新ダイワ草刈機 SSR2602 のベベルギアを社外品に交換

田舎でバイクなんぞを弄っていると草刈機などの修理を頼まれることがある、アーチビブログの あーさん です。

今回は「新ダイワ SSR2602」という草刈機で、「エンジンは掛かるけれど刃が回らなくなった」という修理依頼です。

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1.ベベルギアをチェック

こういうケースではクラッチ系の破損もありますが、ほとんどの場合はヘッドギアケース(ベベルギア)が壊れています。

ヘッドギアケースを外してみると、内部のベアリングが破損してベアリングボールがパイプ内に散乱していました

それと、パイプが少し曲がっていてセンターシャフトが中心からズレているので、作動時には振れ(振動)が大きくなると思います。

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2.依頼者の要望を確認

ベベルギアの純正品は15,000円程度しますし、アウターパイプも交換するとなると20,000円前後の修理費になるかな

という訳で依頼者に確認すると、「パイプはそのままで我慢します。ベベルギアはもっと安いのがないですか」とのこと。

3.社外品購入のためサイズをチェック

ベベルギアの社外品(汎用品)は2,000円6,000円くらいで購入でき、製品クオリティも悪くないので私的にはお勧めです。

今回も社外品を取り付けることになったのでパイプなどのサイズをチェックします。

パイプ径は25mmでした。

シャフトのギア形状はスプライン型7枚刃で、径は7mmでした。

シャフトのギア形状は7種類くらいあります。
詳細に説明したページは下の画像をクリックすると開きます。

 

4.パーツ注文

 
草刈機のパイプ径は、24mm、25mm、26mmと1ミリ単位で違うのですが、今回の25mmは希少なのか他のサイズより若干高額でした。
 
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5.加工取付

取付には加工が必要な場合があります。

(1)マーキング

純正品の固定用ボルトとは位置が違うので、ギアケースの位置が決まったら固定ボルト用の穴からマジック等でマーキングします。


この画像は説明のため、他製品の画像を使っております)

(2)穴あけ

マーキングした箇所にドリルで穴をあけます。

 
下の画像の右側が新たな穴です。

 

(3)パイプ内掃除とケースの取付

パイプ内に散乱していたベアリングボールやドリルの削りカスを取り除き、シャフトの7枚刃にグリスを塗ってからギアケースを取り付けます。

 
以前修理した「スチール草刈機用社外品ベベルギア」の固定ボルトは6mmでしたが、今回は5mmでした。

 
スチールの交換作業は下の画像をクリックすると開きます。

 

6.作業道具の紹介

ノギスはデジタル式でも1,000円程度で購入できるので持っておくと便利です。

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私が使用しているインパクトドライバーは「リョービ」ですが、「京セラ」へ承継されブランド名が変わったので、後継機であろう機種を紹介しておきます。

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7.完成

固定ボルトと締め付けボルトをシッカリと締めたら完成です。
 
 
始動してみると予想通りパイプ曲りの振れがありますが、まぁ我慢できる範囲だと思います。

 
草刈り作業の季節はそろそろ終わりだと思いますが、これからのオフシーズンに整備しておくと良いかもしれませんね。

 それではまたっ♪

 
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