出費を抑えたい新タイヤ交換費用 BMW F30 ピレリP7 ランフラット

石油価格の高騰が収まらず懐が寂しいこの頃ですが、それに付随してタイヤも2022年4月から値上がりし、2023年も値上げされることをご存じでしょうか

わが家の「BMW 320d M-Sport(F30型)」のタイヤは、値上がり前が換え時だと思って交換しました。

高額タイヤの出費を何とか抑える方法は、やはりネットショッピングが良いですね。

出費を抑えたい新タイヤ交換費用 BMW F30 ピレリP7 ランフラット

というわけで今回は

 定価より6割以上安く買ったお話です

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1.タイヤ交換時期の目安

一般的にタイヤ交換時期の目安は45年と言われています。

ですが、私の場合は年間走行距離が少ないこともあってかなり長く使用します。

タイヤ山の減りは約50%で走行に支障を来す事もないのですが、9年目を迎えた経年劣化タイヤをギリギリまで使うより、今回交換すればまた9年くらい乗れるという算段です。

18年も乗るのか?は分からないんですけどね!

ただね、サイズが「F225/45R18」「R255/40R18」となると、軽自動車のタイヤ交換と同じ気分では買えない金額だから悩ましいんです。

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2.ランフラットにするか?ノーマルにするか?

BMWの標準タイヤはランフラットタイヤです。

空気圧がゼロになっても一定距離(最長100km程度)を走行できるランフラットタイヤは、スペアタイヤを搭載しない最近の車両の一つの回答であります。

しかし、ランフラットタイヤからノーマルタイヤに変更するオーナーも少なからず存在するのはデメリットもあるからなんですよね。

(1)ランフラットタイヤのメリット

パンク等のタイヤトラブルが発生しても走行可能
走行中のパンクでも操縦安定性が損なわれないので事故リスク軽減
スペアタイヤが要らないので車内空間を有効活用できる
スペアタイヤが要らないので車両重量を軽くできる

(2)ランフラットタイヤのデメリット

タイヤ価格が高額
作業工賃が高額
交換作業ができる店舗が少ない
サイドウォール(側面)が硬いため乗り心地が悪い
パンク後に修理できない場合がある

3.個人的意見

ポルシェ乗りの知人が「純正ランフラットは高額だから次はノーマルタイヤにする」と言っておりましたが、確かにサイズが大きくなればなるほど金額は跳ね上がりますし、スポーツカーにはノーマルの乗り味が適しているかもしれません。

ただし、純正ランフラットからノーマルに交換した場合、パンクに備えて修理キットを準備する必要があります。

なので私の意見は、「ランフラットの安心感に慣れてしまうとノーマルには一抹の不安を感じるから次もランフラットがいいな」となります。

ランフラット開発初期と比べて乗り心地や操縦安定性は進歩している事と、そもそも私は硬めの乗り心地が好きなので気にならないんですよね。

それに、ノーマルタイヤがパンクした場合の応急修理剤でのデメリット等を考えると、むしろランフラットの方が良いと思います。

ちなみに、下の画像をクリックしたページに応急修理剤のデメリットや修理キットの選び方を載せておりますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。

もちろん四輪の事も記述しております。

「もしも出先でタイヤがパンクしたら!? 賢いタイヤパンク修理キットの選び方と修理方法」のページはここをクリック

4.ディーラー見積もり(定価編)

下の画像は昨年の12ヵ月点検時に取っていた定価見積もりです。

見積もりタイヤは。
PIRELLI(ピレリ)CINTURATO(チントゥラート)P7  r-f(ランフラット)
です。

(1)見積もり表

定価計算を見やすく表にしてみました。

作業項目/商品名 工数/数量 単価(円) 金額(円)
全ホイールのリム交換 26 1,100 28,600
ラバー バルブ 4 748 2,992
ピレリP7 255/40R18 95Y 2 75,092 150,184
ピレリP7 225/45R18 91Y 2 54,635 109,270
廃タイヤ処分料 1 2,860 2,860
合 計 134,435 293,906

約30万円って、バカ高けぇ~よ!!

と、私は思います。

(2)工賃説明

リム交換とは何をするのか分からないから質問すると、ただ単に作業工賃だそうです。
ランフラットタイヤの場合、1本1万円以上を請求される場合もあるから、1本7,150円ならばオッケイです。

ラバーバルブはタイヤ交換時には必ず換えるべきパーツで金額は知れたものです。

廃タイヤ処分料はもっと安いショップもありますが、まぁこんなものでしょう。

(3)記号説明

「255/40R18 95Y」のタイヤ記号について簡単に説明します。

「255」: タイヤの幅(mm)
「40」  : 扁平率
「R」 : ラジアル構造
「18」  : ホイール径(インチ)
「95」  : ロードインデックス最大負荷能力(95=690kg 、91=615kg)
「Y」 : スピードレンジ速度記号

この中で引っかかるのが、時速何キロまで対応しているかのスピードレンジです。

純正タイヤが300km/h対応でも、日本ではそんなにスピードを出せない訳で、スピードレンジが下がるほど価格は安くなります。

ってことは、懐事情により無理に「Y」でなくても「W」や「V」に下げるのも有りですよね。

これについては後述しますね。

速度記号 スピードレンジ
Y 300km/h
W 270km/h
V 240km/h
H 210km/h
190km/h
S 180km/h
Q 160km/h
N 140km/h
L 120km/h
ZR 240km/h超
(Y) 300km/h超

5.ディーラー見積もり(値引編)

ディーラーでも割引キャンペーン時には最大2割引にはできるとの事ですが、限界値を出して頂いたのが下の画像です。

73,995円を値引きしてくれて「220,000円」です。
これは、工賃を含めた定価全額から約25%を引いた計算になります。

会社で設定された値引額以上を提示して頂いた事は非常に感謝しております。

しかし

まだ高けぇ~よ

と思うのが私のお財布事情でございます(苦笑)

6.担当アドバイザーへの相談

タイヤに限らずですが、メーカーや銘柄により、販売店へのリベートは変わります。

で、「ピレリ チントゥラート P7 r-f」 はリベートが高い商品らしく、その分値引き幅が大きくできるので、ネットでは結構お安く買えたりします。

そこで、「タイヤはこちらで用意するから組み換えをお願いできますか」と相談しました。

答えは、「勿論大丈夫ですが工賃が1.2倍になります。よろしいですか」との事。

毎度お世話になっているアドバイザーさんなので二つ返事でOKすると、逆に通常価格の見積もりに戻してくれました。(感謝)

前出のスピードレンジについては、「やはり純正と同じレンジを推奨します。」との事で、私はアドバイザーの意見を尊重する事にしましたが、これは自分の環境に合わせて選んでいいと思います。

7.ランフラットタイヤの組み換え工賃

ちなみに、ランフラットタイヤの組み換えは専用機械や技術が必要なので通常のタイヤ交換より割高になります。

私の田舎でも持ち込みタイヤの組み換えを快く受けてくれるショップはありますし、金額はディーラーより安いと思います。

ただね、外車自体が少ない田舎で、そういうショップがランフラットタイヤの組み換えに慣れているかということを考慮すると、組み換えはディーラーの信頼度が勝ります。

という訳で、安い工賃のショップを探すのは止めて、組み換えはディーラーにお任せするのがベストと判断しました。

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8.ネットの購入金額

計画が整えば後は実行あるのみで届いたタイヤが下の画像です。
妻の生け花の横に置くという、家の雰囲気を台無しにする旦那であります。(笑)

定価とネットで購入した金額を比較したのが下表です。

  定価 ネット価格
商品名 数量 単価(円) 金額(円) 単価(円) 金額(円)
ピレリP7 255/40R18 95Y 2 75,092 150,184 28,470 56,940
ピレリP7 225/45R18 91Y 2 54,635 109,270 21,440 42,880
合 計 129,727 259,454 49,910 99,820

なんと、定価よりも6割以上安いんです!

さらに、ネットにはポイントが付く購入方法もあります。
今回は10,979ポイントが付いたのでそれも計算に入れると「88,541円」で購入できた事になります。

参考 255/40R18 (リヤタイヤ)

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19インチもカッコいいけれど、タイヤの買い替え時期の事を考えると、18インチで十分だと思うあーさんです。
225以上になると金額がデカいですからね。
 
参考 225/45R18(フロントタイヤ)
 
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9.かなり安くなった新タイヤの総額

タイヤ購入金額にディーラーでの作業工賃などを加えた総額が下表です。
30万円近くて驚いた金額がこの金額になるんだから、私としては大満足であります

作業項目/商品名 金額(円)
全ホイールのリム交換 28,600
ラバー バルブ 2,992
廃タイヤ処分料 2,860
タイヤ料金 88,541
合 計 122,993

10.メーカー承認タイヤについて

ちなみに、ディーラーで販売している純正タイヤには、純正の証である「☆」マークが刻印されています。

現在履いている純正「Continentalタイヤ」にもシッカリと「☆」マークがあります。

アドバイザー曰く「ディーラーが扱うBMWが認めたマーク入りは信頼度抜群なので是非ご検討ください」との事でしたが、「約10万円の差額を埋めるほど魅力的には思わない」という結論になるんですよね。

ってか、『BMW承認』を謳っているショップから購入したので、チェックすると今回購入したピレリにも「☆」マークが付いていましたっ

なので、「タイヤはネット購入で!装着はディーラーで!」という方法は、誰にでも推奨できる節約術だと言えますよね。

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11.まとめ

ちなみに、私がお世話になっているディーラーは、お気に入りだった購入時の担当セールスが諸事情で退職後、不慣れな販売員ばかりが入れ代わり立ち代わりで定着しないんですよね。

「話が全く噛み合わない、ディーラーの新人?営業担当!」のページはここをクリック

しかし、サービスアドバイザーは非常に優秀なんです。

毎度親身になって相談に乗ってくれるので大変感謝しております。

ただね、そんなに良くしてくださるアドバイザーさんのために約10万円の差額を無視してディーラー品を購入するほど私はお金持ちではないんですよね。

外車乗りが皆お金持ちとは限らないんです

でも、アドバイザーさんの顔を立てて次の交換予定パーツ(バッテリー)は純正品をお願いする方向で考えようと思っております。

もちろん、割引キャンペーンの時を狙いますけどね(笑)

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12.追記

レビュー・インプレッションのページを作成しました。
お急ぎでなければ覗いてみてくださいませ。
⇩ ⇩ ⇩

「BMW認証タイヤ ピレリ チンチュラート P7 r-f 好感触レビュー」のページはここをクリック

ピレリ チンチュラート P7

非常に良いタイヤだと思います。

それではまたっ♪

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