こんにちは、アーチビブログです。
今年も梅雨前線が各地を襲っております。
被害に遭われた方の気持ちを思うと言葉が見つかりません。
私も数年前の台風時に冠水道路を走行する事態になり、大変怖い思いをしたのですが、一般的な乗用車って水深何センチくらいまで走行できるのでしょう?
Sponsored Link
【1】JAFのテストでは?
JAF が行った検証によると、水深30cmでは、セダンでもSUVでも、時速10km、時速30kmでの走行が可能だったとのこと。
水深が60cmの場合、セダンタイプはフロントガラスの下端まで水を被り、時速10kmでしばらくの間は走行できたけれど途中でエンジンが止まり、SUVタイプは時速10kmでの走行は可能だったが、時速30kmでは走行できなかったとのこと。
【2】車の設計上は?
現在の車は、ある程度の冠水や浸水には耐えられるように設計されているそうですが、浸水するくらいの深さの場合、マフラー(排気管)は確実に水没していると思います。
ということは?
もし、そのような冠水道路に侵入してしまった場合、距離が短いならばマフラーからの浸水を防ぐ意味でも渡りきるのがいいのかもしれませんね。
【3】知人のケース
私の知人が冠水道路を走行せざるを得なくなり、途中でクルマが発する音が変わったことに気づいたけれど、水の中で止まるわけにはいかず強引に抜けたそうですが、水深が深い場合、ラジエーターファンや排気管が水に浸かると異音が発生しますよね。
私の場合は水深20cm程度でしたので異音等はなかったのですが、濁り水なのでセンターラインやマンホールなどは見えないわけで物凄く心地が悪く、スピードを上げれば水が跳ね上がるので、アクセル操作は雪道以上に慎重に行いました。
【4】クルマの地上高30cmってどのあたり?
水深30cmならばセダンでも走行可能とのことですが、その30cmって車両のどのあたりなのでしょう?
わが家の車を計ってみました。
下の画像は「ホンダ N-BOX」で、ドアアンダー(ドアの最下部)の位置が約26cmでした。
ちなみにBMWは約25cm(純正ローダウンサス)でした。
ドアの最下部を超えると浸水が始まり、車が浮いてくると思うので、そうなると駆動面でも操舵面でも危険が増しますよね。
ちなみに、N-BOXの排気管はリアバンパーに隠れて見えませんが、バンパーの最下部の高さあたりで下を向いて設置されています。
下の画像はN-BOXのリアですが、約20cmで排気管出口は水に浸かります。
BMWは約24cmでした。
【5】水深60cm以上でもへっちゃらなクルマ
番外編で、水深が深くても走行可能なクルマを考えてみました。
ヘビーな高級SUVになると「ランドローバー ディスカバリー3」は、最大渡河深度70cmを謳っていて、それってね、短足の私の場合ほぼ股下の深さなんですよね。
凄いですねぇ!
更に付け加えると、「ベンツ Gクラス」が60cm、「トヨタ ランドクルーザー」が70cm、「レンジローバー」に至っては90cmなのだそうです。
私ならば、こんな高級車で水浸しは嫌ですけどね!
【6】まとめ
一般的なクルマは「水深30cmまでオッケイ!と言っているわけではありません」ので、やはり、水面がドアアンダーより上にくるような場所の走行は控えるべきだと思います。
前走車や対向車があれば、おおよその深さが分かりますが、単独の場合は走行を避けるべきですよね。
床まで浸水してしまった車両には、後のサビや腐食だけでなく、エンジン・電装系・ハイブリッドの場合はバッテリー など、何らかの深刻なダメージが残りますからね。
<広告>
【7】超番外編 バイクの場合
私、大型バイクの「Kawasaki Ninja1000」で水深10cm程の浸水道路に入ってしまったことがあります。
ブーツを濡らさないように、両足を上げて侵入したら、水底の砂利に前輪と後輪が乗って滑りまくったことがあります。
そうなると、ブーツのことよりバイクが心配で、両足を踏ん張って何とか転倒は避けましたが、「バイクの場合は水溜まりへの侵入は止めましょう!」と強く言わせて頂きますね。
それではまたっ!
Sponsored Link