古くても過走行車でも売れる車 タント カスタム RS

こんにちは、アーチビブログです。

わが家の「ダイハツ タント」は、9年目(秋に4度目の車検)で、走行距離14万キロ以上の過走行車です。外観は美しいのですがショックが抜けた状態で、乗り心地はプワプワしております。
(過走行車の足回りは概ねそういう感じなので気にしない人には気にならないかも

息子が使用していた車両ですが、要らなくなったため、当初は親戚に無償で譲るか廃車にするかと思っていたのですが、わが家の事情で増車が必要になり、タントを下取りにして代替え検討に至っております。

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1.下取車としての価値

一昔前ならば10年目を迎える過走行車の価値は「0円」であり、むしろ廃車手続き料金を請求される事もありました。

しかし、昨今のクルマは10年車でもデザインは悪くなく、安売り中古車店では「5万円30万円」の価格提示を見掛けるわけで、数万円の値が付けば欲しいオプションが12個は装着できるわけで、ディーラー3社へ下取り車として見積依頼をしてみたところ、温情と言いますか、3万円6万円程度の査定価格を提示して頂けました。

詳細は、下の画像をクリックしたページに載せておりますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。

2.その価格で満足か?

廃車にする予定であり「0円」だと思っていた車両に、例えばホンダの場合は「約6万円」を計上して頂いたわけで私的には何の文句もございません。

で、最終的に、代替え候補を「N-BOX」に絞り、欲しいオプションなどを計算していくと、予算オーバーなんですよねぇ~!

欲しいものが有り過ぎるのが車好きの性(さが)?

結構な値引きを提示して頂いているし、そこから細部を削り取るような値引き交渉は面倒ですし、何より、歳を取ると担当セールスさんを困らせるのは気が引けるわけでございます。

で、知っていてもやらなかった、個人的には「結構面倒くさい」と思う「買取店との交渉」を実行に移すことに致しました。

3.ディーラーと買取店の違い

ひと口に中古車と言っても、ディーラーでは、それなりの保証が可能な現在の市場に適した車両が扱われるので、例えばですが、販売価格数百万円もする人気の旧車でも、古い車としての扱いなので査定価格は「0円」となる場合があります。

つまり、ディーラーでの査定は、年式によって定められる「査定表」から導き出した金額が提示されるって事ですね。

但し、不人気車は高年式でも低評価です!

対して、買取店では、市場の動向(インターネットでの業者間オークションなど)と照らし合わせて金額が決められるので、古くても過走行車でも、その車両を探している人があれば査定金額がアップするんですね。

でね、以前、義弟(妻の弟)が、父親のプリウスを売却した際に「売らないと帰さない」という圧力を掛けられて酷い目に遭ったという「ビッグモーター」に行ってみたくなったんですよね。

こちらの地域の業者間でも「あこぎ(あくどい)な商売をしているらしい」という噂が出始めている店舗なので、どんな対応をされるのか興味が湧いたんです。
(チェーン店なので他の地域がそうとは限りません。)

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4.ネットで査定依頼

いきなり買取店へ行っても相手の思う壺なわけで、まずは、実際の取引金額を知る必要があります。

で、最近ラジオでよく聞いていた「ナビクル」に情報を入力してみました。

これね、住所や電話番号とメアドを記入すると、最後の完了ページまで行かなくても買取店へ情報が流れるシステムの様で、速攻で電話がありました。

なんと!噂のビッグモーターからでございます!(苦笑)

で、面白いですよぉ

「お客様の情報を賜りましたので、恐れ入りますが、査定ガイドからメールが届いていると思いますので、先ずはそこに記載されたURLにアクセス頂き、キャンセルボタンをクリックしてください。」とのこと。

これってね、キャンセルすると他の店舗からの連絡が来なくなるから商談を独り占め出来るんですよね。

やりおるのぉ~!

でもね、私は既に有名買取店の「ガリバー」と商談日時を決め、「楽天Car」にも査定依頼していて、ビッグモーターへ伺う日時は「ガリバー」の後に決めました。

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5.買取店での相場

相場については数社から電話があり、「いわゆる普通のタントの場合は金額提示は難しいけれど『カスタムRSターボ(L375S型)』は今でも需要があるので是非査定させて頂きたいです。」とのことでした。

ちなみに、メールにはネット上の簡単査定の相場が届きますが、過走行車は下の様な高額では売れません(苦笑)

下の青枠内に記載した金額が、わが家のタントの相場になります。

<タント カスタム RS ホワイトパール 平成24年式>

一般的な買取相場約2万円
買い取り後オークションにかけて、オークションでの取引相場約16万円
市場流通価格(店頭販売価格)約30万円

買い取った車をオークションにかけた場合の買取店の利益約8万円
オークションで落札した販売店が店頭販売で得る利益約8万円

この相場で考えると、例えば、わが家のクルマを8万円で買い取り、オークションにかけて16万円で売れた場合の買取店の利益は8万円ですが、オークションに出さないで自社の店頭販売で30万円で売れたとしたら利益は22万円ということになります。

だからと言って、20万円で買い取ってくれるかと言えばそんなに甘くはありませんよね。

私が買取業者だとしても、古い過走行車には故障のリスクが伴うから、なるべく安く買い取りたいと思いますからね!

6.買取店との交渉

決して暇ではない身なので、交渉するのは2社に絞り、希望買取価格は11万円と決めて交渉に臨むことにしました。

(1)1店目

まずは「ガリバー」です。

交渉は簡潔に済ませたいので、「ディーラーで新車購入交渉中であり査定価格も分かっているので、ディーラーの査定より数万円多ければ1週間以内に売る予定だけど本日の即決はありません」と、最初に伝えました。

当然、ディーラーの査定額を聞かれますが、そこはお茶を濁して、希望買取価格は「15万円ならありがたいです。」ってニコニコしながら伝えました。(笑)

以下、店員さんとのやり取りです。

店員「外観程度は良好ですが、距離数が多い車両なので15万円は絶対無理ですが、11万円では如何ですかもし、この場で決めて頂けるのであれば、店長と掛け合ってもう少し上乗せしますが。」

私「最初に言いましたが本日の即決はありません。ちなみに、店長に掛け合った場合、いくら上がるのかな

店員「そうですねぇ。1万円か、もう少し上か、でも、ここで決めて頂く約束が出来ないと店長に掛け合えないので。」

私「なるほど、では、店長采配があった場合は1213万円ってことですね

店員「そ、そうですねぇ13万円はちょっとキツイかなぁ。」

私「わかりました。では、売るかどうかは明日にでも連絡を入れます。」

その後、今年度の軽自動車税も負担するなどの軽い引き留めに遭いましたが、客を逃したくない仕事として普通の行為であり、買取業者の圧力は感じませんでした。
店員さんは丁寧で感じの良い好青年でありました。

<軽自動車税について>
4月になった時点の所有者に自動車税の支払い義務があり、乗用車の場合は所有権解除後の超過分を月割り計算で返還されますが、軽自動車税に月割り返還はありません。

(2)2店目

さぁ、待ちに待った義弟がいじめられたビッグモーターでございます(笑)

アンケート用紙を渡されたので希望買取価格は「16」と記入しました。
担当は店長さんで、最初に1店目と同じ説明を伝えました。

店長「希望価格には届きませんが、135,000円でどうでしょう? 外装内装共良好ではありますが、1点だけ、後部に小さなサビが浮いていて、あれを修理するとなると広範囲の塗装が必要になるので、塗装修理をしないで販売するとしての買取価格です。」

わかりました。それでいいですよ。

即決です!(笑)

何が気に入ったってね、1店目が無理だと言っていた金額を一発で出された事もそうですが、3社のディーラー査定でも1店目の買取店査定でも指摘をされなかったサビの箇所を私は知っていました。

それをシッカリと査定し指摘した上で、他店が出さなかった金額を一発で提示した気っ風の良さが気に入ったんです

そのダメな点を見逃した状態で高額査定をされたら何だか気が引けるわけで、店長の様に「査定力がある方」の買取りならば気兼ねなくお任せできるわけです。

金額的には、たとえまだ上乗せが可能だとしても、チマチマ上げるよりも、気持ちよく手放す方を選ばせて頂きました。

私が「気持ちが良い一発提示でしたねっ」と言うと

店長は「毎日毎日お客様のお相手をする【人を見る商売】でして、失礼な言い方になりますが、見た目と初見の挨拶時に、この方は即決タイプだと判断しました。」とのこと。

うんっ!それは失礼かも?(爆)

で、「相場は日々変わりますので、今、決めてくださいますか」と聞かれました。

私「私ね、今決めれば安くするっていうの嫌いなんですよ。明日になったら12万円になると仰るならそれでもいいですよ。」と言うと、

店長「いいえ、1週間はこの金額で行かせて頂きますので返事をお待ちしております。」という流れになりました。

結局、146,000円で契約し、クレーム安心保障料(売買後のクレームは一切なし)に加入する事にして10,200円を引かれて、「135,800円」の買取となりました。

ディーラーの下取りより約76,000円分の出費をセーブ出来て予算内に収まりました。

浮いたお金で延長保証も賄えそうです。

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7.まとめ

義弟の場合、恫喝の様な荒げた言葉を掛けられ、決めるまで帰して貰えなかったのと同じ店舗なのにこの違いは何なのと考えると、店長クラスと店員クラスでは「客あしらいの上手さが違う!」という事なのだと思います。

年度替わりで方針を変えたのかな?

他店からの連絡を断ち切るやり方は正当とは言えないですが、店を評価するのは客なわけで、私が事前情報なしで訪れていたら、「良いお店」という評価をすると思うので、善と悪は紙一重なのかもしれないですよね。

ちなみに、「ガリバー」の店員さんは三浦翔平さん似のイケメンさん、ビッグモーターの店長さんはヤザ風の強面さんでしたので、妻も一緒に行っていたら「少しくらい安くてもイケメンさんに売ってあげて!」と言っていたでしょう(笑)

 それではまたっ♪

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