こんにちは、アーチビブログです。
旧式のバイクばかりに乗っていた私は、電子制御満載の「ニンジャ1000」に乗り換えてから、少々戸惑うのがインジケーター類の切り替え手順です。
いちいち取扱説明書を見るよりも、「あれ?どうだったっけ?」と思った時にスマホでチェック出来るページを作りました。
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目次
1、各設定ボタン
<メータユニット内のボタンで設定可能な機能>
「時計」「シフトアップインジケーター」
〇 メータユニットの「アッパメータボタン」と「ロアメータボタン」で各種設定を行います。
〇 [黄色枠]で囲った箇所は「マルチファンクションディスプレイ(上段)」です。
〇 [赤色枠]で囲った箇所は「マルチファンクションディスプレイ(下段)」です。
<左ハンドルのマルチファンクションボタンで設定可能な機能>
「KTRCモード」「パワーモード」
〇 左ハンドルの「アッパボタン」「SEL ボタン」「ロアボタン」で各種設定を行います。
〇 [黄色枠]で囲ったスイッチの総称が「マルチファンクションボタン」です。
<メータボタン・左ハンドルボタンの両方で設定可能な機能>
「マルチファンクションディスプレイモード(上段)」
「マルチファンクションディスプレイモード(下段)」
それでは、それぞれの設定方法を説明致します。
2、マルチファンクションディスプレイ(上段)の切り替え手順
「メータユニット:アッパメータボタン」または「左ハンドル:アッパボタン」を押す毎に、[オドメータ(ODO)] ⇨ [トリップA(TRIP A)] ⇨ [トリップB(TRIP B)」の順番で切り替わります。
3、マルチファンクションディスプレイ(下段)の切り替え手順
「メータユニットのロアメータボタン」または「左ハンドルのロアボタン」を押す毎に「外気温度(AUTSIDE)」⇨ 「航続可能距離(RANGE)」 ⇨ 「平均燃費(AV)」⇨ 「瞬間燃費」の順番で切り替わります。
4、時計の時刻調整方法
<画像の説明>
① 「アッパメータボタン」
② 「ロアメータボタン」
黄色枠が時計です。
(1)イグニッションを「ON」にします。
(2)①と②を2秒以上押して時刻調整モードにすると<時>と<分>が点滅します。
(3)②を2秒以上押して 12/24 時間表示モードにします。
(4)①を押して12または24時間表示を選択します。
(5)②を1回ずつ押すと時刻調整モードに戻り、点滅位置が<分>→<時>に順次変わります。数字を合わせたいところに点滅位置を合わせます。
(6)数字合わせは①を押して行います。
(7)時刻合わせが終わったら、②を押して<時>と<分>を点滅させます。
(8)最後に①を押すと、点滅はなくなり時計の表示に戻って完了です。
5、シフトアップインジケータ設定方法
シフトアップインジケータを作動させるエンジン回転数を、「5000rpm」から「11000rpm」の間で設定できます。
<画像の説明>
① アッパメータボタン
② ロアメータボタン
③ シフトアップインジケータ
<設定手順>
(1)①と②を同時に2秒以上押し続けると、時計の<時>と<分>が点滅します。
(2)①を2秒以上押すと、シフトアップインジケータ設定モードに切り替わります。
(3)更に①を押すと、シフトアップインジケータの「ON」「OFF」が切り替わります。
(4)③の黄色LEDが点滅している状態が「ON」。消灯している状態が「OFF」です。
(5)「ON」の状態で②を押して、シフトアップしたいエンジン回転数を設定します。
②を押すと、設定回転数は250rpmずつ11000rpmまで上昇します。
設定回転数が11000rpmまで上昇すると、シフトアップインジケータの設定は5000rpmまで戻り、再度上昇を続けます。
(6)任意の回転数に合わせた後、①と②を2秒以上押すと通常の表示に戻って完了です。
<走行時の状態>
設定した回転数になると、③シフトアップインジケータの黄色LEDが点滅し、同時にタコメーターの針先が光ります。
6、KTRC(Kawasaki TRaction Control)の説明
<モード1>
スリップ制御を最も控えめにしたモードです。
<モード2>
スリップ制御がモード1より多めで、モード3より少ない中間レベルです。
<モード3>
他のモードよりスリップが早く抑制されます。様々な状況で、可能な限り後輪のホイールスピンが抑制されます。
<OFFモード>
スリップ制御なしのモードです。
7、KTRCの切り替え手順
<画像の説明>
① アッパボタン(モード3 ⇨ モード2 ⇨ モード1 ⇨ OFF)
② SELボタン
③ ロアボタン (OFF ⇨ モード1 ⇨ モード2 ⇨ モード3)
(1)スロットルを全閉にします。
(2)左ハンドルスイッチの②を押してKTRCモードインジケーターを選択すると、KTRCインジケーターが点滅します。
(3)①または③を押してKTRCのモードを切り替えます。
(4)OFFへの切り替えは車両が停止中の時のみ行えます。
KTRCモードインジケータが点滅した後、30秒経過するかスロットルを開けると点滅が止まり選択しているモードが確定されます。
8、パワーモードの説明
<モード F(フルパワーモード)>
最高出力を発揮するモードです。
<モード L(ローパワーモード)>
最高出力の70%程度の出力に制御され、Fモードに比べてスロットルレスポンスが穏やかになります。
9、パワーモードの切り替え手順
<画像の説明>
① アッパボタン モード F(フルパワーモード)
② SELボタン
③ ロアボタン モード L(ローパワーモード)
(1)スロットルを全閉にします。
(2)左ハンドルスイッチの②を押してパワーモードインジケータを選択すると、パワーモードインジケータが点滅します。
(3)①または③を押してモードを切り替えます。
⇧「画像左:フルパワー&KTRC2」「画像右:ローパワー&KTRC1」
パワーモードインジケータが点滅した後、30秒経過するかスロットルを開けると点滅が止まり選択しているモードが確定されます。
10、KTRCとパワーモードの組み合わせ
KTRCとパワーモードは別々に選択できます。
状況に合わせて8パターンの組み合わせが可能です。
例えば、滑りやすい路面では、パワーモードを「L」、KTRCモード「3」を選択すれば、より後輪のスピンを抑えた設定になります。
私の場合、ローパワーモードでも十分速いのですが、最近は「パワー F」「KTRC 2」での使用が多く、運転が上手くなった気になり爽快です☆(笑)
11、イモビライザインジケータ
Ninja1000には登録された専用のイグニッションキーでないと、エンジン始動ができないイモビライザシステムを装備しています。
イグニッションスイッチをOFFの位置にするとイモビライザシステムが作動し、赤いランプが点滅します。
点滅は24時間経過後に消えますが、イモビライザシステムは作動しています。
<イモビライザインジケーターの点滅を解除する方法>
イグニッションスイッチをOFFにしてから20秒以内にアッパメータボタンとロアメータボタンを同時に2秒以上押すとインジケータの点滅モードを解除できます。
もう一度同じ操作をすると、再び点滅モードに戻ります。
12、まとめ
乗らないっぱなしのバイク人生なので、久々に乗ると忘れてる設定もあったりするので、次に忘れた時はこのページを参考にしたいと思います。
他の人の参考にもなれば幸いです♪
それではまたっ♪
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コメント
教えて欲しいのですが
ニュートラル Nランプの上の三角ランプは
何ですかね?
上村様
コメントをありがとうございます。
質問は、始動時のみ「N」の上に点灯する黄色の三角ランプですね。
それは「警告インジケータ」です。
警告インジケータが点灯し、マルチファンクションメータのパワーモードインジケータが点滅した場合は、パワーモードシステムに問題があります。
また、警告インジケータが点灯し、マルチファンクションメータのKTRCモードインジケータが点滅した場合は、KTRCシステムに問題があり、KTRCシステムの一部または全体が機能しません。
以上の症状が出た場合は、カワサキ正規取扱店での点検をおすすめ致します。