これぞ、駆けぬける歓び! ピュア・コンパクトスポーツ BMW M2

とある田舎町の朝。

電動シャッターがスルスルと開き、ガレージから低く構えたホワイトボディが現れる。

コンパクトな車体には不釣り合いな3リッター直列6気筒DOHCターボエンジンが目覚め、そのレーシーなサウンドは静寂な町の空気を震わせる。

このドアの小柄な車両が一千万円に近い金額の車であることを知る人(分かる人)は、この田舎町では稀な存在である。

さて、いつもとは違うプロローグで始まりました今回のアーチビブログ! 

しかし・・・

 このBMWは私のではありません!(笑)


私が敬愛している知人の車両「BMW M2(F87)」であります!

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1.BMW M2  に熱視線を送ってみる

BMW各シリーズで展開されるハイパフォーマンスの証『М』の称号。
今回は、この知人の『M2』を掘り下げます。

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(1)フロントビュー

わが家の「320d M Sport」と並べてみました。
スパルタンな車両にはカーボンリップスポイラー(後付け)が似合います。
また、極太タイヤを納めるために広げられたフロントリアフェンダーがカッコいいです。

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(2)Mの象徴 オーバーフェンダー

フェンダーの違いは、下の画像で分かっていただけますか

ブレーキなどの放熱効果を発揮するフロントフェンダーダクトは「Mの証」です。
わたくし昔から、フェンダーダクト付きのBMWを尊敬の眼差しで見てしまいます(笑)

(3)タイヤ&ホイール

大パワーを路面に伝える極太タイヤですが、19インチともなるとゴム部分が薄っぺらで、ホイールが地面に着きそうです。また、どでかいベンチレーテッドディスクとビッグキャリパーが只者ではない車両であることを物語っております。

(4)リアビュー

リアビューで先ず目に入るのは本出しのテールパイプです。
カーボン製ダックテールスポイラー(後付け)も似合ってますねぇ

ハッタリバッチチューン車両もありますが、本物の「M2」エンブレムです。

私の車両は、テールパイプをシングルからツインに変更しておりますが、M2のツイン本出しは流石の迫力です。

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(5)メーター&内装

メーターはコンパクトに纏められております。

スピードメーターは、320d260km/hに対して、M2300km/hフルスケールです。

タコメーターのレッドゾーンは、320d5800回転~に対して、M27000回転~です。

これは低回転トルクタイプのディーゼルエンジンと、高回転パワータイプのガソリンDOHCエンジンとの大きな違いですね。

ステアリング奥のパドルシフト形状がM2は長いでしょ!?
これは、確実な操作を考えた長さなんだろうなと、妙に感心致しました。

BMWのダッシュボードは、どのシリーズも共通したデザインで構成されておりますが、高額な車両には当然のごとくレザーシートが装備され、スポーツタイプのには本物のカーボンが装飾されております。

(6)エンジンルーム

小さなボディに長く巨大な直列気筒エンジンをどう収めるか

BMWの拘りである前後重量配分5050を実現させるため、エンジンはかなり後退して搭載されております。

また、この車両はフロント部分のボディ補強パーツが目に留まります。

cpm ストラットブレース」というパーツで、ハンドリングの鈍さを向上させ高速安定性を確保し、ボディの歪みを抑える効果により車内のキシミ音も軽減するのだそうです。

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さて、見るのはこのくらいにして、走行インプレッションと参りましょう
 

2.走行インプレッション

事前にM2を拝見に行く連絡をしていたところ、「試乗してみない?」という悪魔のささやき

大切にしておられる車ですし、乗り手を選ぶハイパフォーマンス車を運転するなんて思ってもいなくて「いやいや、申し訳ないから!」と言いつつも

心はウキウキ状態です!(笑)

うほほぉ~ぃ

しかも、オーナー様が助手席に座ってくれると思いきや、「奥様と行っておいで!」という悪魔のささやき第二弾!?

キャー!太っ腹ぁ~

(1)7DCT

運転席に座り、電動パワーシートを調整し、「いざっ!出陣っ!」と思いきやっ

あれ? Dレンジに入れるシフトボタンが無いぞっ!?

DCTミッションなんて教わっていないわけで「何だこれは?」状態です。(笑)

シフトレバーを右に倒せば「」に入ると教わり、サイドブレーキを解除し「いざっ!発進!」と思いきやっ

あれ? 動かないぞ!?

BMWDCTミッションには、ATのクリープ(アクセルを踏まなくてもゆっくり動く現象)がないんですね。

アクセルを踏めば動き始めます。

また、走行後、停車させようとした時。


あれ? Pレンジがないじゃん!?

DCTは「マニュアル・コンセプト」なので「P(パーキング)レンジ」は無く、止まればそのままでオッケイらしいのですが、何だか気持ち悪いですよね。

オーナーさんから「N」にしてサイドブレーキを引けば「P」に入ると教わりました。
(エンジンを切れば自動的に「P」に入るなど設定は様々なようです)

同じデュアルクラッチのアウディは、ATとの違和感を避けるためかレンジもクリープもあるらしく、「DCTはオートマチックミッションではない」と割り切っているBMWの考え方が私は好きですし、ATとは違う特別感が心をくすぐります。

(2)諸元

370馬力仕様」とのことなので、2017年モデルの諸元表を作成しました。

エンジン系 足回り系
エンジン 直列6気筒DOHC ステアリング型式 ラック&ピニオン
過給機 ツインスクロールターボ サスペンション型式(前) ストラット
最高出力 370ps/6500rpm サスペンション型式(後) 5リンク
最大トルク 47.4kg-m/5560rpm タイヤサイズ(前) 245/35R19
総排気量 2979cc タイヤサイズ(後) 265/35R19

新車時価格は、370馬力の2017年式で約800万円

走行性能を高めた2018年モデルの「コンペティション」というグレードが410馬力で約900万円です。

2020年モデルでサーキットでの走行性能を高めた「CS」というグレードは、なんと!450馬力で12,850,000円という破格さですが、主眼をサーキットに置いたCSは別物ということで無視させていただきます。(笑)

(3)ワインディング走行

折角なので、近くの峠にて、〇〇〇km/hの速度まで味わってみたところ。

その「吹け上がり感、音質、パワー感、しなやかな走行感覚」

私にとって、全てが気持ち良くて、妙にニヤニヤとしてしまい、助手席の妻に気持ち悪がられました(爆)

6DOHCの滑らかな回転と「クォーン!」っとカムに乗る感覚は本当に気持ちイイです

絹のように滑らかでスムーズと称された「BMWシルキーシックス」は、過激仕様にも当てはまるんですね。

私の感覚で申しますと。
加速力という面ではリッターバイクの方が確実に速く、そういう感覚に麻痺しているのがライダーなので、とんでもなく速いM2と言えども「怖い」とは思いません。

バイクの場合はライダーの技量に左右されることが多いので高速度域で楽しめるまでには至りませんが、このM2は、とてつもなく速いのにヘタレな私でも楽しめる奥深さがあるんです。

だからニヤけてしまうんです!

かなりのスピードでコーナーへ飛び込んでもロール(横揺れ)はほとんどしません。
なのに、しなやかなんです。

この感覚を説明するのは難しいですが、ロールさせないためにガチガチに固めた足回りではなく、スタビライザー(ねじれの反力でロールを制御するパーツ)系でロールをコントロールしているという感じですかね

たかが素人が評論家のような表現になってしまいましたが、レガシィB4に乗っていた時、ローダウン後のロールコントロールを純正スタビにピロボールスタビリンクを装着することで上手くいった経験から述べた次第ですので、間違っていたらごめんなさいね。
えへへ

足回りのゴツゴツ感は、わが家の「M Sport 仕様」の方が多少強いかなと感じたのは、標準車の足回りをローダウン化でライトチューニングした「M Sport」と、製造ラインから専用セッティングされている『M』との違いではないでしょうか

話は少し逸れますが、BMWの車って、標準モデルやラグジュアリー系の柔らかめのサスペンション車の場合、ロールはします。

ロールはするけど、しなやかに踏ん張り続けるので、これもまたドライビングプレジャー(運転が楽しくなっちゃうこと)なんです(笑)

私がBMWファンになったのは、30年近く前に運転機会を得た時で、「その足の良さ」に魅せられたからなんですよね。

そのお話は、下の画像をクリックしたページに書いておりますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。

(4)8AT vs 7DCT

わが家の「320d」は速オートマチック(8AT)で、ディーゼルターボエンジンとの組み合わせなので、極低回転域から小気味良くスコスコと変速し、変速ショックは全く感じない非常に良くできたミッションだと日々感じております。

M2」には速デュアルクラッチトランスミッション(7DCT)が搭載されています。

で、DCTの知識が全くないまま走り始めたわけですが、私はパドルシフト欲しさに「320d」は「M Sport」を選び、「N-BOX」は「カスタムターボ」を選んだくらいパドルシフト好きですから、頭で考えなくても身体が勝手にパドルシフトを操作しちゃうんですね。

そこで、「ん?6速までしか上がらないぞ?スピードが足らないからかな?」ということで、〇〇〇km/hでの速を確認したのですが、帰宅後に調べて分かりました。

速以上がオーバードライブになるので、通常走行で速までは必要ないですよね

一般道での速は、即免停(一発取り消しもあり)のスピードです(爆)

7速DCT 変速比 車体関係
1速 4.806 ボディタイプ クーペ
2速 2.593 ドア数 2ドア
3速 1.701 乗員定数 4名
4速 1.277 全長×全幅×全高(mm) 4475×1855×1410
5速 1.000 ホイールベース(mm) 2695
6速 0.844 トレッド前/後(mm) 1580/1600
7速 0.671 車両重量(kg) 1580

あと、シフトダウン時(特に急コーナー手前で2速まで落とす時)に「フォフォーン!」というエンジンの咆哮が聞こえるのですが、これはオーナーさん曰く「DCTがダブルクラッチのエンジン回転調整の音を調整(演出)している」とのことで、最近の高性能バイクにも採用され始めた「オートブリッパーシフトダウン時にエンジン回転数を合わせる(オートでブリッピングする)装置」と同じ原理で、これも楽しめました

BMWのATとDCTはどちらも秀逸

という結論になりますが、一般人にはATが最適なのは間違いないと思います。

(5)助手席インプレッション

オーナーさんの奥様(仮に子さんとします)は、スパルタンな乗り心地に少々閉口気味だそうですが、わが家の奥様(ちびさん)は「いつもの感じ」と申しておりました。

これは、ファミリーカーを自分専用車として日々運転しておられる子さんと、そもそもN-BOXが自分の車なのに全く運転しないで旦那を運転手にしているちびさんとの違いで、そういう車への慣れの問題だと思います。

3.まとめ

馬力をアップして更にスパルタンな乗り心地となりサーキットなどでしか真価を発揮できないモデルよりも、「十二分なパワーとしなやかな乗り心地で峠を気持ちよく駆け抜ける370馬力仕様あたりが最良ではないか」と、思うに至りました。

完全なる主観ですからね

ポルシェ乗りの「最新が最良」というフレーズがありますが、例えば、オートバイって、最新モデルは非常に乗り易くて超絶に速く疾走れるのに、旧型や旧車の味わいが好きな人も多いわけで、決して最新が最良とはならず、それは人それぞれなんですよね。

あと、一番大事な予算的な問題ねっ

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私の理想は長らく「コンパクトな車体にハイパワーエンジンを搭載した『BMW M3』だったのですが、それは「E90型」までの話で、最近のシリーズは、わが家の「F30型」も含めて大きくなり過ぎました。

妻と二人で余生を過ごす「終の車」としてドアクーペの「M2」って最高じゃないですか

370馬力仕様の中古車、どぉ~~んと安くならないかなぁ

M2! 最高でした♪

番外編、あなたにとって理想の車とは?

新車でも中古車でも、BMWでいえば、M2の購入金額はシリーズも購入範囲に入ります。

シリーズに乗っていると、傍からはセレブ生活をしておられる人として見られるようになっちゃいます。

この高級路線に行かないで、ツウにしか分からないコンパクト路線で行くその嗜好

見栄や妬みが混在する俗世間で、自分だけの世界を楽しんでいる彼を見ていると、「こういう齢のとり方をしたい」と思う今日この頃のあーさんでございました。

コロナ感染拡大の影響で世の中がおかしくなっておりますが、できる限り、心豊かな生活を送りたいものです。

 それではまた♪

あっ!追記ですが!

M2を味わってしまったら自分の車両が色あせてしまうか」といえば、決してそのようなことはありませんでした。

各シリーズ・各グレード・それぞれの性質に合わせたセッティングで、BMWのドライビングプレジャー度は変わらないのだと思います。

なお、三種類のタイプが存在するBMW『M』については、別ページで説明しておりますので、こちらも興味がありましたら覗いてみてくださいませ。

また、趣味人さんは車に関しても別の趣味を持っておられるというページは下の画像をクリックすると開きます。

軽自動車のキャンピングカーですが、侮るなかれでございます。

いやぁ~

私もクルマやバイクが趣味だと思っていたのですが、上には上がいるわけで、私の場合は趣味というよりも普通の生活なのかもしれないですね。

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