BMW 320d Mスポーツ 今だからこそ初期型インプレ 中古相場がこなれた今こそ買い時かも?

こんにちは、アーチビブログです。

BMW320d M Sport を購入して6年目に入りました。

満足し、所有することの喜びを感じておりますが、べた褒めと言うわけにはいかず、5年間を振り返って、長所・短所や維持費についてのインプレをしてみたいと思います。

同年式の中古相場が、200万円を切る価格が出始めた今だからこそ、狙い目のマイカー候補としてもお薦め車両となるのではないでしょうか。
(2019年5月現在)

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1、「スタンダード」と「Mスポーツ」の違い

私が「M Sport」というグレードを選んだ理由ですが、BMWのモータスポーツ部門の「M社」が手掛けたライトチューンモデルで、外観・内装がスポーティーなデザインである点に魅力を感じたからでした。

下の画像2枚は、スタンダードモデルですが、ホイールサイズが小さく控えめなデザイン。
また、タイヤの幅も狭く、乗り心地重視です。
室内装飾やハンドルデザインも落ち着いた雰囲気で造られています。


対して、M Sport は、軽快なデザインのホイール。厚みのあるフロントバンパーと、M社によりローダウンされた車高とのバランスが絶妙なカッコよさを醸し出しております。
室内も、小径の3本スポークステアリングと、パドルシフトを装備し、カーボン調の内装で、「疾走りのBMW」を意識させますよね。


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2、エンジンスペック

スペックは以下の通りです

エンジン型式 N47D20C
最高出力 184ps(135kW)/4000rpm
最大トルク 38.7kg・m(380N・m)/17502750rpm
種類 直列4気筒DOHCターボ (ディーゼル)
総排気量 1995cc

2016年に新型エンジンに移行し、新型のスペックは↓こちら
(F30型での新型エンジンです)

エンジン型式 B47D20A
最高出力 190ps(140kW)/4000rpm
最大トルク 40.8kg・m(400N・m)/17502500rpm
種類 直列4気筒DOHCターボ (ディーゼル)
総排気量 1995cc

新型エンジンと比較すると、パワーで6馬力。トルクで2.1キロ、旧型が劣ります。

勿論、新型の方が良いのでしょうが、旧型エンジンも決して悪くないのでご心配なく(笑)

40kg・mに近いトルクは、一昔前のターボ排気量換算で言えば、4リッターガソリンエンジンに匹敵するトルクです。

3、国産ガソリンターボエンジンとの体感比較

私は、320dを所有する前に、スバルレガシィのターボ車を3台乗り継いでおりまして、そのスペックは、ATで最高出力260ps/6000rpm。最大トルク35kg/2400rpmでした。

レガシィと比較すると、パワーに76馬力の差がありますが、トルクは3.7キロ上回ります。
体感速度で比較すると、常用速度(一般道から高速道路の120km/hまで)での差は無いに等しいです。峠等の急な登り坂の追い越し車線での追い越しも、同じくらいの体感速度です。

つまり、超高性能車を除いた一般車の中では、非常に速いんです(笑)

そして、低速トルクに満ちたエンジン性能は、「ディーゼルは、馬力でなくトルクで語れ」という事だと思います。

4、ディーゼルエンジンの短所と長所

(1)私が思う短所

始動時にはエンジンの揺れを感じます。
大きな揺れではなく、エンジン点火でブルンッとひと揺れという感じで、アイドリングストップからのエンジン始動の場合も同様です。

ディーゼル特有の音については、走行時には全く気になりません。

アイドリング時にはディーゼルエンジンである事を実感する音は聞こえますが不快にならない程度です。

車外で聞くエンジン音は、静寂の中では結構なボリュームに感じ。雑踏の中では気にならない程度です。

私的には、もう少しアイドリング時のガラガラ音を押さえて欲しかったと思うので、始動時の揺れとアイドリング時の音は不満点です。

(2)私が思う長所

停止状態での不満点を述べましたが、走り出せば、不満は直ぐに解消されます。

最大トルクの発生回転は1750~2750回転です。しかも図太いトルクを持っているので街乗りの領域ではアクセルを踏み込む量が少しだけなんですよ。

軽くアクセルを踏むと2500回転くらいで次々とスムーズにシフトアップして行きます。

8速オートマチック(8速AT)は凄く優秀で、変速ショックなどありません。

シフトアップの度にエンジン回転が下がるから変速した事が分かるのですが、エンジンは低回転で回り高性能な8速ATでギアを刻んで車速を上げていく感覚は独特で、ガソリン車にはない面白さを持っております。

アクセルを深く踏み込んだ場合は3500回転4000回転でシフトアップし直ぐに法定速度オーバーになるから注意が必要です。

4000回転付近では伸びが止まりますが、ディーゼルを選ぶ人には関係ない領域だと思うので、全く気にしなくていいのではないでしょうか。

燃費は、私の使い方だと、18km/ℓ21km/ℓ です。

5、操縦安定性

私が、初めて運転したBMWは「E36型」の「325i」で、30年近く前になります。

当時、「絹のように回る」というスムーズさから、「シルキーシックス」と称された直列6気筒エンジンを味わってみたくて申し込んだ、ディーラーの「一週間試乗キャンペーン」が切っ掛けでした。

でも、その頃の国産車には「日産RB系」「トヨタJZ系」のエンジンが出ていたので、エンジンには感動しなかったんです。

ただ、足の良さには物凄く感動したんです(笑)

ネコ脚と言えばいいのか?乗り心地の良い柔らかなサスペンションは、コーナーではロール(横方向への傾き)するんですが全く破綻しない。どれだけ振り回しても踏ん張るサスペンションに驚きと感動を覚えました。

当時の国産車は、R32型GT-R等は例外として、サスペンションが貧弱で、コーナーのロール中に突然腰が砕ける車種が多く、社外品のサスやショックアブソーバーに交換して、ロールを抑える為に硬めに設定するのですが、車体剛性も弱いので、なかなかうまく行かない時代。

運転が上手いわけではない私が、田舎の連続するタイトコーナーの山道で、普段なら怖いと思うペースで走っても、怖いどころか笑みが浮かぶ程で、一発でBMWのファンになりました。

ただ、ファンになったからと言って直ぐに買える金額ではない訳で、前述した「レガシィ」を乗り継いだのは、ビルシュタインサスとシンメトリカル4WDの組み合わせでの乗り味がBMWに近いかなと思ってです。

では、今乗っている320dはと言いますと、M社のダウンサスが組んであるのでほとんどロールしません。ランフラットタイヤの影響もあって荒れた路面ではゴツゴツ感も感じます。

でも、硬い中にもしなやかさがあると申しましょうか、不快感は全くないです。

そして、振り回しても怖くなく、むしろ笑みがこぼれる安定感と操縦性は健在です。
乗る度に「何でこんなにイイんだろう」と感心してしまいます。

アウトバーンの国の生まれなので、高速道路での安定感は言うまでもありません。

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6、ディーラーの対応について

リコールは何度かあります。

リコールや点検・車検でのディーラー(BMWアルコン)対応は非常に良いです。

リコールが多い事が良い事なのかどうかには主観が入りますが、私は、不具合が見つかって良くなって行くので歓迎しております。

下の画像をクリックして頂けば、今までのリコールについてのページへジャンプします。
 宜しければ覗いてみてくださいませ。

7、維持費について

私にとって、初めての外車なので維持費は気になっていたのですが、今のところ、国産車と同じ感覚です。

例えば、オイル交換は、2万キロに1回のメーカー指定で金額は2万円です。
これは、5千キロに1回で5千円程度の国産車と変わりません。

今後はバッテリー交換の時期になりますが、国産車の場合、バッテリーはガソリンスタンドでもホームセンターでも買えますが、BMWの場合、車載コンピューターのリセット作業が必要なのでディーラー経由になり結構なお値段です。なので、物によっては維持費も高額になる可能性はあります。

<追記>
3度目(丸7年経過)の車検を終え、8年目になった今でも絶好調を維持しております。
ディーラーでの車検代も国産車並みに安く上がりました。

8、パーツ交換で補える不満点

室内灯はLEDですが、イエロー系で少し暗いと思います。
マフラーからの排気管は細いパイプの1本出しなのでエアロバンパーと合わないかも?
等、人の感性によっては不満点になるところもあります。

私も、何点か交換しているパーツがあります。

不満点解消パーツについてのページへは↓の画像をクリックすると移動しますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。

最後に

わが家のBMWの走行距離は3万キロ程度で絶好調を維持しております。

ディーゼルエンジンの寿命を考えれば、慣らしが終わった頃ってところなので、まだまだ乗り続けるつもりです。

新型が出ても古さを感じさせないデザインもBMWの良いところですね

それではまたっ♪

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