こんにちは、稀に気になった交通関連の事件を取り上げるアーチビブログです。
今回は、速度超過の一般車を追尾して速度計測する際にズルをしてしまって本部長訓戒の処分を受けたお巡りさんのお話です。
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【1】事件について
高知県警の巡査長は、別の警察官と2人で高知県内の一般道で速度違反車両を見つけて追尾する際、赤色灯を点灯させずに法定速度を超える速度でパトカーを走行しました。
本来、緊急走行のパトカーはサイレンを鳴らし赤色灯を点灯させます。
速度違反車両を追尾する際はサイレンを鳴らさずに緊急走行することは認められていますが、赤色灯は点灯させる必要があります。
要は、赤色灯を点灯していないから一般車と同じ速度違反になるんですね。
この違反により巡査長は本部長訓戒処分を受けました。
【2】なぜ発覚したのか?
追尾式の速度違反で捕まる人は追尾のパトカーに気付かないから捕まるわけで、赤色灯が点灯していないことを指摘できるほど後方確認ができていないんですよね。
では、なぜ発覚したのでしょうか?
このお巡りさんのケースは目撃者からの通報でパトカーの速度超過が判明したのだそうです。
ってことは、その時に捕まった人の違反は無効になるでしょうから、目撃して通報してくれた方に感謝ですね。
ちなみにこの巡査長は「確実に追尾するために赤色灯を点灯させなかった」と話しているそうなので、この違法な取り締まり方法で捕まった人は他にもあるかもしれませんね。
【3】本部長訓戒とは
警察の本部長訓戒というのは、職務上の階級を下げるとか、減給による経済上の不利益などは特に生じない程度の軽度の処分です。
高知県警に限らずですが、最近は警察官の不祥事が多いですよね。
警察官という立場上、悪い事をすれば依願退職というケースが多いですが今回は軽度の処分なので、気持ちを改めて一般人に優しい警察官になって欲しいと思います。
【4】まとめ
私は覆面パトカーにロックオンされたけど追尾の赤色灯に気付いて計測時間内に減速して助かったことがあります。
捕まえることを主眼とせず、「気づかせて減速させることで安全運転を促す」という考え方もあると思うんですよね。
隠れて捕まえるとか忍び寄って捕まえるのではなく、堂々と目立つ取り締まりをして安全運転を促し、それでも違反する人を捕まえるという方法を望みたいものです。
私も取り締まりの間違いを指摘できるほどの人物になりたいと思った事件でした。
それではまたっ♪
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