こんにちは、アーチビブログの あーさん です。
今回は、Kawasaki Ninja1000 の日常点検整備を紹介したいと思います。
休日でやる事なくて、外は雨でバイクにも乗れないなんて時に、次のツーリングに備えての点検はいかがでしょうか?
最近のバイクは壊れないと言っても最低限の点検は必要ですよね。
9項目の点検ですが、タイヤの点検以外は、毎度全てをやるわけではなく、違和感を感じた時とか、定期的なものは「そろそろかな?」という時に行えばいいと思います。
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目次
1、タイヤの点検
空気圧やタイヤの減り具合、また、釘などが刺さっていないかなど、タイヤの点検だけは頻繁にやっておいて損はないと思います。
ちなみに、Ninja1000の場合、指定空気圧は下表の数値です。
Ninja 1000 メーカー指定タイヤ空気圧 | |
前輪 | 250kPa ( 2.50kgf / ㎠ ) |
後輪 | 290kPa ( 2.90kgf / ㎠ ) |
下の画像は700円ほどで購入できるエアゲージですが、携帯性にも優れ非常に便利です。
バルブから外しても計測数値で針が止まっているので確認がしやすいです。
エアー調整バルブはエアーが多い時のエア抜きや測定後に針を0に戻す時に使います。
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エアゲージは、二輪用チャック付きを選んでおけば四輪にも二輪にも使えます。
二輪はブレーキディスクやチェーンなどの干渉があるからね!
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2、ブレーキ液量の点検
液量の点検やオイル量点検はバイクを垂直にした状態でなければ正しい測定ができないので、そこがセンタースタンドのない Ninja1000 の欠点かな?
(1)フロントブレーキ液量点検
フロントブレーキフルードのリザーバタンクは、Ninja乗りがリストバンドで隠している右ハンドルの付け根上部です。
(2)リヤブレーキ液量点検
リヤブレーキフルードのリザーバタンクは、リヤスプリングの荷重調整ダイヤルとマフラーの間にあります。
反対側から見ると、分かりやすい(見やすい)です。
3、冷却液の点検
冷却液タンクの位置はエンジンの後方です。
4、ブレーキライトスイッチの調整
リアブレーキのライトスイッチは、ブレーキに足を乗せただけで点灯するのは敏感過ぎるし、強く踏まないと点灯しないのもNGですよね。
ブレーキペダルを10mm踏み込んだ時に点灯するのが適正です。
私のNinjaは適正値でしたが、スイッチ場所の説明のためにステップブラケットを外してみましょう。
下画像「ⓐ」のブラケットボルト(六角6mm)2カ所を外すと、右フロントステップブラケットがステップごと外側へ引き出せます。
マフラーガードや各ホースがジャマして引き出しにくいですが、知恵の輪的に引き出せる感じです。キズ防止で下にタオルを噛ませています。
ライトスイッチ本体には触らないように、調整ナットを回して調整します。
ナット位置を上に上げれば早く点灯し、下に下げれば点灯が遅くなります。
調整後のブラケットボルトの締め付けトルク値は「25Nm(2.5 kgfm)」です。
デジラチェについてのページも作成しております。
(使い方や、バイク整備に適したトルク設定商品の選び方など)
私の場合はデジラチェは滅多に使いませんが、締めすぎ注意のボルトなどもありますからね。
興味がありましたら⇧のページを覗いてみて頂ければ嬉しいです。
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5、クラッチレバー 遊び調整
レバーを手で抵抗を感じるまで引き、クラッチレバーとレバーホルダとの間が2~3mmあるのが適正です。
6、スロットルケーブル 遊び調整
スロットルグリップを回して2~3mmの遊びがあるのが適正です。
調整用アジャスタの位置は、下の画像で示している位置です。
「D ロックナット」をゆるめ、「C アジャスタ」を回して調整後、「D ロックナット」を締め付けて完了です。
7、アイドリング回転速度の調整
アイドル調整スクリュの位置は、オイル注入口の上あたりにある小さなダイヤルです。
エンジンが冷えている時はアイドリング回転が高いので、調整する時は必ずエンジンが暖まった状態で行います。
8、オイルの点検
オイルレベル点検窓からオイルの量と色を見ます。
アッパレベルとロアレベルの間にあれば適正です。
9、ドライブチェーンの点検
チェーンのたるみ(上下に張った時の上と下の間隔が20~30mm)は問題ないですが、汚れが目立ってきたので、そろそろチェンシコ(洗浄と給油)が必要ですね。
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