こんにちは、アーチビブログです。
バイクで出掛けている時にタイヤがパンクしたら大変ですよね。
最近は、四輪でもスペアタイヤの無い車が増えたので、応急パンク修理剤を注入するなどして急場をしのぐわけですが、実は応急修理剤には欠点があるんですよね。
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目次
1、パンク応急修理剤のデメリット
パンクと言っても色々あって、完全なバースト(破裂)とか、縁石にヒットしてホイールごと破損などは修理不可能なので、ここでは一般的な釘等が刺さっていた場合のお話しです。
例えば車の純正品の応急修理キットは、⇩こんな感じです。
使用方法を簡単に説明しますと、バルブコア回しでパンクタイヤのバルブコアを外し、応急修理剤をよく振ってから注入ホースを取り付け、注入ホースをバルブに差し込んでボトルを逆さまに持ってボトル内の修理剤を全てタイヤの中に注入します。
この修理剤がタイヤ内に浸透して穴を塞いでくれるのですが、後で説明するデメリットにつながるんです。
修理剤を注入し終えたら最初に外したバルブコアを取り付け(バルブコア回しで確実に取り付けます)、エアコンプレッサーホースの口金をバルブに確実に取り付け、エアコンプレッサーのプラグをアクセサリーソケットに差し込んでエンジンを始動し、スイッチをONにして空気を入れます。
空気が入ったら、エア漏れが無いかをチェックして、少し走行後に漏れのチェックをしつつ、近くのディーラーやガソリンスタンドに持ち込みます。
エアコンプレッサーの使用が面倒ならば、下のような空気と同時に修理剤を注入できるタイプを常備しておけば手軽で便利ではあります。
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ただし、パンク修理剤注入は、あくまでも応急処置なので、修理剤が付着したタイヤは交換するしかなく、タイヤをホイールから外してホイールの洗浄も必要となります。
これは パンク修理剤の大きなデメリット と言えます。
2、完全修理タイプのタイヤ修理キットのすすめ
バイクで遠出する時、私のバイクのパニアケースには保冷バッグの中に「ガソリンスタンド等と同等の修理が可能なパンク修理キット」と「マルチツール」を収納して積んでおります。
保冷バッグに意味はなくて、パニアケースに収めるのに手頃なサイズだった事とエコバッグとしても使えるからです。
妻が買ってくれました♪
修理剤は使わないで、シール材とラバー用セメントで穴を完全に塞ぐタイプなので、修理が完了すればそのまま使い続けることが可能です。
本当はパンクをした時の修理状況を紹介したかったのですが、パンクって滅多にしないので、図を使った紹介をすることに致しました。
3、デイトナ パンク修理キット 電動エアポンプ付き
私が所有しているのはデイトナ社の電動エアポンプ付きです。穴を塞いでも空気が入らなくては意味がないですからね。
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NO | パーツ名 | NO | パーツ名 |
---|---|---|---|
① | T型リーマー | ⑥ | エアインフレーター |
② | T型フック | ⑦ | ワニ口グチクリップコード |
③ | カッター | ⑧ | シガープラグコード |
④ | ラバーセメント | ⑨ | 収納ケース |
⑤ | タイヤシール材 | ⑩ | ボール・浮き輪等用ノズル |
(1)使用方法
ⓐ 穴が空いた箇所を確認し、釘等が刺さっている場合は抜きます。
ⓑ ①のT型リーマーを使い、確認した箇所の穴をシッカリと広げます。
ⓒ ⑤のタイヤシール材についているシート(青い部分)を剥がし、タイヤシール材を②のT型フックの先端に通し、タイヤシール材に、④のラバーセメントをたっぷり塗ります。
※ ラバーセメントの塗りが少ないと、タイヤシール材をタイヤに挿す際に千切れる事があるのでラバーセメントは十分に塗ります。
ⓓ 手順ⓑで広げた穴に、手順ⓒで準備したT型フックを挿します。
穴をシッカリと広げていないと上手く入らない事があります。
※ シール材を挿す際、シッカリと挿してから抜かないとシール材が抜けてしまう場合があるので、シッカリと差込み慎重に抜きます。
ⓔ T型フックを抜いた後、残ったタイヤシール材をカッターで切り落とします。
ⓕ ⑥のエアインフレーターのスイッチが「OFF」になっている事を確認し、タイヤのバルブにエアインフレーターの吐出口を差込み、レバーを引いてロックします。
ⓖ バッテリーからの電源供給方法により、⑦のワニグチクリップか、⑧シガープラグコードのどちらかをエアインフレーターと接続します。
ⓗ ワニグチクリップを使用する場合、バッテリーのプラス(+)に配線色赤、マイナス(-)に配線色黒 を接続します。
※ 車体側シガーソケットの最大電力に注意が必要です。(15A以上対応)
ⓘ エアインフレーターは作動時に振動があるので本体を固定してからスイッチを「ON」にして空気を送り込みます。
(作動しない場合はバッテリー容量が足らない可能性があります。)
エアインフレーターのメーターを確認しながらタイヤの規定圧まで続けます。
※ 5分以上の連続使用は不可です。
バイクの場合、10インチ(原付サイズ)で約1分。17インチ(中型~大型サイズ)で約3~4分で規定圧という事なので、四輪に使用する場合は休み休みということですね。
規定圧に達したら、タイヤバルブからエアインフレーター吐出口を外して、修理箇所のエア漏れが無い事を確認して作業終了です。
フル稼働したエアインフレーターは熱を帯びているので、自然冷却を待ってから収納します。
※ 修理箇所は定期的に確認すべきなのは言うまでもありません。
(2)修理後のタイヤについて
穴を完全に塞いだとしても修理タイヤですので使用環境により危険を伴う事があるかもしれません。
私の考えで言えば、ビッグバイクで頻繁に高速走行をする環境ならば新品タイヤに交換。
スクーターなどで街乗りがメインならばタイヤの寿命まで使います。
四輪の場合も同様で、大馬力の車で頻繁に高速走行をするのならば新品タイヤに交換。
小型車や軽自動車で街乗りメインならばタイヤの寿命まで使用という感じですね。
あと、四輪の純正修理キットで修理剤とエアインフレーターが搭載されている場合、新品タイヤへの交換が必要になる補修剤の使用は避けるとして、T型のフックやタイヤシール材だけを揃えればいいわけです。
その場合は、千円少々で購入できるので持っておいて損はないと思います。
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4、何かと便利な多機能マルチツール
ここまでパンク修理の方法を紹介してきましたが、車両にプライヤーやペンチを積んでいなかったら、一番最初の行程である刺さった釘が抜けませんよね。
というわけで、折りたたみ式で収納に便利な多機能マルチツールも積んでおけば、もしもの時の助けになります。
金額的には千円代から三万円代まで様々な製品がありますが、私の場合は、タイヤ修理で出っ張ったシール材をカッターよりハサミの方が切りやすいかな?と、ハサミ付きの数千円の商品を携帯しております。
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ではまたっ♪
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