Ninja1000 ニンジャ1000 ETC

こんにちは、アーチビブログの あーさん です。

ETC(電子料金収受システム)が2001年に一般利用を開始してから20年以上経過しました。

息子が大学生の時、丁度、地方高速道路上限1,000円割引制度があり、息子のアパートまでの高速料金が通常3,000円程必要なところを1,000円で済むのだからと何度も行き来したので、わが家はETC制度導入当時の恩恵を大変受けました。

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恩恵という意味では、ETC制度を

これはマジで便利っ!

と感じたのは、間違いなくライダーですよね

それまでは、料金所で止まり、グローブを外し、ポケット等に入れていた通行券を渡し、財布からお金を取り出して渡し、お釣りがあれば受け取り、強い風の日は通行券やお札が飛ぶのに気を配り、これが雨の日なんて超最悪でした。

こういう作業は、煩わしいにもほどがありますし、後続の車両への迷惑にもなるので、ライダーにとって、高速道路や有料道路というのは鬼門でもあったわけです。

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1.Ninja1000のETC

Ninja1000の場合、国内仕様が登場した2017年式からETCが標準装備となり、メーター内にETCインジケーターが追加されました。

わが家のニンジャは2018年モデルですが、その取扱説明書には下の紙が挟んであります。

下の画像は裏面です。

でもね

実は、2018年モデルのETCは「ETC2.0」ではないんです。

まじかぁ~!?

納車時にバイク屋さんから「ETC2.0について、取説に緑色の説明用紙が挟んでありますが、あれ間違いです。装備されているのは通常のETCです。」と聞かされ、少々驚きました。

大メーカーのカワサキなのに、お茶目をやっちまう事があるんですね。(苦笑)

2.通常のETCとETC2.0の違い

では、通常の「ETC」「ETC2.0」は何が違うのか

通常のETCは、料金の自動支払いがメインで料金所をノンストップで通過する事が目的の機器でした。「休日割引」や「深夜割引」などの制度には対応してましたが、あくまでも支払いに関する事がメインでした。

ETC2.0は、ETCが進化したもので、ETCの機能に加えて、ITSスポットでの渋滞回避支援や安全運転支援などの恩恵を受ける事ができ、「首都圏の圏央道の料金が約2割引きになる」などの特典も利用できます。

また、システムのアドバイスにより渋滞を避けたルートを選択すると、有料道路の割引が適用されたり、全国に設置されているITSスポットから道路状況をカーナビに反映することができたり、周辺の観光スポットなども教えてくれます。
ITSスポット対応機種の場合です)

3.ITSスポットとは

全国高速道路の約1700ヵ所に設置された情報提供通信アンテナで、ETC2.0対応車載器、ITSスポット対応カーナビと双方向通信をすることで多彩なサービスを実現させた装置です。

主な設置個所は、ジャンクション分岐点、本線分岐点、代表的な渋滞箇所の手前、道路利用者が概ね定期的に道路交通情報を得られる箇所、主要渋滞ポイント手前のハイウェイラジオ放送区間です。

2022年4月以降は、ETC2.0を活用したITSスポット情報サービスに一本化されるため、それに合わせて車載器を買い替える方も増えると予測されています。


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4.通常のETCが使えなくなる可能性

2018年9月に、国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社連名で、一部のETC車載器が、2022年12月1日以降使用できなくなるという発表がありました。

って!ォィォィ!

「普及を促しておいて使えなくなるってどういうこと」と思いませんか(怒)

とりあえずですが、使用不可となるETC車載器は、2007年(平成19年)以前の旧スプリアス認証を受けて製造された車載器なのだそうです。

スプリアスとは不要電波の一種で、電波障害の発射強度が強い旧規格で認証を受けた機種が使えなくなるという事です。

わが家のETCは一番古い機種が2013年のものなので一安心ではありますが、2030年までには更に多くの機種が使用不可となるようです。
ムムッ!

まあねっ

圏央道2割引きって田舎の私には無縁だし、カーナビに連動で色々教えてくれるのならバイクには関係ないし、ITSサービスに対応したカーナビが要るって事は、2030年頃までにはクルマも買い替えているだろうからその時でいいし、何より、ビッグバイクに至っては、扱いきれないかもしれない年齢になっている私だからいいんですけどね。
何か複雑な気分ですが

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5.Ninja1000 ETC 取り扱い方

ETC2.0については、目次1番の緑の紙で説明されている「インジケータ緑色高速点滅・高速赤色点滅」を見たとしても、カーナビほどの情報が得られる訳じゃなく、地方まで恩恵の普及が進んでから考えればいいいう結論に達したので、今回は、Ninja1000のETCを解説して終わりにしたいと思います。

余談ですが、以前所有していたゼファーですが、「見栄え良くしたいからETCの設置場所はシートの下にしようかな」と、バイク屋に相談したところ、「ハンドルに付ける方が使い勝手がいいよ」と言われて、ハンドルに設置していました。

確かにね、予定外で高速道路を使う時とか、ハンドル設置だと直ぐに対応できて便利でした。

ニンジャの場合は、標準でリアシートの下に設置されています。リアシートにシートバックを装着していたりすると使い勝手は悪いです。でも、スマートであり、防犯的には良しなので、悪くはありません。

それでは、ニンジャ2018年モデルのETC取り扱い手順の説明です。

(1)リアシートを外す

リアシート(リアフェンダー)の裏側にカギ穴があり、そこにカギを差し込んでロック解除をするとリアシートが外れます。

(2)ETCを固定しているゴムバンドを外す

リアシートを外すとETCユニットが現れます。
ゴムバンドで固定されているのでゴムバンドを外します。

(3)バックルを外す

ユニットのバックル(⇩ⓐ)のロックを外すとユニットが開きます。

(4)ETCカードの向き

ETCカードのICチップ(⇩ⓑ)を、ユニットのカードソケット(⇩ⓒ)の位置に合わせる必要があるので、カードは裏側装着となります。

(5)ETCカードを挿入

カードを支えるツメが3カ所あるので、両端のツメに沿って挿入します。
ICチップ付近を押さえながら入れると、車載器のカードコネクタピンが破損する可能性があるので、カードの端を軽く押してゆっくりと奥のツメに当たるまで挿入します。

あとは、逆手順で、ユニットを閉じ、ゴムバンドで固定して完了です。

(6)確認

イグニッションスイッチをONにすると、カード認証が開始され、メーターユニットのETCインジケータが緑/赤に交互点滅します。

カードが正常に認証されると、メーターユニットのETCインジケータが緑色に点灯します。

※ スマートインターチェンジを利用する場合は、車両停止状態で通信が行われるため、開閉バーの手前で一旦停止が必要です。

(スマートインターチェンジとは、サービスエリアやパーキングエリア等から乗り降りができ、ETCを搭載した車両のみ通行可能なインターチェンジです。)

以上、Ninja1000のETCについてでした。

それではまたっ♪

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