田舎でバイクを弄っていると、草刈機やチェンソーの修理を頼まれることがあるアーチビブログの あーさん です。
でもねぇ!
最近持ち込まれるのは修理と言えないケースが多いんですよね!
さてさて、今回のケースは?
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1、ZENOAH(ゼノア)BC2611EZ
草刈機です。
「エンジンが掛からない!」という症状です。
で、結論から申しますと、「プラグの締め付けが甘かったから!」でした。
あれまっ!
折角なので、燃料フィルターの詰まりと排気通路のカーボン詰まりが無い事を確認し、各部のネジの増し締めと、エアフィルターの掃除をして、一発で始動するようになりました。
強いて言えば、イグニッションコイルの取付ボルトも少し緩かったので、使い始めは振動で各ネジが緩むことがあるという例です。
ちなみに、外観は古臭い草刈機ですが、エンジンやプラグがメチャメチャ綺麗だったので、あまり使っていないのだと思います。
エンジンは凄く調子が良かったです。
調子が良いんだから、お代は頂きませんでした♪
2、STIHL(スチール)MS 180 C
続いては、チェーンソーです。
「切れないし、エンジンの掛かりが悪い!」という症状です。
これはですねぇ!
チェーンが逆に装着されておりました!(苦笑)
聞けば、外れたから付け直したとのことですが、チェーンが外れて機械から離脱するわけがないので、メンテナンスをやろうとしたのか?数本のチェーンを持っておられて交換されたのか?ということだと思います。
超単純なミスですが、「老眼の人はこういう事もあるのかぁ?」という例であります。
あらまぁ!
チェーンはボロボロなので、交換が必要でした。
こんな事もあろうかと、以前同機種を修理した時にチェーンを数本購入していたので新品に交換しました。
あと、エンジンは一発で始動しました。
「掛かりが悪い!」という原因は、「チョークの使い方を知らなかった!」という、これも単純な答えでした。
機種によって様々なパターンがあるとは思いますが、この機種は、「スロットルレバーを握った状態でスイッチレバーを最下部へ下ろし、そこでスロットルレバーを握った手を離せば、チョークが開きハーフスロットルの位置に固定されるので、その状態でスターターロープを引けば始動する。」という出来の良いシステムです。
チョークを開いた状態で、エンジンが「ブルンッ!」と唸って止まったとします。
そのままスターターロープを引くと混合ガスが増えすぎて「かぶる(プラグが濡れる)」という状態になることがあります。
なので、一度「ブルンッ!」と唸ったら、チョークを閉じて(今回のチェーンソーは、スイッチレバーを1段上げた位置)、スターターロープを引くと、かぶらずにエンジンが始動するという、古いオートバイなどでおなじみの儀式に近いですね。
エンジン始動後にスロットルを煽ると、スイッチレバーは自動で使用時の位置になりました。
ほんと、良く考えられたスイッチだと思いますし、こういう依頼は良い勉強にもなり私的には楽しいです♪(笑)
3、まとめ
どちらの機種もエンジンの調子が良くて何の問題もないという状態です。
でも、使っておられる本人は「調子が悪い!使えない!」と思っているわけで、「もしかしたら、使えるのに納屋や倉庫で眠っている機械がごまんとあるのでは?」と思ったあーさんでございました。
難しい問題ですね!
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コメント
中華製キャブレター買って何とか使ってますが
耐久性はどうなんでしょう。交換は面倒ですからね。
農機具屋さんに言わせると国産機ダイヤフラムの寿命も短くなってるらしいです。
ヤマザキ様
コメントをありがとうございます。
中華製キャブレターの耐久性については芳しくない噂を聞きますが当たり外れもあるのでしょうね。
国産のダイヤフラムもメイン側はゴム系ですが、ポンプ側はナイロン系が増えた気がするのでそれが短命の原因ですかね。