レーザー・レーダー探知機 サイドエアバッグを避けたN-BOXへの取付方法

こんにちは、アーチビブログです。

レーダー探知機やドライブレコーダーを取り付ける際、最近の車はサイドエアバッグパネルがネックなる場合があると思います。

今回、N-BOXに「レーザー受信部 アンテナユニット」と「液晶タッチパネル」が別体式の探知機の取り付けで、サイドエアバッグ部を回避して取り付けたので、私なりの取り付け手順を説明したいと思います。

ダッシュボード上に物を置くのが好きではないので、液晶パネルはフロントガラス上部に吊り下げ設置です。

装着を考えている人の参考になればと思います。


液晶パネルの左にあるのはETCの受信ユニットです。)

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【1】COMTEC ZERO 909LS

今回装着した探知機は「COMTEC ZERO 909LS」です。
この機種については、下の画像をクリックしたページで詳しく解説しておりますので、よろしければ覗いてみてくださいませ。

ちなみに、コムテック 909LS は、CS放送の一部受信に影響を与えるということで現在販売が止まっているので、セパレートで選ぶと「ユピテルLS700」あたりがお勧めです。

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【2】ピラーの呼称について

クルマの窓枠のピラー(柱)は、フロントガラス側を「Aピラー」、中央部を「Bピラー」、リアガラス側を「Cピラー」と言うのですが、ハイトワゴン系のAピラーって、サイドガラスを挟んで2本ありますよね。

なので、今回は説明しやすい様に、フロントガラス側を「Aピラー」、サイドエアバッグが入っている側を「サイドエアバッグピラー」と呼称しますね。

それでは取り掛かりましょう。

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【3】液晶モニターの取り付け手順

液晶モニターの位置はルームミラーの右横と決めていたので、まずはそこから始めました。

(1)ドアオープニングシール(ゴム)を外す

ドア枠のオープニングシール(以下、ドアシールと呼称します。)は、引っ張れば簡単に外れます。

ダッシュボードパネルの下側辺りまで外せばオッケイです。

(2)Aピラー室内側カバーを外す

サイドエアバッグピラーは無視して、一番前のAピラーカバーを外します。
上部に手を突っ込んで引っ張れば外れます。

下の画像は、左右のピラーカバーですが、上部と中間部の2ヵ所がクリップで止まっているので、それを意識して引っ張り、最後は下側の爪を意識して上部に引き抜く感じです。

クリップの受け部は下画像の矢印の位置です。

(3)液晶パネルの位置決めと配線隠し

液晶パネルの取り付け位置を決めます。

液晶の位置までのコードの長さを考えて、サイドエアバックピラーカバーの上部の隙間にケーブルを入れ込みます。
(カバーの上部を軽く引っ張れば少し浮きます。)

※ サイドエアバッグのマークをプラスチックハンマー等で叩けば、内部のクリップが外れてカバーも外せるそうですが、そんな危ないことをしなくても何とかなります。(笑)

天井内張りの隙間にケーブルを隠して行きます。天井内張りは柔らかいので引っ張り過ぎると折れ曲がることもあるから丁寧に入れ込みましょう。

ドアシール(ゴム)を外しているので、ダッシュボードとのすき間があります。
そこへケーブルを這わせて隠します。

ドアシールをハメればケーブルは隠れます。
下画像の矢印位置から出せばオッケイです。

接続ケーブルは下画像の辺りが長さの限界になります。
ってことは、接続ユニット(ジャンクションユニット)は、この辺りの裏側に隠すことになります。

※ サイドエアバッグを迂回しているので、エアバッグ作動時に干渉はないと思いますが、そこは取り付ける方の自己責任でお願い致します。

エアバッグを作動させないのが一番です!

(4)金属ステーで液晶パネルを取り付ける

付属の金属ステーに付属の両面テープを貼り、フロントガラスと天井の間に差し込む感じで貼り付けます。


 これです。

両面テープを貼る箇所(金属ステー、液晶パネル裏、フロントガラスの接着面)を、シリコンオフなどで脱脂します。

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下画像は、シリコンオフを染み込ませた布で接着面を拭いている画像です。

下画像は、金属ステーを取り付けた画像です。

液晶パネルを貼り付け、角度を調整します。
金属ステーの曲がり角度を少しだけ大きくしました。

ちなみに、下の様に天井のクリップを外す必要はありません。
外した方がいいかなと写真は撮りましたが、外さずにすんなりと隠せました

(5)ピラーカバーを装着

ケーブル隠しが終わったら、カバーを取り付けます。
最初に、カバー下側の爪3本と受け側の穴3つを合わせてハメて、中央部と上部のクリップ位置を叩けば、パチンッ!とハマります。

これでとりあえず、液晶パネルの取り付けと配線は完了です。

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【4】アンテナユニット取り付け手順

アンテナユニットは、衛星からの電波を受信できて(屋根などで隠れない位置)、前方からのレーザー照射を受信できる位置に設置します。

レーザー光は直進だから、受信部を運転席側にすると前走車に遮られて受信できない場合があるかもと考えると、助手席側への設置がベターだと思いました。

(1)ドアシールとピラーカバーを外す

助手席側のドアシール(ゴム)とAピラー内側カバーを外すまでは運転席側と同じです。
N-BOXの助手席Aピラーには「サイドビューサポートミラー」が付いてますが、運転席側と同じ要領でサポートミラーごと外せます。

(2)アンテナユニットの配線

Aピラー下部にあるパネルを少し浮かせ、隙間にアンテナユニットの配線を通します。

アンテナユニットのケーブルは液晶モニターのケーブルより長いので、Aピラーの裏を通して天井裏を伝ってサイドエアバッグピラーを迂回する作戦です。

運転席側と同じように、サイドエアバッグピラーを少し浮かせて天井内張りにケーブルを隠して行きます。

下画像の様に、サイドエアバックピラーのカバーは結構浮かせることができます。
ここまで浮かせる必要はありませんが、撮影用に引っ張ってみました。

コンソールボックスの横から出てきたら、ドアシール(ゴム)を元に戻します。
ドアシールは稀にハマりきっていない時があるので、湾曲に合わせてシッカリと装着します。

ピラー下部のパネルをハメる時、下の画像の矢印で示した爪の出っ張りを意識して車両側の穴にハメるのですが少しコツが必要かもしれません。

(3)ピラーカバーを装着

Aピラーを通すケーブルは、下画像の様にカバーを装着するクリップの邪魔にならない位置に通して、運転席側と同じ要領でピラーカバーを装着します。

(4)アンテナユニットの設置場所

アンテナユニットは、レーザー受信部が進行方向を向くようにダッシュボードに固定します。

N-BOXのダッシュボードは水平を取れる場所が無いので、仮り付けで付属の取り付けステーを利用してみました。


  ⇧これです。

一番シッカリと固定出来そうな位置が下画像の位置でした。
とりあえずマスキングテープで固定しております。

でもね、冒頭でも言っておりますが、私はダッシュボードに物を置くのが好きではないんです。
それに、アンテナユニットがこんなにデカいとは思わなかったんです(汗)

で、取り付けステーは使わずに、厚手の防振両面テープを使うことにしました。

アンテナユニットを左端に置き、両面テープを重ねて隙間を調整して水平に設置するという方法です。

これなら視覚的にも邪魔にならないし、とりあえずこの位置で様子を見ることにしました。

※ サイドエアバッグや助手席エアバック作動時の干渉については自己責任でお願いします。

【5】OBD2-R4 をN-BOX用にセット

今回の電源取りはOBDアダプター接続を選びました。
OBDアダプターは別売りです。

車種によりアダプターのディップスイッチ設定の番号が違います。
下の画像の「11」というのがホンダNシリーズの番号ですね。

で、下の赤枠で囲ったのが「11」の設定です。
「2」と「4」を「ON」にします。

少しボケておりますが、下が「2」「4」を「ON」にした画像です。

車両側のコネクター位置はセンターコンソールの右横上部(フットサイドブレーキペダルの上)です。

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【6】ジャンクションユニットに接続

各コネクタやプラグを付属のジャンクションユニットに接続する作業に掛かります。

N-BOXのセンターコンソールには隙間が沢山あるので、アンテナユニットからのケーブルは隙間を通して隠して行きます。

付属のジャンクションユニットにコネクタとプラグを繫いだのが下の画像です。

この状態でエンジンを始動するか、ACCをONにするかして作動確認をします。

【7】OBD以外の電源取り

ヒューズ電源やエレクトロタップでの電源取りも意外に簡単なので、下の画像をクリックしたページを参考にしていただければと思います。

ちなみに、私がボディーアースを取るとしたら、下の画像の矢印で示した頑丈そうなボルトナットかな

【8】配線をまとめる

正常作動が確認できれば、あとは、各自の車両に合わせて配線を隠します。
どういう隠し方が正しいのかは分かりませんが、とりあえず私の場合を記しておきます。

ステアリングポスト下に棚がありますよね。

その棚の裏にフットライトユニットがあり、その裏側が棚状になっていたので、ジャンクションユニットに両面テープを貼って、フットライトユニット裏に貼り付けました。

OBD2アダプターのケーブルがかなり余るので隠す場所に悩みますが、ヒューズボックス前にあるフタを開くとスペースが確認できます。

ケーブルを小さく束ねて、フタ裏のスペースに突っ込み、落ちないようにビニールタイ(ねじラー)で、フタ裏の骨組みに縛り付けました。

アンテナユニットからのケーブルなどは配線クリップなどで止める方法がありますが、私の場合は、コンソール裏の引っ掛かる部分などに這わせたので、配線クリップは一切使用せずに済みました。

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【9】完成

音声はアンテナユニットからの出力で、最大8(8が最大音量、1が最小音量)です。
 
「助手席側からの警告音声が運転席にどの程度届くのか」と、多少の心配がありましたが、オーディオの音量が大きめでも、音量「6」か「7」で十分に聞き取れました。
 
位置的には夜間でも見やすくて視界の邪魔にもなりません。
 
 
 
これにて完成です
 
レーダー探知機に限らず、ドライブレコーダーの取り付けなど、誰かの参考にになれば幸いでございます
 
それではまたっ
 
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