こんにちは、田舎で便利修理屋扱いをされているアーチビブログの あーさん です。
今回は、昨年の夏に修理した「STIHL(スチール) FS 55C」という草刈機のベベルギアがガタガタになったという再修理依頼です。
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【1】汎用品のベベルギア
昨年の修理はベベルギアが完全に壊れて、安く直したいということで純正部品より安価な汎用品のベベルギアに交換しておりました。
汎用品への詳しい交換方法は下の画像をクリックしたページで紹介しておりますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。
【2】酷使された草刈機
ベベルギアを外してみると、固定ボルト用に開けた穴が純正ベベルギアの固定穴と繋がってしまい、ガタガタと動くようになっていました。
聞けば、昨年の修理後から秋までと、今年の春から壊れるまで、仕事で請け負った草刈作業で朝から晩まで毎日フル回転させていたということでした。
古い機械ですし、それだけ酷使すれば元は十分に取ってるじゃん!と思いましたが、エンジンの調子は良いので廃棄するには勿体ないから簡単に修理してしまいましょう。
【3】修理開始
要は固定用穴の位置を移動させればいい訳で、アウターパイプを180度ほど回転させて新たな穴を開けます。
(1)各ボルトを緩める
アウターパイプを回転させるから、下画像で説明しますと、①から⑤のネジを全て緩めて、ハンドル等それぞれの角度を合わせる必要があります。
(2)固定用の穴を開ける
上画像⑤のエンジン側カバーを固定するボルト3本の真ん中が固定用ボルトなので、それ用の穴を新たに開ける必要があります。
穴径は4mmでした。
インパクトドライバーは高額なものでなくてもいいから1台持っておくと非常に重宝します。
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ちなみに、下画像はベベルギアの固定穴位置をマーキングしている画像です。
上記のエンジン側カバー用も含めて固定穴を開ける位置はシッカリとマーキングして穴とボルト位置が一致するように慎重に行う必要があります。
下画像は新たに開けた穴で、繋がってしまっていた穴は反対側になりました。
こちらの穴径は5mmです。
【4】修理完了
酷使されているのでスイッチなどのボルトも緩み気味でした。
全てのボルトを増し締めして修理完了です。
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