電気自動車の時代は近い!アウディ e-tron

こんにちは、アーチビブログのあーさんです。

アウディA3 のリコール修理でディーラーへ伺ったところ、代車という訳ではないのですが、「30分ほどの修理の間これに乗ってみてください」と アウディQ8 e-tron のキーを渡されました。

アウディ社曰く「至高の電動フラッグシップSUV」であります。

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1、e-tron とは

e-tron(イートロン)とは、電気のみを動力源とするアウディのバッテリー式電気自動車(BEV)です。

アウディの場合、バッテリーと電気モーターの双方が使われたモデルは「e-tron」と名付けられています。

2、Audi Sportback

今回お借りした車両は、クーペボディとSUVを融合した Sportback というタイプです。

アウディの4WDシステムである、quattro(クワトロ)のエンブレムはありませんが、4輪をモーターで制御する4WDです。

ちなみに、この車両を購入する時のEV補助金65万円とのことですが、一千万円を軽く超える車両価格なので、補助金なんて何の足しにもならないと思うのは私の様な庶民の愚痴ですかね(苦笑)

3、モーターの威力

ガソリンエンジンなどの内燃機関はクランクの回転上昇と共に徐々にパワーが上がるのに対して、モーターは極端に言えば電気が繋がった瞬間からフルパワーになります。

今回のQ8は、フロア下に大容量の駆動用バッテリーを敷き詰めていることもあって車両重量は2.5トン以上ですが、重いボディを感じさせない驚きの加速をします。

それもそのはず、最大トルクが「664Nm」ってんだから、大雑把に言うと6000~7000ccのガソリンエンジン車のトルクを瞬時に出せるわけで、これがモーター駆動の威力です。

ちなみに最高出力は「300kw(約408馬力)」です。

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4、室内

ディーラー担当から「新型A3に乗ってるあーさんならば違和感なく乗れると思います。」と言われましたが、確かにインパネ周辺のデザインが一緒なので全く違和感がなく、大衆車のA3よりも液晶パネルを多くして高級感が演出されています。

後席の空調設定も大画面デジタルです。

流石に高級車は違いますねぇ

5、モーター音

助手席の妻は静かな室内と加速力に驚きつつ「音が電車みたい!」と言っておりましたが、確かに、加速中も減速中も電車と同じモーター音を発生します。

これ、ディーゼル汽車しか知らない田舎者が都会に行って電車に乗った時に気付く音と加速の違和感と同じなんですよね。(笑)

6、各国のEV車比率

以前、電気自動車は本当に環境に優しいのか?という記事を書きました。

その記事中に2022年の日本の燃料別新車販売台数の円グラフを載せていて、日本の新車販売の中でEV車はたったの1.42%でした。

同じ年のEUの場合は、BEV(呼び方が違いますがEV車です)が12.1%です。
(下のグラフ参照)

ちなみに、同年のアメリカではEV車の新車販売割合が約5.8%で、中国では25%を超えているそうです。

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7.EV化への国による違い

アウディ社は3年後には全車EVに移行予定とのことで、EUの自動車メーカーが本気でEV化を目指しているのが分かります。

また、中国はEV車のナンバー登録は無料なのに対してガソリン車のナンバー登録はオークション制で百万円を超える場合もあるらしく、この事から国がEV化を進めているのが分かります。

ちなみに、衝撃映像番組などでよく見る中国の交通風景ですが、EV車は緑色ナンバーで、ガソリン車などは青色ナンバーです。

青色はベンツなどの高級車が多いので、そういう違いをみる楽しみ方もあるかも(笑)

日本の場合は、ハイブリッド技術が秀でていた事でハイブリッドのHEVPHEVの普及に力を入れていたため、逆にEV化に乗り遅れているんですね。

8.やはり気になるインフラ

航続距離が約500kmになったアウディの最新EV車に乗ってみると、もはや内燃機エンジンの車は要らないと思うほど至極の出来であり、EV車ばかりの未来が近いかもと思いました。

しかし、充電設備を考えると私が住む田舎はインフラ(日々の生活を支える基盤)が追いついておりません。

また、公共交通機関が少ない田舎の場合、家族一人一人が車で通勤するため、1家に3台以上の車があるのが普通で、自宅以外に車庫を借りているケースも多いんです。

電気料金が安い夜に充電しておくのがベストだと分かっていても、複数台の車両を一気に充電することは無理だと思います。

こういうインフラの悩みは都会にもあるのではないでしょうか。

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9、補償について

アウディのバッテリー保証は新車納車日より8年以内、または走行距離160,000km以下で、バッテリー容量が70%を下回った場合にバッテリー容量を復旧してくれるそうです。

これって、例えば8年以上経過してからバッテリーが壊れたり容量が減った場合は高額な料金を支払ってバッテリー交換をするか、乗り換えるかになるわけですよね。

今のところ、EV車の故障などのトラブルはガソリン車よりも多いようなので、せめて10年くらいは保証して欲しいですよね。

10、まとめ

アウディ Q8 E-tron は、非常に素晴らしい車でした。

小型車へも普及が進めば価格もこなれて買いやすいEV車も増えると思いますが、充電設備に問題が無い層へ行き渡った後は普及が伸び悩むんだろうなぁなんて思ったあーさんでした。

それではまたっ!

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