減光等義務違反
ハイビームでの危険運転ですが、これだけが0件でした。
【5】道路別
高速道路が24件。
一般道路が76件。
4件は自転車による妨害運転でした。
【6】都道府県別
都道府県別は以下の表です。
大阪が多いですね!
都道府県 | 違反件数 |
---|---|
大阪 | 11 |
埼玉 | 7 |
北海道 | 6 |
東京 | 6 |
岡山 | 6 |
兵庫 | 5 |
島根 | 2 |
【7】年齢別
年齢別は以下の表です。
40代がブッチギリで多いです!
年齢 | 違反件数 |
---|---|
10代 | 2人 |
20代 | 14人 |
30代 | 19人 |
40代 | 31人 |
50代 | 18人 |
60代 | 9人 |
70代 | 3人 |
【8】まとめ
19件で容疑者が逮捕され、81件は書類送検とのことです。
被害者側が証拠を提出しなければ成立しないわけで、摘発件数は氷山の一角だと思います。
私事ですが、昨日の超接近運転車両(下の画像をクリックしたページです)は「不快ではあるけれど恐怖までには至らない」と言えるからセーフです。でも、そういう行為から争いが生まれることもあるから注意が必要ですよね。
ちなみに、あおり運転とは認定されなかったけれど、「車間距離不保持容疑」を適用した件数は 11,510件 だったそうで、例えば私がドラレコの映像を警察に提出すれば、⇧の運転手には違反点数1点と反則金6,000円が課される可能性が高いです。
また、私が少し前に初心者ドライバーにクラクションを鳴らした事例は、「やむを得ずだから危険運転には該当しない!」と言えますね。
法律が厳罰化されても意に介さない輩は存在するわけで、周囲の車に迷惑を掛けない運転を心がけていれば、そういう輩のターゲットになることは回避できるのではないでしょうか?
私もですが、皆さんも気を付けましょうね!
それではまたっ♪
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