悩めるローダウン!車高調の全長式とネジ式の違いを考察!の巻

還暦を迎えて「そろそろヤンチャは卒業でいいんじゃない?」と妻に言われ、自分もそう思って普通の車に買い替えたのですが、どうにもタイヤとフェンダーの隙間が気になって、少しだけ車高を下げたいアーチビブログの あーさん です。

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1.車の車高を下げる方法

車高を下げる方法は、スプリング(ダウンサス)のみを交換する方法が安上がりですが、純正ショックアブソーバーとの相性が悪いと酷い乗り心地になる場合があります。

ならば、スプリングとショックアブソーバーがセットになり、好みの車高に調整できる車高調整式サスペンション(略して車高調)を組む方が望ましいのは明白です。

しかし、一口に車高調と言っても、10万円以下のモノから50万円を軽く超えるモノ、また、全長式とネジ式の違いなどがあるので、そこんところを少し復習してみました。

2.車高調の種類

車高調には大きく分けて「全長調整式(全長式)」と「ネジ式」の2種類があります。

イラストで簡単に説明してみます。

(1)全長式(フルタップ式)

全長式はフルタップ式とも言われ、ロアブラケットとシェルケース(本体)を別部品とすることで調整幅が大きいのが特徴です。

<メリット>

車高を下げてもスプリングの長さと有効ストローク量に変化がなく乗り味が変わらないのが大きなメリットです。

大幅に車高を下げたい場合は全長式が適しています。
また、調整幅が大きいので現在の主流は全長式であると言えます。

<デメリット>

大きく車高を下げられる反面、下げ過ぎによる走行性能の悪化や、タイヤハウス内のカバーなどに干渉してしまうこともあり注意が必要です。

調整幅を確保するためにシェルケース(本体)の長さが制限され元々のストローク量が少なくなります。
また、ネジ式に比べて部品点数が多く構造も複雑なので重量が増し高額になりがちです。

(2)ネジ式

ロアブラケットが直接シェルケースに装着されているのがネジ式です。

スプリングの下側を支えるロアシートの位置を上下してスプリングのストローク量を変えることで車高を調整します。

<メリット>

全長式に比べて車高調整幅は少ないけれど、シェルケース(本体)のストロークを長く取れ、結果オイル容量も多く取れて耐久性が上がります。

部品点数が少なく軽量に仕上がり、ゆるみの心配がなくメンテナンスが楽になります。

<デメリット>

スプリングの縮みを利用するので車高調整幅が少なく、極端なローダウンには不向きです。
下げ過ぎると有効ストロークが減り、底付きして路面からの衝撃を正常に吸収できなくなることがあります。

スプリングを縮め過ぎると線間密着により異音が発生することもあります。

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3.迷ったらどちらを選ぶ?

車高を大きく下げたい。
尚且つ乗り心地も確保したい。

という場合は「全長式(フルタップ式)」を選ぶべきです。

車高の下げ幅は少なめで良いのであれば、比較的安価でメンテナンスも楽な「ネジ式」を選べば良いのではないでしょうか。

ただね、「ネジ式安価」という訳ではなく、全長式で10万円台のモノもあれば、ネジ式で30万円以上のモノもあり、優れたネジ式は高額でも納得できるから悩むんですよね。

サスペンションメーカーの推奨車高でセットするのならば、全長式よりもネジ式の性能の方が良いケースがありますからね。

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3.自分は何を選ぶ?

今回の私の場合、現在のフェンダーとタイヤの隙間に指が3本半4本入るのを、指2本分程度に狭めたいだけなので「ネジ式」が適していると思います。

ちなみに、欧州では全長式の構造ではドイツの「TUV(テュフ)認証」を取得できない場合があり、多くのサスペンションメーカーはネジ式(車種専用設計)を採用しています。

耐久性はとっても重要ですからね

<TUV(テュフ認証とは>
機械・電子機器や医療製品などのあらゆる製品に対して安全性や機能の有効性が認められたことを証明するものです。

4.車高調は自分で組めるの?

私自身ローダウン車には数多く乗って来ましたが、自らDIYで組んだことがあるのは軽自動車の「ダイハツ ミラジーノ」だけです。

若い頃に整備のスキルアップを兼ねて、フロントをネジ式車高調、リアは調整しながらスプリングカットする方法でやってみたのですが、意外に上手くできました。

アライメント調整だけはショップに持ち込んだのですが、これも意外に微調整で済みました。

あの頃は、ろくな工具も持ってなかったのに、やる気と根気だけでやっちゃった訳で、そのページは下の画像をクリックすると覗けますので、よろしければ見てやってくださいませ。

とはいえ、大切なクルマのためを考えれば、専門のショップにお任せするのがベストであることは言うまでもありません。

5.サスペンション構造による違い

わが家の アウディA3は、普通のグレード(謂わば廉価バージョン)なので、リアサスペンションがトーションビーム式なんですよね。

<トーションビーム式サスペンションとは>
FF車用のリアサスペンションで、車軸前方を結ぶトリーリングアームをコイルスプリングで懸架していて、左右のアームも横梁で接続された構造です。

走りを重視したグレード用の車高調は多くのサスペンションメーカーが研究して多数販売されていますが、普通グレード用のサスペンションは少ないのが現実です。

ちなみに、アウディA3(8Y型)のリアサスは VW ゴルフ8用が適合しますが、新型になって間がないのでモノが非常に少ないんです。

ハッチバックとセダンはリア荷重が違いますが構造は同じなので装着可能です

ちなみに、下はゴルフ7(GTI)用の TEIN(テイン)製です。

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6.まとめ

車好きと言っても様々なタイプがあるわけで、今の私は良質なサスペンションを組んで、少しだけローダウンした佇まいを求めている状況です。

例えば、憧れの KW(カーヴェー)製の車高調を組めば、工賃とアライメント調整を含めて30万円前後の出費を覚悟せねばなりません。

<KWサスペンションとは>
ドイツを本拠地とするサスペンションメーカーで、車種別に入念に調整されたネジ式車高調はレース業界だけでなく一般車用も絶賛されています。

若い頃はお金が無くても注文してたのに、オッサンになると支払えない訳ではないのに「そこまで必要か?」という自問自答が脳内を駆け巡るから不思議なんですよねぇ~!

車好きの度合いが薄れてきているのは確かかもしれませんが、焦ることなく考えて行こうと思います。

それではまたっ♪

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