こんにちは、居住地から30km以上離れた市内(市と言っても田舎のCityです)に車で出掛けるのに、市内まで数えるほどしか信号機が無い田舎暮らしのアーチビブログ(あーさん)です。
でね、目的地によりますが、5~7個の信号に全く引っかからずに30km先まで到達することが稀にあり、その時の気分は「超気持ちいい♪」んです。(笑)
田舎とはいえ、市内まで出ると信号機が連なっているわけですが、連なった信号には引っ掛からないスピード(設定速度)ってのがありますよね。
今回は、それを考えてみました。
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1.信号機の制御
信号機は交通の流れを円滑にする車社会には欠かせない設備ですが、単独で制御されていたり総合的に制御されていたり大きく分けると3パターンがあるんですね。
(1)地点制御
通常の一定のサイクルで切り替わるタイプ、押しボタン式や車を検知した時に切り替わる感応式、カレンダーや時刻を設定して夜間や休日に点滅に切り替わるタイプなど、交通量が少ない田舎に多いのが地点制御です。
現代の信号は進化しているので、感応式のセンサーを利用して交通量に応じて右折信号の時間を調整しているものもある様です。
(2)広域制御
広いエリアでの交通状況を分析し、それぞれの信号機を最適なタイミングで制御するのが広域制御です。
私が暮らす田舎では渋滞とは無縁ですが、観光シーズンや海水浴シーズンなどは稀に渋滞が発生することもあります。
でもね、信号機の数が限られているので信号機の制御での渋滞回避は難しいかな?と思います。
(3)系統制御
都会の場合は、全ての信号機が警察署内の交通管制センターでコントロールされているんですね。
安全かつ快適で環境にやさしい交通社会を実現するため、道路交通に関する情報の収集・分析及びその提供を行い、交通渋滞解消のための信号機調整などを行っている施設です。
カッコいいですよねぇ~♪
(警視庁HPより)
連続した信号機を一つの系統として関連付けることで青信号を連続させ交通の流れを円滑にするシステムで、設定された速度と信号機間の距離からスムーズに運転できる信号機の色の表示時間を計算しそれをプログラミングすることで渋滞を作らず走行できるのですが、設定された速度より速い(または遅い)と、次の信号が青になるまでに停止(または青が赤に変わり停止)することになり、赤信号で止まり続けるスパイラルに陥ることもありますよね。
つまり、頻繁に赤信号に引っ掛かる場合は、信号制御システムと車の速度が合っていないってことですよね。
系統制御はこれだけではありません。
交通量が多い日中は赤や青の表示時間を延長して車や歩行者の流れをスムーズにし、交通量が少ない夜間は赤や青の表示時間を短縮し、誰もいない交差点で待たされるドライバーのイライラや歩行者の待ち時間を減らしたり、学校の通学時間帯は青の秒数を長くしたり、パトカーや救急車の出動時に青信号を長くする場合もあるそうです。
パレードやマラソンなどの時は青一色ですよね。
2.車両感知器と車両との連携
現在の道路には様々な車両感知器やテレビカメラが設置されています。
交通管制センターでは、それらからの情報を地図版に反映させるわけですが、その情報は道路に設置された交通情報表示板やラジオの渋滞情報に反映されるだけでなく、ETC2.0やカーナビにも反映されるんですね。
(住友電工 ITS技術より)
ITS技術(人・道路・車両とを情報でネットワークすることで、交通事故、渋滞などの道路交通問題を解決する交通システム)を活用した道路側と車両側の双方向通信によって、道路交通情報を提供する次世代型ETCがETC2.0です。
私の地域の自動車専用道路での例ですが、上で紹介した画像式車両感知器や光学式車両感知器の前で速度を落とす車両を稀に見かけます。
オービス(速度違反自動取締装置)と勘違いしているのは間違いなしなのですが、確かにね、知らない土地を走行中にそれっぽい装置を発見すると速度を落とすのは仕方なしですし、それが交通違反の抑制につながるのならば悪い事ではありませんよね。
3.まとめ
表題の「系統制御と田舎の道路ってどうなの?」を考えると、少なくとも私の暮らす土地では系統制御は必要ないです。
信号間の距離が数キロ以上離れているだけでなく、例えば制限速度が50m/hの道路を30km/h以下で延々と走行する高齢ドライバーや高齢ライダーも少なくないわけで、系統的には制御不可能ですからね。(笑)
その数少ない信号機に全く引っ掛からない時に、車載の燃費計がとんでもない数値を叩き出すことがあるから、交通量が極端に少ない道路での自制心(アクセルを踏みたい気持ちを抑える心)の制御は必要だとは思います。(笑)
リッター30km/h ?
ストップアンドゴーが多い都会と、ストップの回数が極端に少ない田舎は、燃費の違いだけでなく、ブレーキパットの減りも全く違うんだろうなぁ~!と思う今日この頃のあーさんでございました。
それではまたっ♪
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