先日、Googleさんから「Search Console により、貴サイトに影響する『パンくずリスト』関連の問題が1件検出されました。」というメールが届きました。
警告は、サイトの改善のための推奨項目です。警告によっては、検索結果での表示に影響がある場合がございます。また、警告が今後エラーになる事も考えられます。貴サイトでは、以下の警告が検出されました。
data-vocabulary.org schema deprecated
上記の問題をできる限り解決されることをおすすめいたします。こうした問題を解消することで、サイトのエクスペリエンスや Google 検索結果での表示を最適化できます。
という内容です。
何それ?
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1、パンくずリストとは
パンくずという名前は、童話「ヘンゼルとグレーテル」で、主人公が森で迷子にならないように通り道にパンくずを置いて行ったというエピソードが由来で、利用者がサイト内の現在位置を見失わないようにする目印です。
メニューバーやサイドバーにあるカテゴリー分類の事ですよね。
2、data-vocabulary.org が問題
メールの「パンくずリストの問題を解決する」をクリックすると、「Search Console 」のパンくずリストに該当アイテム「6」と出ておりました。
調べてみると。
Googleの検索結果であるリッチリザルトを表示するための「data-vocabulary.org」という構造化データの利用を2020年4月6日をもってGoogleは終了する。
「data-vocabulary.org」でマークアップしていても4月6日以降は検索結果にリッチリザルトが出なくなるので、「data-vocabulary.org」を早めに「schema.org」へ移行することをおすすめする。ということでした。
何を仰っているのやら?
要はHTMLの構造化データを書きかえなさいということですが、例えば、HTML内の「data-vocabulary.org」という箇所のみを「schema.org」に打ち換えるだけならば私にも出来るかもしれませんが、変更点は多岐に渡るようです。
そんなの、プログラマーさんのする事ですやんかぁ!(大汗)
私には無理です!
3、チェック開始
で、その日は忙しくて対策どころではなく、次の日に Search Console を開いてみると、該当アイテムは「43」に増えておりました!(爆汗)
私の記事数は、この時点で140程度ですので、最終的には全ての記事が該当するのだと思われます。
このページを下段にスクロールすると対象のページが書いてあるので、試しに一番上のページ「post-1634」をクリックしてみました。
パーマリンクの編集をほとんどしないので、こういう時に何のページなのか分からないです。
そのへんもシッカリしなくては!
ちなみに、1634は「愛車のフロントバンパーを擦ってしまいました!」という記事でした。
すると、「Googleインデックスからデータを取得しています」という画面の次に、「3件の有効なアイテムを検出しました(すべて警告あり)」という画面に変わりました。
post-1634というページに3件の警告アイテムがあるという事です。
このページは、カテゴリーを「クルマの記事」「クルマ&バイク事件簿」「BMW320d」と3段階で表示しているので、この1記事内に「パンくずリスト警告」を3件検出したという事ですね。
この中の1番上の1件の警告を開いてみたのが下の画像です。
「tipe Breadcrumb」の欄をクリックすると、右側にHTML画面が表示され、確かに、data-vocabulary.org と書かれた箇所がありました。
赤い矢印⇨で「ここ」と示した部分です。
こんなのが「43件×カテゴリー分けの数」だけあるという事ですよね!
しかも、修正しなければたぶん全てのページに警告のお知らせが届くとしたら!
私に修正できるわけがない!(爆汗)
4、テーマを最新バージョンへ変更
でも、逆に、こういうのは1ページずつの修正ではなくて「プラグイン」や「テーマ」で一括修正できるんじゃないの?と閃き、自分のテーマを調べてみると、随分前のバージョンだと分かりました。
ちなみに、私の使用テーマは「simplicity2 2.7.6」なので、サイトで確認してみると、「バージョン 8.5 でdata-vocabulary.org 問題に対応している」という事が分かりました。
というわけで、テーマを最新版へバージョンアップした後、Search Console のページへ戻り「公開 URL をテスト」というところをクリックすると。
「公開 URL をテストしています」(1~2分かかる場合があります)というページに変わり、しばらく待つと。
ジャン!
「1件の有効なアイテムを検出しました」ということで、「警告あり」が消えました。
すると、Googleさんからメールが届いておりました。
弊社では、貴サイトの「パンくずリスト」に関する問題の修正について検証を開始いたしました。具体的には43ページに現在影響を及ぼしている「data-vocabulary.org schema deprecated」について確認しております。
検証には数日かかることがございます。処理が完了し次第お知らせいたします。
という内容です。あとは、結果を待つだけですね。
ほっ!
5、検証フローの進歩状況を確認
そして、メールの「検証フローの進歩状況を確認する」をクリックすると。
該当アイテムは「119」に増えておりましたが、記事数が140程度あるので想定はしておりました。
でも「検証:修正を確認しました」と出たので、これでオッケイということですよね。
最初のメールを見た時にはどうなる事かと思いましたが、何とかなって良かったです。
この問題は焦って構造化データを弄るより、テーマのバージョンアップで対応するのが簡単かもしれませんね。
6、修正完了のメール
2020年1月22日に問題発生メールが届き、2月8日に「問題が修正されました」というメールが届きました。
サーチコンソールでも確認しました。
「検証:合格」と記され、連日検出されていた該当アイテムは「0」になりました。
「検証の処理が完了次第お知らせする」と言われていたのに半月ほど連絡が届かなかったから不安もあったわけで、これで安心致しました。
グッド!
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