こんにちは アーチビブログです。
最近、運転ミスによる死亡事故が多く、悲しいニュースが毎日のように流れております。
このブログは、田舎暮らしの良さをアピールしておりますが、田舎は、鉄道もバスも本数が少ないので、移動手段であるクルマは必需品であり、高齢者の免許返納の説得に苦労しているご家庭も多いです。
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また、クルマだけでなく、普段の足として原付スクーターやカブに乗るお年寄りも多く、雨の日も、風の日も、雪の日も、時には台風の日もスクーターに乗ってるオバちゃんを見かけますが、彼女達こそが本物のライダーであり、私などは似非ライダーと思う事も多々あります。
1、実際に見た高齢者ドライバーの現状
話はクルマに戻りますが、実際、国道を時速10キロ程度で、エンジンをウ~~~ン!と唸らせながら走る軽トラックの老夫婦がおられました。
スーパー等のお店がある街まで5~6km離れた地域にお住まいなのですが、足が悪くて歩いて行けない。所有車はMTの軽トラックのみ。
買い出しの時は、止むを得ず運転するのだけど、クラッチを踏んでギアを1速に入れ発進したら、その後はギアチェンジ操作もままならずに、ずっと1速のまま走るから低速走行でエンジンは唸りっぱなし!
数年前から見なくなったので、免許を返納されたのだと思いますが・・・。
「事故を起こす前に止めたのか?」「起こしたから止めたのか?」では、大違いです。
2、高齢者講習について思う事
高齢になると身体機能も判断力も低下します。高速道路などを逆走するドライバーは認知機能の低下によるのが原因だと思います。
なので、70才以上になると高齢者講習が義務付けられたのは良い事ですが、講習を受けて免許更新をした年が71才であれば有効期間は4年。72才であれば有効期間は3年。
というのは、次の更新までに衰えるであろう身体機能や認知機能のことは考えられていない訳で少し疑問が残ります。
知り合いが高齢者講習を受講し、実車運転と運転指導の時、「講師に見られていると緊張してしまい、ポールにぶつけたり脱輪してしまった。」と聞きました。
でも、その方は免許の更新ができた訳で、人に見られて緊張してぶつける人が更新していいのか?という疑問も残りますよね。
練習コースでそれならば、大勢の人が歩いている狭い道路を走行する時はどうするのか?
「緊張してたからブレーキを踏んだつもりがアクセルだった。」では、もし、被害を被る方がおられたら申し訳が立たないですよね。
という事は、高齢者講習はこれから更に見直されて行くとは思いますが、80才を超えてもシッカリした身体能力や判断力を持っておられる方もおられるので、細分化は難しいのかもしれませんね。
3、運転免許返納のタイミング
「クルマに傷が増えてきたら危険サイン!」と聞きますが、その傷も、「物に当たったか?」「人に当たったか?」で大きく変わるので、返納のタイミングは本当に難しいと思います。
うちの父親の場合も、70才を越えた頃からクルマの四隅に傷が付くことが増え、「人様に迷惑をかける前に、プライドを傷つけないように説得を」と思っていた矢先に病気を発症し、「もう免許の更新には行かない!」と言い出し、アッサリと車を処分しました。
今思えば、クルマの四隅に傷が増えた段階で、家族には言えなかったけど、人様に迷惑をかけた事を自覚する何かがあったのかもしれません。
当時、父親に、「免許返納で、これからは歩きかタクシーかバスになるね」と言うと、「お前が運転手をするんだから大丈夫だ!」と返され、「急遽!年寄りの乗り降りに便利なクルマを購入!」 という流れになり、スライドドア付きの軽自動車を購入した経緯があります。
4、実は多い若者の事故
最近のニュースでは、お年寄りばかりがクローズアップされますが、70才以上の事故率と比較すると、10代~20代前半の事故率は2倍以上なのだそうです。
若者の場合、
定員オーバーで速度超過によりカーブを曲がり切れず・・・・。
のような安全運転の意識と技術が足りなくて起こす事故。
高齢者の場合、
アクセルとブレーキを踏み間違えて交差点に・・・。
のような瞬時の判断力が欠如した事故。
に分かれると思いますが、自動運転や自動ブレーキの更なる技術革新で、クルマが事故を防いでくれる時代を待つしかないのでしょうか。
明日からも安全運転で頑張ろうと思います。
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よろしければ覗いてみてくださいね。
それではまたっ♪