バイク趣味の延長で機械修理などを頼まれることがあるアーチビブログの あーさん です。
それにしてもねぇ!
田舎のお年寄りが持ち込むチェンソーなどは、簡単に直る場合が多いから趣味として楽しんで修理するのですが、見たことも触ったこともない機械を持ち込まれるのは困ったものです。
で、今回は、「これって直るかな?」と持ち込まれたものを見て!
? ん? 何これ?
と、呟いてしまいましたが、ランマ―(地固め機)というものなのだそうです。
こういう一般人が使わないような機械修理をブログに挙げても誰も見ないだろうなぁ!と思いながら、機械好きにとって触ったことがない機械は興味津々なわけで、1年に1名様くらいは見に来ていただけるかも?ってことで、ブログに致します。(笑)
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1、ランマ―とは
ラマ―(rammer=突き棒、打ち固める、突き固める)という英語が語源なんですね。
装置の自重と衝撃板の上下運動で地面を突いて締め固める機械で駆動源はエンジン式が主流とのこと。
こんなの一般人は使わないじゃん!
と思うのですが、楽天市場やヤフーショッピングでは売ってるんですね。
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2、症状
古い機械らしく、砂まみれで機器名シールも剥がれていて「これでは部品を発注したくても出来ないじゃん!」って感じですが、砂を取り払うと機体番号プレートがありました。
酒井重工業の
「PC63」という機械で、既に製造中止になっている様で、どちらにしても部品発注は無理って感じであります。
あれまっ!
症状は、「燃料を満タンにして、一晩置いていたら燃料がカラになっていた
!」ということなので、とりあえず調べてみて、ダメならダメと諦めましょう。
全くの専門外ですからね!
3、修理開始
燃料がカラになる原因としては、ガソリンは揮発性が高いので、タンクキャップのパッキン劣化で揮発したり、燃料ホースの劣化で漏れ出たり、もしかしたら盗まれていたり!?
なんてことが考えられます。
(1)タンクキャップ
タンクキャップのパッキン(ゴム)はシッカリしていて大丈夫でした。
タンク内のガソリンは私が買ってきて補充したものです。
消防法の関係でポリ容器では売ってくれない(軽油、灯油はポリ容器でOK!です)ので、金属製の容器が必要になります。
ホームセンターなどに売っている携行缶はスチール製がほとんどですよね。
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でも、スチール製は内部が錆びることがあるので、私はステンレス製を使用しております。
てか、同じ買うなら錆びないステンレス製をおすすめします。
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金額がかなり違うので、スチール製が錆びたら買い替えるという方が安上がりですが、例えば、「携行缶内のサビに気づかないで大切なバイクにサビ入り燃料を入れてしまった!」なんてことを防ぐ意味でステンレス製はおすすめです。
(2)燃料ホース
燃料タンクを留めているボルトとナットを外し、装飾板を外してタンクを浮かせてみました。
燃料ホースのジョイント部の漏れは無く、ホースも破れなど無いようです。
(3)燃料コック・燃料ストレーナー
エアクリーナーボックスをゴソッ!っと外してみました。
すると、燃料コックと燃料ストレーナー(燃料内の異物が落ちるカップ)の下辺りにジワッ!っと漏れた形跡がありました。
燃料コックを「閉」の位置にし、燃料ストレーナーを外し(ネジ式でした)、ストレーナー内の汚れを除去した後、シッカリと締め込みました。
あと、燃料コックを止めている小さなプラスネジ2個が緩んでいたわけではありませんが、シッカリと増し締めしました。
その後、約24時間放置して燃料タンクを覗いてみると、燃料が減っている様子はなく、「どうやら大丈夫!」となりましたっ。
良かったぁ~♪
これ、例えば、また同じ個所が緩んで漏れ出したとしても、使わない時は燃料コックを閉じていれば漏れないと思うので、燃料コックの開けっ放しには注意が必要ですね。
4、エンジン始動
触ったことがない機械なので、試してみたくてエンジンを始動してみました。
燃料コックを開き、チョークレバーを「閉」にして、スターターロープを引くと!
ブルンッ!
と一発始動しました☆
チョークレバーを戻してスロットルレバーを開けると!
ガタガタガタガタッ!
と、凄い振動にビックリしました!
こんなの試さなくていいですね!(爆)
ちなみに、プラグは中国製の「TORCH E6RCF」が使われていました。
今回は交換の必要はありませんでしたが、「NGK BR6HS」と互換性があります。
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以前修理した発電機に「TORCH E6RCF」が装着されていて、調べても互換性が分からず同じものを購入したのですが、その後、全く同じ機種の修理で「NGK BR6HS」が装着されていたので間違いありません。
まぁとにかく直って良かったです。
でも、こいつの修理はもう嫌だなと感じた
あーさん でした
!(苦笑)
それではまたっ♪
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