車メーカーへの苦情はどの程度でクレーマー扱いにされるのか?

こんにちは、アーチビブログです。

ダイハツ工業が長年の不正発覚で大変なことになっております。

販売店には多くの苦情が寄せられているようですが、安全基準の認証を不正に取得したメーカーの責任なので販売店も被害者と言えます。

しかし、クレームの多くは販売店に届くんだから尻ぬぐいも大変であります。

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1、販売店へのクレーム

今回のダイハツ販売店へのクレームには厳しいものがあります。

「5年乗った車を購入した金額で引き取れ」とか、アポなしで訪れて「車を置いて行くから今直ぐ買い取れ」などの無茶な要求もあるそうです。

不正が認められていない車種に対しても同様の要求があり、キャンセルはダイハツ車全般に及び、製造の再開時期が読めないこともあり、製造工場や販売店にお勤めの社員さんにとっては落ち着けない正月になりそうです。

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2、不正車は使用できるのか

ダイハツ車は安全装置に問題があるかもしれないけれど走行には支障がないんです。

わが家も過去にダイハツ車を所有していた関係で販売店から「報告とお知らせ」のDMが届き、それには「使用を中止していただく必要はございません」と書かれています。

で、ここからが当記事の本題なのですが、私が今春に購入した新車(アウディ)が、走行に支障をきたす可能性があって乗らない方がいいのかもという事態に陥っております。

ダイハツユーザーの「5年乗った車を購入時の金額で引き取れ」というのは無茶な言いがかりだと思いますが、私の場合も無理は承知ながら「購入時の金額で引き取ってほしい」という感情が湧いております。

以下で説明します。

3、異常音の発生

エンジン下部後方のミッションケース辺りから周囲に響く異常音が発生します。

カタカタカタカタ!という、何かが外れそうな、若しくは何かが外れて機器を叩いているような打撃音で、エンジンが冷えている状態からエンジンを始動した時に発生します。

心配なので異常音の動画をディーラーに送ったところ「通常のタペット音ではないか」と言われましたが、私もタペット音くらいは分かる訳で、明らかに違うから不安を感じてわざわざ動画を撮影して送ったんです。

動画は下の画像をクリックしたページに載せていますので、興味がありましたら覗いてみてくださいませ。

4、ディーラーの対応

異常音の点検のため4日間預けました。

代車は同じ車種でしたが異常音は発生しておらず、この代車によって明らかな音の違いが確認できたのはラッキーでした。

(1)確認できず

ところがディーラーでは、毎日試したが異常音の確認ができない(異常音が発生しない)とのことでした。

そうなると、本当に発生していないのか私が異常と感じた音を通常音として判断したのかを一緒に確認する必要があります。

急遽午前中の仕事をキャンセルして「その日は私が行くまでエンジンを始動しないように」と釘を刺しておいてからディーラーに出向きました。

しかし、その場では異常音が出なかったんです。

(2)クレーマー扱いは嫌

故障だと思って修理屋に持ち込んだ時に限って修理屋では異常が出ないということは有ることなのですが、このままでは私が駄々をこねているだけのクレーマー客のようですよね。

で、こういうこともあろうかと、私の車と代車の音を比較した動画をUSBにコピーして持参していたので、担当と一緒に確認し「確かに異常音が発生しています。」と初めて異常音を認める発言をされました。

しかし、ディーラーでの確認時に異常音が出ないとなると車両を預けている意味がなく、代車を長期間借りるのも気が引けるから、音比較動画をコピーしたUSBを渡して、ひとまず私の車は引き取って様子を見ることにしました。

ディーラー曰く「この動画をメーカーと共有して同様の案件や対応方法などの回答を求めます。」という事になりました。

5、確認作業の日々

担当に「使用に支障はないのかな」と聞くと、首をかしげて困った顔をするだけで、「使用していい」とは言ってくれません。

原因が分からないんだから答えようがないのは理解できますが、私にしてみれば「使えない新車を買わされた」という被害意識が膨らみます。

使用する事で重大な故障に繋がるかもしれないので気持ち悪くて乗れない訳ですが、ディーラーで異常音が確認できないとなると、どういう時に異常音が発生するかを試しておく必要があり、エンジン始動だけを行って確認する日々が続きました。

で、分かったことがあります。

朝イチのエンジン始動で、エンジン回転が1500回転程度から1000回転弱になった時に90%の確率で異常音が発生し、稀に発生しない10%の時でも、そのままにしておけば35分後に発生する事が分かりました。

6、進捗状況

車両を引き上げてから1週間後にディーラーの販売担当からメールで「メーカーの進捗状況は現在のところ進んでいない」との報告がありました。

同車種のユーザーから同様の苦情が多くあった場合はリコールを含めてメーカーも本腰を入れると思うのですが、同車種の代車からは異音が発生していなかったので、私の車の個体だけの異常という可能性があります。

そうなると、ずっとメーカーからの答えが無いまま「使用すべきではない車」を所有して過ごすことになります。

(1)スキル不足のメカニック

田舎の小さなディーラーで整備主任も若いので、こういう不具合に対応するスキルがないのは仕方のない事だと思いますし、国産メーカー販売店でもそういう職人は減っているんだから、そこを悪く言うつもりはありません。

しかしこのままだと、使用できない車を抱えたまま悶々と過ごすことになります。

なので、進捗状況のメールへ下記の返信をしてみました。

「妻が『隣県のアウディディーラーに相談してみたら』と言っておりますが、販売店の母体が違うでしょうからそれは二の次として、そちらの本社に個体の不具合を発見して修正できるスキルを持った職人さんは居られませんか」という内容です。

すると、次の返信がありました。

「前回お預かりした時には、残念ながら異音の確認ができず作業に至っておりません。段取りさせて頂きまして次回の入庫時には、こちらの支店のみならず当法人内外に情報を共有して作業させて頂きます。ご迷惑をお掛け致しまして本当に申し訳御座いません。」
という内容です。

つまり、前回は小さな営業所だけの自己判断で何もせず、地場資本が違う同系列ディーラーへの相談を匂わせたら、ようやく本腰を入れて調べる気になったということです。

(2)ぬるい体質の営業所

この店舗は、領収書用の収入印紙が無かったり、パソコンが故障気味で契約書が作成できなかったり、パーツの取付け依頼を承諾しておいて商品が届くと「出来ませんでした」と平謝りしたり、間抜けな事例が多いんです。

私の経験では、こういう「ぬるい体質」のカーディーラーは初めてであり、しかもそれが天下のVWグループディーラーを名乗っているので面食らっておりますが、上記の流れで正月休み明けに再度入庫する事になりました。

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7、まとめ

新車なのに「使用すると壊れる可能性があるからメーカーの指示を待ってください」と言われて放っておかれる状況に対して、怒りを覚えない訳はなく苛立つことの方が多いです。

苦情文句は日々浮かびますが、文句を言っても状況が良くなるわけではなく、大好きな車やバイクの世界でクレーマー扱いされるのは本意ではないので我慢の日々です。

という訳で今回の記事の表題になりますが、クレーマーとは、商品の欠陥や客への対応の仕方について、言いがかりと受け取られるような苦情をしつこく言う人ですよね。

私の場合、直ぐに修正してくれるのならば何の文句もないのに、修正できないで放置されている訳で、こういう状況って、文句の二つや三つくらいはガツン!と言わせてもらっても言いがかりにはならないと思いませんか

という質問形式で締めさせていただきます。

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