オートバイのチェーンメンテナンス チェンシコ(洗浄と給油)をやりましょう! Ninja1000

バイクのチェーンメンテナンスって1000km回はやったほうが良いと言われておりますが、そこまで頻繁にはやらないズボラな あーさん です。

 5000kmに1回か、それ以上の距離ですね!(汗)

確かにね、汚れ切る前にメンテしておけば、チェーンやスプロケット(ギア)の寿命が伸びて、燃費やドライブフィーリングも良い状態が続くわけで良いことずくめですよね。

というわけで、私の場合、「頻繁メンテが良いと分かっていても汚れが目立ってからでないとやらないチェンシコ(チェーンをシコシコと磨く様子を表現したライダー俗語)」を、今回は徹底的にやりたいと思います。

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1.準備する物

チェーンクリーナー
チェーンルーブ(チェーングリス)
チェーンブラシ(歯ブラシ(柔らかめの毛先)などでも可)
段ボール(クリーナーなどの飛び散りを防ぐ養生用)
新聞紙(これも養生用)
捨ててもいいウエス(ボロ布)

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(1)チェーンクリーナーについて

チェーンクリーナーの選び方としては、バイクのチェーンが「シールチェーン」か「ノーマル(ノンシール)チェーン」かなのですが、「俺のはどっちなの?」と悩まないで、どちらにも対応しているクリーナーを選べば問題なしです。(笑)

ちなみに、Ninja1000はゴムシールを使用したシールチェーンです。

私は、LAVEN(ラベン)の「キングスターチェーンクリーナー」を使用しております。
洗浄力があり、倒立バルブ採用で逆さまにしても噴射するので便利でおすすめです。

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<使ってはいけないクリーナー>

何かと便利なパーツクリーナーはゴムシールを破損させる恐れがあるので、チェーン洗浄への使用は避けましょう。

(2)チェーンルーブについて

「チェーンルーブ」とか「チェーンルブ」と呼ばれてますが、「チェーンオイル」(オイルと言うよりもグリスですね)のことです。
 
チェーンオイルの粘性が低いと飛び散りやすいのでホイールがベトベトになると思いますよね。

私もそう思って、飛び散りや垂れが少ない、LAVEN(ラベン)の『ホワイトチェーンルーブ(プロ) 』を使用しております。

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ここで私のウンチクですが、ラベンのチェーンルーブは速乾性でもあり、確かに飛び散りは少ないです。

でもね、飛び散らないということは、チェーンに汚れがこびり付いたままになりやすいということでもあるんです。なので、洗浄する時は少々労力を伴います。

そもそも、缶スプレーグリスって、スプレー缶に入っている時は噴射できるように溶剤で薄められていて、塗布後に浸透して固まって行くわけで、塗布直後に走行しない(日以上放置できる)のならば、速乾性でなくても良いということになります。

速乾性ではないタイプは、粘性が低くて飛び散りやすいと思われがちですが、塗布後に浸透して粘性を増して行くので、少なくとも塗布後に一晩は寝かせてから飛び散りやすいか否かを判断すべきです。

なので、私は、現在使用中のラベンが切れたら、一コマずつに給油できるデイトナの点射タイを選ぶかもしれないです。

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または、簡単吹き付けの通常タイプもいいですね。

一コマずつ給油のタイプは、じっくりとメンテしたい人向きで、簡単吹き付けタイプは簡単メンテで済ませたい人向きかな
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<使ってはいけない潤滑剤>

こちらも、何かと便利な潤滑剤「CRC 5-56」などはチェーンのフリクションロス低減に向いている気がしますが、ゴムシールの破損や、金属の偏摩耗につながるので絶対に使用すべきではありません。

 

(3)チェーンブラシについて

チェーンブラシは、チェーンクリーナーに付属されているブラシや使用済みの歯ブラシなどでも良いのですが、ヤッパね、面同時シコシコブラシが圧倒的に便利です。

 
私の場合、付属ブラシをスプロケット(ギア)の掃除に使うので、付属ブラシ付きのクリーナーを選んでおります。

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(4)あると非常に便利なペーパータオル

本当に便利なので何度か紹介している「Scott(スコット)の使い捨てペーパータオル」は、私の一押し商品です。

 
今回のチェーン掃除はこれを何枚も使ったので、ウエス(ボロ布)は使用しておりません。

 
水分や油分の吸収力が抜群で、紙なのに洗って絞って再利用が可能な破れない強さを持ち、水に濡らして雑巾代わりにしたり、こぼれたオイルを拭き取ったり、整備中のパーツや工具を置く敷物につかうもよしの万能タオルです。
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10ロールセットを購入している私は、キッチンペーパー用のホルダーにセットしていて、結構な頻度で使います。

使い捨てだから、割安のセット物の方がお得です。

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(5)センタースタンドが無いバイクの場合

掃除にしても給油にしても、後輪を回しながらの作業になります。

センタースタンド付きのバイクならばいいのですが、サイドスタンドのみのバイクは「タイヤローラー」か、「メンテナンススタンド」が必要になります。

 
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私はタイヤローラーを使用したことはないのですが、メンテナンススタンドの方が圧倒的に楽だと思います。
メンテスタンドは千円代から購入できるので、バイクの保管用としても持っておいて損はないと思います。
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あとね、毎度伝えておりますが、メンテナンススタンドを一人で使用する場合、大切なバイクを倒してしまう可能性もあります。

フロントホイールクランプを併用するとスタンド掛けが楽に行えるので、一人でのメンテナンスを考えておられる方には併用を強くおすすめしております。

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使い方などは、下の画像をクリックしたページに載せております。
 
興味がありましたら覗いてみてくださいませ。

 
 
 

2.チェーン掃除

準備品が揃ったら、チェーン掃除に取り掛かります。
汚れたチェーンは、こんな感じです。スプロケットもグリスが飛び散って汚いです。

(1)段ボールなどでマスキング

汚れや油が飛び散って車体やホイールを汚さないように段ボールや新聞紙で床や車体をマスキング(養生)します。

 
新聞紙だと濡れてヘナヘナになるので、私の場合、チェーン近辺は段ボールで床などは新聞紙を、多めに使います。

 
汚したくない箇所は徹底的に隠していきます。
 
 

(2)チェーンクリーナーを塗布

Ninja1000の場合、集合マフラーにしている方や、片側本出しマフラーになった2020年モデルはチェーンガードも楽に外せて掃除が楽だと思いますが、私の2018年モデルは、純正デュアル排気マフラーがジャマをするので、何も外さないで隙間からチェーンを狙います。(笑)

私の場合ですが、先ずはチェーンの内側から吹き付けるので塗布を始めた場所確認のため、チョークで簡単な目印を付けます。

 
タイヤを回しながら、クリーナーを吹き付けて行きます。

 
外側も目印をつけてから作業しました。

 
タイヤを回しながら、満遍なく吹き付けます。

(3)ブラッシング

クリーナー塗布したら汚れを浮かせるために20~30分ほど放置します。
その後、手でタイヤを回転させながらチェーンブラシで汚れを掻き出します。
 
※ 危険防止のため、必ずエンジンを切った状態で行いましょう。

 
内側は、クリーナー付属のブラシを使えば、こんな感じ。

 
私の場合、付属のブラシはスプロケット掃除に使いたいので、ここでは使わずに、面ブラシを使って、こんな感じでシコシコと汚れを落として行きます。

 
クリーナー付属ブラシを使ってスプロケットも掃除し、ネットリとした汚れが取れたら、もう一度クリーナーを吹き付けて洗い流すと、さらに美しくなります

(4)拭き取り作業

全体的に汚れが落ちたら、ウエスなどで付着したクリーナーと残った汚れを拭き取ります。

 
 スコットペーパータオルの出番です

 
スプロケットの裏側の汚れも丁寧に拭き取ります。

(5)掃除完了

チェーンもスプロケットも美しくなりました
段ボールが黒くなっているのは流れ落ちた汚れです。
クリーナーの威力ですね。


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3.チェーンルーブ給油

チェーンが美しくなったら、チェーンルーブを給油して完了となります。
タイヤを手でゆっくりと回転させながら、チェーンローラー両側の隙間に行き届くように吹き付けます。

 
手やスプレーノズルをチェーンに挟まれないように、内側は、こんな感じ。

 
外側は、こんな感じ。

 

4.余分な部分の拭き取り

今回使用したのはホワイトチェーンルーブなので、言うまでもないですが白いんです。
白いグリスは好みの分かれるところなので、これも選ぶ際の注意点ですよね。
 
スプロケットなどに飛び散った汚れを拭き取り、チェーンに付着した余分なチェーンルーブも軽く拭き取ります。

 
ここまでの作業で、私の手は全く汚れておりません。
惜しげなく使ったペーパータオルのおかげです。

 

5.あと始末

最後に、グリスまみれのブラシを、家庭用中性洗剤(ママレモンなど)で洗って保管します。

クリーナ―付属のブラシで面ブラシの刷毛(ハケ)の隙間をブラッシングすれば、どちらもキレイになりつつ手も汚れないので、一石三鳥です。(笑)

 

6.完了

マスキングをしていたのでホイールには飛び散らなかったのですが、スイングアームなどに少し飛び散っていたので、拭き取って完了です。

 

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7.面白い商品の紹介

チェンシコは難しくはない作業ですが、面倒くさいと言えば面倒くさい作業ですよね。
 
そこで、面白い商品を見つけました
「EKメン」「EKチェーンメンテナンスセット」には、なんと、ローラーの隙間4ヶ所に一気に吹き付け可能なノズルが付属されております。

これは、楽でもあり、余分な飛び散りも少なくておすすめかも!?です。

 
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次はこれにしようかな?と思ったら、どうやら400cc以下向けのようでした。
 
 
メンテナンスは面倒かもしれませんがキレイになると超嬉しいですね。

それではまたっ

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