Kawasaki Ninja1000SXに最大のライバル登場! SUZUKI GSX-S 1000GT

こんにちは、kawasaki Ninja1000 2018年モデルを所有しているアーチビブログの あーさん です。

Ninja1000と言えば、突き詰めたパワーよりも日常やツーリングでの使いやすさとフルカウルバイクの美しさを融合させた良い意味での隙間を狙ったコンセプトで、意外にライバル不在の存在として2011年の登場以来コツコツと進化を続けながら売れ続けているモデルです。

登場から10年あまり、ライバルが登場しなかったわけではなく、登場してもNinja1000の牙城を崩せなかったというのが事実だと思いますが、とうとうSUZUKIが本気でNinja1000の牙城を崩しにきたバイクが発表されました。

Sponsored Link

1、Ninja1000SX vs GSX-S1000GT

鋭いノーズと2眼LEDヘッドライト、マッシブな燃料タンクとスリムなテールデザイン。
ツアラーとしての実用性と軽快なスポーティさを融合した、正に「kawasaki Ninja1000SX」のコンセプトそのままのスポーツツアラーが「SUZUKI GSX-S1000GT」です。

PVアクセスランキング にほんブログ村

2、諸元比較

Ninja1000SXGSX-S1000GT の諸元を比較してみました。

諸元 Ninja1000 SX GSX-S1000 GT
全長 2100mm 2140mm
全幅 830mm 825mm
全高 1190mm 1215mm
最低地上高 135mm 140mm
シート高 820mm 810mm
車両重量 236kg 226kg
エンジン形式 水冷4バルブDOHC 水冷4バルブDOHC
総排気量 1043cc 998cc
ボア×ストローク 77.0×56.0mm 73.4×59.0mm
圧縮比 11.8 12.2
最高出力 141ps/10000rpm 152ps/11000rpm
最大トルク 11.3kgm/8000rpm 10.8kgm/9250rpm
燃料タンク容量 19L 19L
変速機形式 6速リターン 6速リターン
タイヤサイズ 前 120/70ZR17 120/70R17
タイヤサイズ 後 190/50ZR17 190/50R17

Ninjaよりも10kg軽量でパワーは11馬力勝るところは、Ninjaを研究し尽くしてSUZUKIが出した答えという感じですねぇ。

Ninjaはプラス45ccの余裕からトルクに勝り最高出力と最大トルク発生回転が約1000回転低いので通常走行では扱いやすい特性かもしれませんが、1000ccの排気量を考えれば微々たる違いであり、ツアラー系リッターバイクとしては互角と言える数値だと思います。


リターンライダーランキング

3、装備比較

どちらも、これ以上必要なし!というくらい至れり尽くせりの装備群です。

(1)パニアケース

先ずは、ツアラーバイクとして私が非常に重宝しているパニアケースについて。

フルフェイスヘルメットが収納可能かどうかまた、パニアケースを装着することでスタイルが損なわれることがないのか

GSX-S1000 GT は、XXLサイズのフルフェイスが収納可能。

Ninja1000 は、私自身が帽体が大きいシステムヘルメットにインカムを装着して収納していますので、これも互角です。

(2)クラッチ系

急激なエンジンブレーキによるリヤタイヤのロックやホッピングを防ぐだけでなく、クラッチレバーの操作荷重も軽くなる「アシストスリッパ―クラッチ」。

また、Ninja1000 2018年モデルを所有する私が、一番羨ましく思う「アップ・ダウン両対応のクイックシフター」

どちらも標準装備されていて互角であります。

(3)クルーズコントロール

特に、高速長距離運転で威力を発揮するクルーズコントロール。
これも、両車に装備されています。

(4)メーター

スマートフォン接続機能を持たせた明暗反転式TFT液晶メーターも互角と言っていいでしょう。

(5)トラクションコントロール

トラクションコントロールは、Ninja1000SXが3段階トラコンOFFに対して、GSX-S1000GTは5段階トラコンOFFなので、スズキが一歩リードに感じますが、カワサキの場合はパワーモード・ドライビングモード・トラクションコントロールを総合制御するので比較が難しいですね。

(6)ドライビングモード

Ninja1000SXには、「パワーモード」があり、「フルパワー」と、出力特性を約75%に制限する「ローパワー」が選択できます。

ドライビングモードは、「スポーツ」「ロード」「レイン」「ライダー(マニュアルモード)」の4種で、パワーモードと連携させると選択肢は多様であり、好みの設定を記憶可能なのが「ライダーモード」です。

GSX-S1000GTのドライビングモードは、「アクティブ」「ベーシック」「コンフォート」の3種で、こちらは、パワーを変える事無く過渡特性を変更して制御されます。

制御系はメーカーの拘りがあるので、どちらも素晴らしいことは間違いないと思います。

(7)IMU系

kawasakiは、車体姿勢認識を行うIMU(慣性計測装置)を導入し、前後・左右・上下3方向の加速度と、ロール・ピッチ・ヨー方向の動きを計算し車体姿勢計測を行い、パワーやブレーキ効力を最適な状態にコントロールし、加減速時の挙動をスムーズにし、ライダーが意図したラインをトレースしやすくします。

SUZUHIの場合は、双方向クイックシフトシステムで各部のセンサー情報を元にECMがスロットバルブを制御しスムーズな変速操作を可能にしてます。

総合的な電子制御という面では、カワサキに一日の長がある感じですね。

(8)その他

アクセサリーも豊富で電源ソケットやグリップヒーターなどは両車装備可能なので、スポーツツアラーとしての資質はどちらも極上であり互角と言えるのではないでしょうか。

細かいところでは、Ninjaのウインドシールドは4段階調整でETC2.0装備に対して、GSXのウインドシールド調整機能やETCの有無については今のところアナウンスされていません。

ただ、近年のスズキ車でお馴染みの、エンジンが低回転の時に自動で回転を高めて操作をアシストする「ローRPMアシスト」や、スタータースイッチをワンプッシュすだけの「イージースタートシステム」は、Ninjaにも欲しいですねぇ

スタート時のエンストって、燃調が不安定なキャブ車だけのものではなく最新のEFI車でもあるんですよね。
発進時のエンストで立ちゴケするパターンって大いにあるわけで、スズキの車両はユーザーフレンドリーの装備が素晴らしいと思います。

話は少し逸れますが、のジクサーという250ccバイクのコンセプトもスズキらしくて素晴らしいんですよねぇ~♪
主観ですよぉ~!

4、まとめ

GSX-S1000 GT は2022年発売です。

気になる価格は159万5000円とNinja1000SXの価格148万5000円を上回っています。

カワサキ党やスズキ党ならば悩みは少ないですが、メーカーに拘りが無くこのコンセプトの車両を探している人には悩める選択になること間違いなしですね

にほんブログ村 バイクブログ リターンライダーへ
にほんブログ村

それでも私は「2019年モデルまでの4本マフラー仕様のNinja1000が好き!」なのですが、負けず嫌いですかねぇ~?(笑)

4気筒エンジンには集合マフラーが性能も排気音も一番良いと認めつつ、バイク乗りのバイブル漫画「キリン」でお馴染みの東本先生の「Ninja1000の4本マフラーが奏でる和音!音がハモる音色が好き!」というお言葉に共感している あーさん でございます。

それではまたっ♪

Sponsored Link