こんにちは アーチビブログの あーさん です。
今回は、「ニンジャ1000」の前に乗っていた「ゼファー1100」について語ります。
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ピカピカでしょっ? (笑)
(1)ゼファー1100を探した理由
2009年ごろ。
「カワサキビッグバイクの空冷エンジンが消える!」
という噂を聞き、その頃のカワサキ空冷4発エンジンで排気量がデカいヤツに乗っておきたいという気持ちが芽生えました。
「乗らずに死ねるか!?」という思いで、探し始めたのがゼファー1100でした。
2006年で生産中止になり、私が探し始めたのは、その3年後でした。
新車価格は90万円ほどだったのに、ファイナルエディッションの「火の玉カラー(ファイヤーボール)」は、140万円なんていう相場が付いておりました。
高いなぁ!
と当時は思いましたが、あれから約15年後の現在は、250万円くらいに跳ねあがっています。
私が探していた、裏ファイナルと呼ばれる2006年式の「イエローボール」も130万円前後でした。
何処かに程度が良くて少しでも安い車両がないものか?と、毎日、ネットの中古バイク検索とニラメッコをしておりました。
(2)見つけた車両の買取交渉
そんな時に見つけたのが、とある県のバイクショップの展示車で、走行距離は1000km少々。程度は極上で、価格は117万円。
「これだっ!これが欲しいっ!」
と言うわけで、私の地域の懇意にしているバイク屋の社長に交渉依頼をしました。
ところが、「展示はしているけど、売らない」というお返事。
アレマッ!
何故っ?売らないのに、金額提示しているの?
聞けば、「人気車種の提示金額を下げてネットに掲載していると閲覧数が伸びるから!」との理由で、言ってみれば、客寄せパンダとして飾っているということですね。
そういう商売方法もあると思うので諦めようとしたのですが。
交渉依頼した社長は、この商売方法が気に入らなかったらしく。
「これは、絶対に俺が落としてやる!」と何度も交渉してくれました。
また、断り文句の理由のひとつに、ナンバー登録を抹消していない理由がありました。
ゾロ目のナンバーだからで、ずっとこの番号で乗って頂きたいから、同じ地域の人にしか売りたくない!という、他県には売らないという理由です。
断り文句も色々ですねぇー!
そうは言っても、売れれば利益になるわけで、根気よく交渉して頂いた結果、私の元へやって来ることになったんです。
そこでドラマが生まれました!
(3)ドラマチックなナンバー取得
ナンバーを抹消し、こちらの県の陸運局で再登録し、新ナンバーが出た時です。
「うぉ~!スゲェ!」
「こんなことは初めてだぁ!」
と、運輸支局の職員が叫び、局内がざわついたそうです。
(登録に行ってくれた方が教えてくれました。)
なんと!
同じ数字のゾロ目が出たんですねぇ!
スゲェ!
自動車ならば希望ナンバーが選べますが、オートバイは選べないんです。
同じゾロ目が出る確率は分かりませんが、確かに奇跡に近いのだと思います。
登録抹消したので、番号くらいは見せても構いませんよね?(笑)
アメリカの怖い映画のゾロ目は3桁ですからねっ!(笑)
(4)手放すと決めた理由
そんな出会いから約10年。
ゼファーは車庫保管で新車当時の輝きを保っておりましたが、製造から12年経過し、「もう少ししたらゴム部品あたりから経年劣化を迎えるであろうから、パーツストックを始めるか?」という、旧車絶版車の仲間入り時期に差し掛かっておりました。
それと。
凄く程度の良い車両でずっと調子良かったのですが、私も歳を取り、このデカくて重い車体と重いクラッチ操作を持て余し気味になっていたんです。
なので、この極上車両をカワサキ空冷4気筒エンジンが好きで、この重さを扱える人に味わって頂くべきではないのか?という考えに至りました。
(5)査定価格と売値
当時の買値査定価格と売値について。
買取大手等の数社にメール等で写真を送り、見積もって頂いたおおよその査定額は。
80万円~90万円(ほぼ新車時の価格)でした。
バ〇ク王さんの出張査定は、「見積もりだけでもOK!」と言いつつ、わざわざ来たのだから是が非でも買い取って帰ろうとすると聞いていたので、ネット見積もりのみです。
近場のバイク屋さんで実際に見て頂いた査定額は。
100万円~120万円 でした。
美しい状態をキープしていれば高値になるのが絶版人気車ですからね。
バイク屋さんは、上のような買い取り相場に20万円程度の上乗せをして販売するので、確実に高値高騰しておりますね。
次に乗る車両はニンジャと決めていたので、ニンジャ購入には、十数万円足りませんでした。
ドウスッカナー?
と思っていたところ、シートやヘッドライト等、装着していた社外部品はネットオークション等で売れて、車体との合計金額が135万円を超えたので、ほぼ追い金なしでのニンジャ購入となりました。
わらしべ長者のようでもありますが、絶版車ではないニンジャの場合は、これからどんどん値が下がって行きます。
ゼファー1100は今でも高値高騰中なので、程度の良い車両はニンジャ1000の新車より確実に高値です。ってことは、わらしべ長者の逆を行ってますね。(笑)
そこは、投資目的で所有していたわけではないので、いいんです。
<バイク購入を躊躇している人への提案>
「リターンしたいけど乗る時間があるんだろうか?」とか「バイクに乗りたいけど金銭的に厳しいかも?」なんて思っている方がおられましたら、手放す時に値落ちすることがない(購入時より高額になることもある)人気絶版車という選択肢はありかもしれませんね。
ただし、購入時はそれなりの金銭が必要ですし、調子と美しさを保つためのメンテナンスは欠かせませんけど、メンテに関してはそれもバイクの楽しさですもんね。
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(6)ネオクラッシックと旧車の違い
話は現代に戻りますが、バイクの世界にビッグネームの復刻版「ネオクラッシック」というジャンルが生まれ、往年の「Z1&Z2」「ゼファーシリーズ」と同じようなデザインで最新装備、パワーも取り回しも全て上回る「Z900RS」が販売されておりますが、空冷時代とは趣味趣向が違うと思うので、ゼファーの高値は今後も続くと思います。
Z900RSの発売当初、バイク屋さんで私のゼファーと並べてみた事があります。
まず、大きさが違いました。
(Z900RSは、ゼファー750くらいですかね?)
それと、ゼファーの空冷エンジンは巨大なので、エンジンの自己主張が全く違います。
見た目は同じ様でも、全く違うバイクという印象でした。
ゼファー1100 良いバイクでしたよぉ☆
次の方にも大切にして頂ければ幸いです♪
それではまたっ♪
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