あおり運転厳罰化の弊害を考える

こんにちは、アーチビブログです。

あおり運転が厳罰化されて二十日以上が経過し全国初の摘発者もありました。

厳罰化を気にかけた運転をされているドライバーやライダーは確実に増えたと思いますが、法改正を知らないのか全く気にされず超接近運転をされるドライバーも未だに存在します。

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1、あおり運転厳罰化の弊害

私の田舎町は山間部で県境を越える峠があります。

峠道路の「ゆずり車線、追い越し車線区間」は5ヵ所ほどあり、ゆずるにしても追い越すにしても、十分な距離の区間が設置されています。

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勾配がキツイこともあり、当然ですが大型車は大幅にスピードダウンし(40km/h程度)「ゆずりゾーン」へ移動します。(50km/h 制限道路です)

軽自動車の場合、NAモデル(ノンターボモデル)では、追い越しが困難な勾配なので、クルマの性能的には「ゆずりゾーン」に移動すべき道路です。

その様な環境なので「軽自動車には過給機(ターボ)が必要だ」と感じるわけでございますが、それはさておきまして。(笑)

今回の標題「あおり運転厳罰化の弊害」についてですが、例えば、上図のように大型トラックを追い抜いた黒いクルマがいたとします。

問題は追い抜いた後なのですが、車線変更をすることなく、追い越し車線に居座り、長蛇の列になることが多くなった気がします。

後ろのクルマが追い抜きたい意思を示すために少し車間を詰めたとしても、全くゆずらないというパターンです。

「自分は法定速度を守っているからゆずる必要はない」という考えかもしれませんが、明らかに自分の車両が原因で後続が詰まっている場合、左車線に移動し交通の流れを円滑にするのがルールであり、礼儀でもあると思います。

もちろん、今までもこういうシチュエーションは多々あったのですが、それまでは、特に地元のドライバーは、仕方ないから左側から抜いていたんですよね。

というのは、運転に不慣れなドライバーや高齢ドライバーなどは、峠のクネクネ道路を走ることが精一杯で「ゆずる」という行為が出来ないという余裕が無い運転をされている場合があるからです。

でっ
厳罰化を知っているドライバーの多くが左側からのパスを止めたことで、結果として「ゆずりゾーンがガラ空きで、追い越し車線が渋滞する。」という弊害が生まれております。


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2、法改正など気にしていないドライバー

先日の出来事ですが。

制限速度より低速で追い越し車線を走行している軽トラックと遭遇しまして。

左車線へ移動し、制限速度プラスアルファーで走る私のバイクの方が速いから横に並んでしまい、ドライバーさんに視線を送ると。

なんと

下図のような状況ですよぉ

会社名が入ったクルマで、ミラーを見るわけでもなく電話をしながらの運転です。

2車線の広々とした道路なのだから路肩に停車してから電話を受ければいいのにそれをしないということは、このドライバーさんは常々こういう運転をされているのでしょう。

このような運転をするドライバーの近くを走ること自体が危険だと思うので、パスできるのであれば早々に抜き去るべきではないでしょうか

あおり運転をする輩は自己中心的な思考の持ち主だと思いますが、あおり運転をされがちなタイプのドライバーもまた、周囲への気配りが出来ない自己中心的ドライバーだと思う今日この頃でございます。

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3、余談

最近、ひき逃げや当て逃げなどの交通事故関連のニュースが増えた気がしますが、道交法が厳罰化されたことで運転免許を失効するドライバーが増え、そもそも飲酒運転などで免許を取り上げられるドライバーは道交法や安全運転のモラルに欠けているわけで、その様な輩は平気で無免許運転をしてしまう可能性もあり、そうなると、どうせ免許が無いんだからと飲酒運転も常態化する可能性もあり、事故を起こせば逃げるという悪循環が生まれてしまう弊害が予想できます。

法律と悪質ドライバーのイタチごっごが悪循環の方向に向かわない事を祈りたいと思います。

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