無免許運転人身事故逃走東京都議のその後 逃げ得は許されるのか?

こんにちは、アーチビブログです。

車やバイクが好きで、悪質な交通違反などについてたまに取り上げる当ブログですが、まさか、同じ題材を何度も取り上げること(4度目)になるとは!?

ということで、またまた、無免許運転当て逃げ雲隠れ東京都議さんのお話になります。
決着が長引いておりますねぇ!

無免許運転人身事故逃走東京都議のその後 逃げ得は許されるのか?

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【1】雲隠れから4ヶ月

東京都議選期間中に無免許運転で人身事故を起こして逃走したことが当選後にバレて、その後は雲隠れを決め込んで議会を欠席し続け、無免許期間中に少なくとも6回は無免許運転をしていたこともバレて書類送検され、都議会での再三の辞職勧告決議に応じなかった女性都議さんが4ヶ月ぶりに公の場に姿を現し謝罪しました。

【2】謝罪会見の全内容

以下が、謝罪会見そのままの言葉です。

このたびの私の行動で本当に多くの皆さまにご迷惑をおかけしていること、また、被害に遭われた方へのお見舞いと、おわびの気持ちを申し上げさせていただきたいと思います。

免許停止中に車の運転をしてしまったこと、あってはならない、また、そこで事故を起こしてしまったこと、あってはならないことと深く深く反省をいたしております。

今後、二度とこのようなことを繰り返すことのないよう、免許の再取得はせず、車等の運転はいたしません。事故時の車についても処分をいたしております。1)

本当に本当に、このたびは大変申し訳ありませんでした。

この期間、厳しいご批判を受ける一方で、ぜひ続けてほしい、また力を貸してほしいというお声があることも事実でございます。2)

償うべき罪はしっかりと償う、このことを行った上で、失われた信頼を回復することは大変厳しい道のりであること覚悟しております。

3ヵ月間、議会に来ることができなかった心身の不調についてですが、事故の前、選挙活動の期間から、不眠、ストレスなどで体調が悪い状況がありました。3)

そして事故を受け4)、さらにその状況が厳しくなり、よく寝られない日々が続いたり、食べ物が口を通らない日があったり、手がつかないようなイライラ、不安、そういったものにさいなまれ、寝ずに頑張ると高揚してしまってハイテンションになるような、自分としても尋常ではない状況が続きました5)ので、医療機関に受診しまして診断書を頂き、今、お薬を処方していただいております。

このような状況の中、議会をお休みさせていただいたこと、議長・副議長をはじめ、議会関係者の皆さまにご負担をおかけしたことにつきましても、改めまして、心よりおわびを申し上げます。

本当に申し訳ございません。

休んでおりました間の議員報酬につきましては、私に支給されております3回の支給がございました。

合計192万円弱になると思います。こちらにつきましては、既に表明しています通り、私自身が受け取るべきでないとの考えの中、東京都に返納も公職選挙法の関係上出来ないということがございましたので、NPO法人等の団体に選挙管理委員会のご指導を受けながら公職選挙法に抵触しない寄付先の選定を致しまして、寄付を既に行っています。

政務活動費についても、ご意見がございます。
月々50万円の政務活動費が会派に支給されておりますけど、これは議員の方から政務活動費として請求しない限り最終的には東京都に返納される仕組みになっています。

この3ヵ月間に支給されました政務活動費の総額150万円につきまして、私の方から請求することは致しません。

失われた信頼を回復することは大変厳しい道のりだと覚悟致しておりますが、一つ一つ、これからの議員活動の中で、お答えを導き出させていただければと考えております。

以下は、記者の質問に対しての返答です。

<そもそも、なぜ無免許で運転したのですか?>
それにつきましても、捜査に聴取をうけている内容でございまして、お話している内容はもちろんあるんですが、現時点では申し訳ございません。6)

<無免許で運転していた自覚はあったのですか?>
申し訳ございません。
現在、そこについてもお話ができないんです。7)
申し訳ないです・・・。

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【3】厚顔無恥

さてさて、当ブログでは、車やバイク好き目線での こりゃダメなヤツじゃん! という内容を取り上げておりますので政治の事は置いておきまして、また、個人攻撃をするつもりはないので氏名などは伏せております。

ただね、胸元が開いたワインレッドのワンピースを着て、煌びやかな装飾の指輪を二つも身に着けての謝罪会見というのはね、反省している人の身なりとは思えず、正に厚顔無恥の記者会見であったのではないかと思います。

<厚顔無恥(こうがんむち)とは>
あつかましく恥を恥と思わないこと。面の皮ががあつく恥を知らないこと。恥知らずで図々しい様。

【4】自分本位の謝罪会見

記者会見の言葉の中で私が疑問に感じた言葉に「印」をつけておりますので、個人的勝手な意見になりますが、この際だから書いちゃいましょう。

(1)政治家としての説明責任とは

<「※1」「※6」「※7」>
※1で「事故時の車は処分済み」と仰っていますが、※6と※7では「捜査段階だから何も申し上げれない。」とだんまりを決め込んでいますよね。

これね、捜査段階であるのならば事故車両を処分しているのはおかしいわけで、バレる前に処分したのかなと、ひねくれた見方をするのは私だけでしょうか

それにね、無免許運転を繰り返しての当て逃げというのは重大な犯罪であり、それを政治家が起こしたことは言語道断であり、「無免許なのに運転していた個人的理由」「捜査中である刑事手法的理由」は全く関係ないと言えます。

むしろ、有権者あっての政治家なんだから、無免許運転の動機や理由は、都民に対しても迷惑を掛け続けている都議会に対しても、逃げないできちんと説明すべきなんですよね。

(2)マイノリティ重視なの?

<※2>
「ぜひ続けてほしいというお声があるのも事実」って、その言ってくださる支援者さんを紹介してほしいですよね。
仮に東京都の有権者の99%が辞職してほしいと願ったとして、残り1%の意見を重視して99%の意見を切り捨てられるとしたら、それがまさしく厚顔無恥ということですもんね。

(3)体調不良と無免許運転の関係性

<※3>
事故の前から不眠とストレスで体調が悪かったと仰っていますが、それは無免許運転の言い訳にはなりません
体調が悪かったから免停期間中ということを忘れていたのでしょうか
体調が悪かったから事故を起こして逃げても許されると思ったのでしょうか

(4)被害者は誰?

<※4>
事故を受け、不眠・ストレスの状況が厳しくなったと仰っていますが、「事故を受け」という言葉が大間違いです。
まるで自分も被害に遭ったような口ぶりですが、あなたの場合は受動ではなく能動なんです。

「事故を受けた」のではなく、「あなたが無免許で事故を起こして逃げたんです!」

(5)そもそもの原因は?

<※5>
事故というのは被害者が一番辛いんです。でも、加害者も辛いのが事故なんです。
寝られない日々や不安にさいなまれるのは普通だと思います。

でも、手が付かないようなイライラや、寝ずに頑張るとハイテンションになって尋常じゃなくなるそもそもの原因は、あなたの身勝手な行動が原因なんです。記者会見時のご体形は、食べ物が口に入らない日があったとは到底思えないんです。

私的にはこの方がバイク乗りってのもチョッピリ嫌な感じなんですよね!

【5】まとめ

他の議員全員から辞職を求められても辞める意思が全くないというアイアンハート
政治家を続けたい強固な意志があるのなら雲隠れはしていないでしょうし、そもそも議員全員から総スカンを食らった状態で政治ができるものなのでしょうか

失われた信頼を回復する近道は、直ちに辞職して4年後の再選を目指すべく努力することだと思うのですが、それでも在職に固執するのはやはり報酬なんですかねぇ

田舎の収入ベースでは考えられない高額所得者であることや政治の事は私には分からないから置いておきまして、道路交通法に対する身勝手な対応に戻りましょう。

今から40年近く前の19歳の時に私も免停(90日)を経験し(2度の講習を受けて45日)、免停期間中にどうしても当時の彼女(今の妻)に会いたくて、「一度くらい運転しても捕まらないかな」なんて思ったことがありました。

で、親友にね「もし、捕まったら、お前の氏名・生年月日を語って免許不携帯でごまかしてもいいかな」なんて頼んだことがありました。

で、逆にね、「お前の為ならいいよ」と了承してくれた親友に迷惑をかけるなんて以ての外だと思い、踏みとどまったことがあります。

世間知らずの少年が考えそうな稚拙な策略ではありますが、その世間知らずの少年でも善悪の分別が出来ていたんです。

なのに、55歳の東京都議さんが物事の分別もケジメのつけ方も知らないのでは、お話になりませんよね。

全く関係がない田舎のオッちゃんに悪態をつかれるようなことはやめて、誰もが納得できる大人としてのケジメをつけて頂ければと思います。
それではまたっ!

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【6】追記

11月9日の会見後、再び雲隠れをされていましたが、都知事に諭されたらしく、同22日に辞職されました。

多くの都民や国民が注目していた辞職会見に少し遅刻され、「当て逃げした認識はなかった」とか「政治家というのは議会だけが仕事ではないので残りの議員報酬を頂くかどうかは今後考える」など、反省と言うよりも弁解ばかりだったように思います。

「議員活動をしたいのに仕事をさせて貰えないのは理不尽」とのことですが、そもそも、選挙期間中の無免許運転事故を直ぐに発表していれば当選していないのだろうから、何はともあれ、今回の辞職は多くの人が納得する結果になったのではないでしょうか。

今後は、誰もが認める議員さんを目指して頑張って頂きたいと思います。

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