こんにちは、アーチビブログの あーさん です。
BMW F30 320d M Sport のタイヤを Continental(コンチネンタル) から Pirelli(ピレリ) に交換して数週間が経過したので、ここらでひとつレビューをやってみたいと思います。
Sponsored Link
目次
1.ピレリタイヤ について
ピレリは、イタリア ミラノに本社を置くタイヤなどを製造する企業です。
タイヤメーカーとしてのシェアは世界第5位。
ヨーロッパではミシュランと並び、多くの自動車メーカーで純正採用されている大手メーカーです。
(1)ピレリタイヤの長所
F1 や WRC などのレース活動のタイヤサプライヤーとしても有名ですが、長所はズバリそこなわけで、レース活動で培われたスポーツ性能が最大の長所です。
ブレーキ性能、ハンドリング性能、高速走行時の安定性は高く評価されています。
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティなど同国イタリアのスーパーカーだけでなく、ポルシェ、アウディ、BMWなど多くの一流自動車メーカーにOEM供給されています。
(2)ピレリタイヤの短所
高性能との引替えと申しましょうか、乗り心地は硬めでロードノイズも大きく、ピレリノイズと揶揄されることもあります。
また、中国製の廉価版もあるため、日本製のタイヤと比較すると品質にバラツキがありレビューなどで評価が分かれる理由はそういうところなのかもしれません。
なので、購入時の目安としては、純正OEM供給されている証である「☆」マークの有無が重要だと思います。
OEM品だけが良いというわけではなく、市販品は精度にバラツキがあるから注意すべし!という感じですね。
2.Pirelli Cinturato P7 r-f
「Pirelli(ピレリ) P7」という銘柄は私が免許を取得した40年近く前から存在し、「ピーナナ」とか「ピーセブン」と呼んでいた憧れの外国製タイヤでした。
(1)Cinturatoとは
「Cinturato(チントゥラート)」とは、グリーンパフォーマンスタイヤと銘打たれ、ピレリ社のタイヤラインアップの中で特に環境面を重視し、転がり抵抗の低減やCO₂排出量の低減、ウェット路面のブレーキ性能やグリップ力、また、静音性改善を行いつつ、ドライビングプレジャーと安全性を融合したものとされています。
「Cinturato P7」は、「P7」の後継として開発された中・大型セダン向けのグリーンパフォーマンスタイヤで、Cinturatoシリーズのトップモデルです。
(2)r-fとは
「r-f(ランフラット)」とは、タイヤの空気圧がゼロになっても一定距離を走行できるタイヤで、パンクしても80km/hの速度で80~100kmの距離を走行可能とされています。
スペアタイヤを持たない現代の車にとってランフラットタイヤの存在は大きいです。
ランフラットタイヤのメリット・デメリットについては、下の画像をクリックしたページで紹介しています。
(3)短所を補正した新タイヤ
フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーは、タイヤノイズが大きくても、それよりも爆音で魅力的なエンジン音や排気音にかき消されるから良いのですが、静寂性を求められる車種にとってタイヤノイズのデカさはデメリットですよね。
「Pirelli Cinturato P7 r-f」は、 そういうピレリタイヤの短所を補正し現代の環境に合わせたタイヤと言えるのではないでしょうか。
3.レビュー・インプレッション
(1)走行性能
並みの国産車では味わえない「高速コーナーで路面にビターッっと貼り付く感覚」がBMWにはあるのですが、この感覚はそれまで装着していたコンチネンタルタイヤよりも更に好感触となりました。
タイヤ技術は日進月歩ですから、約10年前のタイヤとは違いますよね。
ランフラットタイヤ特有の硬さはソフトになり、スポーツ(グリップ力)と、コンフォート(快適さ)を高次元でバランスさせた進化を感じます。
この明らかに違いを感じる気持ち良さは、新タイヤでバランス調整直後というだけではなく、Cinturato P7 が、BMW3シリーズセダンに適した性能ということではないでしょうか。
(2)ロードノイズ
タイヤのロードノイズについては、荒れた路面ではそれなりに大きく、高機能舗装などのノイズが出にくい路面ではそれなりに静かです。
ワイドサイズのタイヤでノイズを抑えるのは容易ではなく車体自体の静音設計も必要なわけで、私的には気にならない程度でした。
4.タイヤのうんちく
(1)タイヤの製造年月について
国産タイヤと違い、外国製タイヤは製造年月の刻印が無い場合もありますが、刻印がある場合は4桁の数字です。
例えば「1020」という刻印があったら、最初の「10」は「10週目」を、「20」は年(2020年)を示します。
今回2022年3月に購入したタイヤは「3821」の刻印だから、2021年9月あたりの製造年月です。
(2)新タイヤって製造から何年以内なの?
経年劣化するゴム製品なので出来立てホヤホヤが望ましいのですが、新しい順に販売していたらタイヤ屋さんは倒産してしまいますよね。
タイヤ劣化の一番の原因は、走行中の発熱や荷重、また紫外線などです。
未使用のタイヤを高温多湿や直射日光を避けた倉庫などで適正に保管した場合、性能低下はほとんど進まないと言われています。
適正に保管されたタイヤは3年間は性能低下がないことが確認されているので、日本の大手タイヤメーカーでは、製造から3年を経過したタイヤはリサイクルに回すのが通例で、つまり、製造から3年以内であれば販売されているんですね。
今回私が購入したタイヤは製造から約半年なので、問題なしの Newタイヤ でございます。
走行バランスが凄く良いので、OEM版の「☆」マークは伊達ではなく、安売り通販でも廉価版ではなかった!ということが分かりました。
5.通販購入のタイヤを積んでディーラーへ
225/45R18 のフロントタイヤ2本はトランクに、255/40R18 のリヤタイヤ2本は後部座席に押し込んで、ディーラーへ出掛けました。
255タイヤは太くて2本がトランクに収まらないから、これがベストな収納方法かな?
春彼岸でしたので、画像は妻の実家の仏壇用のお花も一緒です。
6.組込などの料金総額
タイヤ持ち込みの場合は工賃が少しアップする事は了承していましたが、バルブ代や廃棄代を含めて4万円ポッキリに値引きして頂きましたっ♪
定価表示が「259,454円」だったタイヤ代は、ポイントを含めたネット購入で「88,541円」になり、タイヤ代と組換えバランス調整等の総額は「128,541円」で収まりました。
<広告>
7.まとめ
「日本国内で使用するのに一番良いタイヤは?」と聞かれたら、「ブリジストンを選べば失敗はない!」という答えが一番差し障りがないのではないでしょうか。
確かに私もそう思いますが、ブリジストンは安売り商品でも安くはないんです。(苦笑)
それがブリジストンが高性能高品質である所以でもあると思います。
だから、コスパに優れたピレリタイヤの選択は私的に大正解なのですが、探し方によってはブリジストンの高性能タイヤ「ポテンザ」のランフラットも安く買えるかもしれないのがネット購入の良いところであり、そこを狙うのも大いにありだと思います。
<広告>
Sponsored Link